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 iPhone 3GSを実際に使ってみた ― 速さは最大の機能(なぜ他の携帯電話が世の中に存在するのかが本当にわからない。 2009年06月28日

さて、iPhone 3GSの実機第一弾レポートです。

私は、iPhone 3GSは、まさに「IT革命」そのものだと思います。

孫正義は、iPhone 3GSの前夜祭で、「ライフスタイルに革命が起こる」と発言したそうですが、もう少し具体的にいえば、インターネットを初めて手元で使う気が起こるということです。

驚くのは、とにもかくにも速い。前回の記事(http://www.ashida.info/blog/2009/06/_iphone_3gs_iphone_3gs.html#more)で数値上の速さは、

メールの起動が約2.1倍
SimCityの起動が約2.4倍
メールに添付されたExcelファイルを開く速度は約3.6倍
New York Timesのアプリを開く速度は2.9倍
JavaScriptベンチマークテストの結果は、iPhone 3G(OS 2.2.1)が126秒だったのに対し、iPhone 3G(OS 3.0)では43秒、さらにiPhone 3G S(OS 3.0)では15秒
新たにOpenGL ES 2.0もサポート。
下り最大7.2MbpsのHSDPAにも対応する。

と報告しましたが、数値で言うよりも体感スピードははるかに速い。これは普通のネット商品の速度評価とは全く逆の現象。通常、「2倍」、「3倍」「速い」という数値データがあっても体感スピードはそれほどでもないことがほとんどだが、iPhone 3GSははるかに数値よりも速い!

たとえば、私のブログ(http://www.ashida.info/blog/)はすごく重いが、最速5秒で全てを読み込む(自宅無線LAN経由)。これは自宅の有線LANのネット接続(マンションの一階までが光接続、そこからはADSL接続の「フレッツ光」接続)に比べても決して遅くはない。というか実用的にはほとんど問題ない。スイスイ動く。

わかりやすいサイトで言えば、私のサイトよりも場合によっては重い「ミクシィ(MIXI)」のフルサイトもやはり5秒前後で全て読み込む。これは奇蹟としか言いようがない。もはや iPhone用サイトを特に使う必要はないのだ。

iPhone 3G「産経新聞」(http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0812/13/news011.html)も一気に(まさに五秒前後で)紙面が広がる。

ネット上のYahoo百科事典(http://100.yahoo.co.jp/)も内蔵の大辞林(http://bonno.idi-serve.com/?p=83)もほとんど同じ状態で使える。もはや「内蔵」ということ自体が意味がないかのように。

体感上7.2Mbpsどころではない。イーモバイル社のPCカードを経由して、ネットパソコンなどでブラウジングするよりもはるかに速い。こんな体験は初めてだ。

※「5秒前後」というのはすべて我が家のWi-Fi環境下(光+ADSL)です。今(夜中ですが)、マンションの外に出て、「3G」状態で、私のブログ、ミクシィ(MIXI)、産経新聞を読み込んだところ、7秒から8秒くらいでした。これでも充分速い。自宅のPC上の速さとiPhone 3GSとの 速さの違いは、大げさに言えば、IE(iPhone 3GS)とGoogle Chrome(PC)との違いくらいか(苦笑)。

今回、実機を操作してわかったことは、3.5インチのiPhoneモニタの大きさが、ブラウジングの速さによって完全に相対化されること。5秒前後でどんなに重いサイトも一気に読み込むようになるとサイズの小ささが気にならない。カーソルやスタイラスペンの操作から開放されている分、ますます小ささが気にならない。しかもこの小ささは片手で操作できるギリギリのサイズだから(これ以上大きくできない)、もはやこの大きさと速度と指による操作は美しく一体化していると考えた方がいい。

「速い」「遅い」とは要するにインターネット利用が手軽に行えるかどうかなのである。

もう一つ、このスピードによって、苦手だったカナ漢字変換が一切もたつきなく入力できるようになった。全くストレスがない。3.0バージョンからメール画面が横画面でも使えるようになったから(http://www.apple.com/jp/iphone/iphone-3gs/keyboard.html)、QWERTYハードキー付き携帯よりもはるかに使いやすいキーボードが出現したことになる。太い指でも全く誤入力がない。長いメールを打ちたい人には福音だ。3.0バージョンのiPhone 3Gでのメールの横画面利用は、もたつきが解消されていないためほとんど効果がないが、iPhone 3GSではその恩恵がそのまま活かされる。もちろんメールの読み込みも瞬時の速さだ。

