最近、イチローは、勝負がほとんど決まってからの活躍しかできていませんでしたが、今日もそうでした。

でも、終わった後、川崎がインタビューに答えて、「僕が塁に出ると、イチローさんが必ず打ってくれるんですよ」と言ったときは、思わず、涙が出てしまった。

イチローが不振なところが、オールジャパンの求心力を一層高めているのかもしれない。今日の勝利は川崎の活躍が決定的だったが、その活躍の中心にいた人が、「僕が塁に出ると、イチローさんが必ず打ってくれるんですよ」と言うのだから、私が泣いてもしようがないではないか。

川崎は、そう答える前に、「先発出場は今日が初めてでしたね」と聞かれて、「僕はいつも出ていますから」。「ベンチで参加していますから」「ベンチにいても出ていますから」と何度も繰り返していた。立派な選手だ。日本野球は75年経って、川崎のような立派な選手を輩出した。

そんな立派な川崎に、「僕が出るとイチローさんが打ってくれる」なんて言われて、イチローは本当に幸せな人だ。強い人はいつでも孤独だが、川崎は、そのことをベンチのイチローのそばで一番感じていたのだろう。川崎も幸せな人だと思う。日本野球万歳の1日だった（泣）。

（Version 1.0）

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