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 息子の稼ぎ 2005年01月21日

一昨日の夜は、面白いことがあった。息子の太郎が、冬休みの間にアルバイトの予備校(TOMAS高田馬場校http://www.tomas.co.jp/)で「13万円稼いだよ」と私と家内のいるリビングに入ってきた。彼にとっては初めての大金らしい。本気で喜んでいる。

私は思いもよらぬ彼の喜びぶりに驚いた。それで「たまにはお父さんにおごれよ」と(冗談で)突っ込んでみた。たぶん「いやだよ」と言うと思ってそう突っ込んだ。私なら絶対にそんな“親孝行”はしないからだ。生まれてこの方、親にお金を返したこともプレゼントをしたこともない。実家に帰るのさえ、交通費が出なければ帰らない(それでも帰らない)私なのだから、自分で稼いだお金なんて一円たりとも渡すわけがない。

ところが、その息子が「何がほしいの」とやけに素直に言う。今度は私が驚いた。いつも間髪入れずに機関銃のように会話を続ける私が、5年ぶりくらいに言いよどんでしまった。「うん、寿司でもおごってよ」「いくらだよ」「3000円かな。栄寿司でいいよ」「いいよ。3000円なら」「太郎君すごい」(とそばで聞いていた家内の歓声)。あっという間の会話だったが、“なんで(たったの)3000円の寿司なのよ。寿司としても安いじゃないの”と逆に心の中で後悔。後から「やぱっり5000円」なんてさすがに大人の私としてはみっともなくて言えない。予期せぬ息子の反応に、私自身が驚いた結果が「3000円」だった。

私を支えてきた家内も倒れたし、こうなったら後は息子の太郎しかない。そう固く決意するのであった。

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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