さらに、3.0バージョンから加わったSpotlight検索(http://www.apple.com/jp/iphone/iphone-3gs/search.html)。iPhone 3GSの中にあるデータを串刺しで一挙に検索してくれます。連絡先、メール、カレンダー、メモは当然ですが、「シングル」の「シング…」を打ちかけたところ、竹内まりやの「シングル・アゲイン」と徳永英明の「シングル・アゲイン」(徳永の「シングル・アゲイン」は聞けたものではないのですが)が出てきます。どちらかをタップ(指タッチ)すればそのまま再生が始まります。

この串刺しの全文検索は1秒以内の瞬時に行われます。パソコンでさえあり得ない速さです(MAC利用者には周知のものですが)。旧iPhone 3G(失礼!)利用者も3.0バージョンにUPしさえすれば、このSpotlight検索は使えますが、旧iPhone 3Gでは、検索結果は瞬時ですが、そこから先のデータ展開がかなりもたつきます。

たとえば、私の場合、連絡帳は5000件くらいのデータが入っていますが、旧iPhone 3Gでは検索結果からそこをタップして実際の連絡帳データに展開するまで5秒から8秒くらいかかることもありました。しかしiPhone 3GSでは瞬時に開きます。たぶんSpotlight検索も本気で使うにはiPhone 3GSを買うしかありません。

Spotlight検索がこれほど瞬時に機能するとなれば、すべてのiPhone データ利用の入口になります。まずは「アプリを立ち上げて」という利用はすでに古い、ということです。電話であろうが音楽であろうがメモであろうが、Spotlight検索から始めればいいのです。それもあって、Spotlight検索はホームボタンを一回押せばすぐに立ち上がります(ホーム画面を通常利用の真逆の左へスライドさせても利用可能)。

こう考えると、速さは最大の機能UPです。まさに新型iPhone 3G「S」の「S」はSpeedの「S」であると言われるゆえんです。

もともと無理をしても、電話内に貧乏性的にデータをためずに、ネットとデータをやりとりするという思想(インターネット世界を自在に手元で利用する)から生まれたiPhone 3Gでしたが、iPhone 3GSによってやっとそのメリットが全面開花したと言うべき。しかもはるかに利用しやすい料金によって。iPhone 3GSがこの世にすでに存在するのに、他の「携帯電話」を買う人がいる(まだ持っている人がいる)、というのは、私には全く理解できない。世の中、というのは本当に不可解な場所だ。だから、私は「世の中」があまり好きではない(苦笑)。

以上、実機利用第一弾レポートです。みなさん、買うしかありませんよ。

※27日深夜0:00までにUPするとお約束したにもかかわらず、UPが遅れたのは、「光州5・18」(http://www.amazon.co.jp/光州5・18-スタンダード・エディション-DVD-キム・ジフン/dp/B001F96DH4/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1246122529&sr=8-1)という映画に(自宅で)見入ってしまっていたからです。

この映画、なぜ光州事件が起きたのか、いくらまじめに見ていてもさっぱりわからない映画なのですが、とにもかくにもこの映画に出てくるイ・ヨウォン(http://images.google.co.jp/images?rlz=1C1GGLS_jaJP294JP313&sourceid=chrome&q=イ・ヨウォン&um=1&ie=UTF-8&ei=nVJGSvzTBZiHkQXt9siWDw&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=565808833)が美しすぎて最後まで見てしまいました。『純情』(http://www.amazon.co.jp/純情-DVD-BOX-1-リュ・ジン/dp/B0019BF4PU/ref=sr_1_14?ie=UTF8&s=dvd&qid=1246122750&sr=8-14)をAMAZONでワンクリックお急ぎ便で頼んでしまいました(苦笑)。

※なお、iPhone 3GSは、形の上ではiPhone 3Gと全く同じです(重さが2グラム重いだけ)。カメラ穴の位置も大きさも全く同じ。だから背面カバーなどのオプションはすべてiPhone 3Gのものが使えます。私はカバーや液晶保護シールなどのばかげたオプションは全く趣味ではないのですが、このiPhone 3Gだけは透明の背面カバー(http://item.rakuten.co.jp/lauda/ppk-71/)を付けています。漆仕上げのような美しい仕上げを傷つける気にはとてもなれなかったからです。だから現在のiPhone 3G利用者は、無駄な買い物をする必要はありません。

※ついでに、現在のiPhone 3G利用者は、USIMカードを差し替えるだけで、そのままiTunesに接続すれば何もしないでも設定が済みます。アカウント設定も連絡帳も音楽やアプリもそのまま何事もなかったかのように移行できます。iTunesさまさまです。iTunesを使ったことがない人は最初大変でしょうけれども、一度使い始めるとiTunesなしに携帯電話を(安心して)使うことはできないはずです。携帯電話そのものがハードとしてどうなろうが、iTunesはいつでも今の自分のiPhoneを100%再現できます。→にほんブログ村

※ただ、30.バージョンはまだ若干バグがあるようだ。使用上特に支障はないが。

(Version 10.0)

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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