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 大学生の就職活動とキャンパスライフの意味 ― 大学生が勉強しないで就職できる理由 2009年03月06日

息子の太郎が久しぶりに、ブログを更新した(http://blog.livedoor.jp/taro_0726/)。こんなことでもない限り、我が家には息子との交信がない(苦笑)。いつ「オレオレ」詐欺の電話がかかってきても騙される状態だ。

病院に入院している家内が、なぜか、その息子が卒業直前にまとめた就職活動記が「面白いわよ」と病院からメールを送ってきた。そんなものがあるとは聞いていたが、「送ってよ」と返信したら、すぐに送ってきた。

息子は大学時代「稲穂キッカーズ」(http://www.inahokickers.com/)というサッカーの同好会に入っており、4年間活動してきた。この同好会はあの岡田監督を輩出した同好会でもあり、息子の2007年度には全国制覇している本格的な同好会。就職活動でも人事部に名前が通用するくらいの同好会だったらしい。その同好会のメンバーの就職体験記を、後輩のために息子が編集人になってまとめたものが以下のもの(作成は2007年夏~秋だったと思う。卒業したのは昨年3月)。

これを読んでいると、大学生の就職活動の実体がよくわかる。大学の本領はいい意味でも悪い意味でもクラブ活動も含めた「キャンパスライフ」であることが手に取るようにわかる。

出てくる企業は、テレビ朝日、インテリジェンス、りそな銀行、大和証券SMBC、SONY、みずほ銀行、IHI(石川島播磨重工業)、三井住友銀行(AV部門)、全日本空輸(特定地上職)、大和証券(エリア総合)、三井住友銀行(エリア総合)、三井物産、電通、博報堂、三菱商事、宮崎テレビ、トランスコスモスなど。

ここ2ヶ月は大手企業の採用が本格化する時期であるが、こんなちゃらけたレポートでも若い人たちにはお役に立てるかもしれない。

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●就職活動出陣に当たって     稲穂2006副主将 芦田太郎

みなさんはこれから本格的に就職活動を始めるわけだが、今どんな思いだろうか。

「とりあえず内定取れるとこ取って早く終らせて遊びまくろう。」
「絶対に○○に行きたい!!」
「就活って何?どうすりゃいいの?」
「めんどくさいけどやらなきゃなぁ…」
「まぁ~なんとかなるっしょ」

こんな感じだろうか。

思いはそれぞれ違うだろうが、まず始めにこの情報誌は「何のために」作られたのか、そして、「なぜ」作られたのを説明させていただきます。

 当たり前だが、この冊子の1ページ目に当たるこの文章を読んでいるあなたは稲穂キッカーズに所属している早稲田大学の学生である。

 稲穂キッカーズは伝統があり、みんな真剣で、とてつもなく熱いサークルだ。「サークル日本一」という一つの大きな目標を100人近くのプレイヤー・マネージャーが共有し、その目標を達成するために、あらゆることを犠牲にして、苦悩しながら進んでいく。そして目標を達成する。そんなサークルは早稲田大学にも、全国どこの大学にも他に無い。

 そんな素晴らしいサークル稲穂キッカーズだが、僕にはどうしても一つ引っかかっていたことがあった。

ご存知の通り、稲穂には長い伝統があり、その伝統継承も非常に強固なサークルだ。今でもOBの方々の支援、応援があり、入学当時は稲穂の熱さに戸惑っていた1年生も、先輩の姿を見て、そして時には飲み会で熱く語り合い、マガ杯、リーグ戦と経験していくうち次第に稲穂というサークルにのめり込んでいく。このシステムは、完璧に近い形で毎年繰り返され、稲穂の強さの大きな要因となっている。

 だがどうだろう?稲穂を引退し、活動の場が「就職活動」に移り変わった途端、その強固で完璧な継承システムは破綻する。少なくとも僕、否、僕らの代はそう感じた。

例えば、ある先輩に「就活不安なんですけど…」と気軽な気持ちで話を持ちかけてみる。すると返ってくる答えは十中八九「何とかなるよ!!!」である。今までは、「日本一」という崇高な目標を掲げて活動してきたにも関わらず、自分の人生の一大イベントである就職活動を、「何とかなる」といういわばテンションで乗り切る的な、稲穂の一番悪いところ丸出しスタンスで適当に迎えるというのは、あってはならない事態である。後悔先に立たずでは笑えないのである。

と、いうわけで、僕らは立ち上がった。

 ちょー極端なことを言えば、「長い人生で見れば、日本一を取ることより、就活を本気でやって、自分が本当に行きたい企業に就職する」ことの方が大事なのだ。

しかし現在の世の中ってのは、世も末で、「なんとかなる」という言葉通り、幸か不幸か早稲田卒という一種のブランドを引っさげるだけで採用して頂けるありがたーいウンコちゃんな企業が増え始めているために、現実問題なんとかなってしまうのである。

 実際今年2007年は、メガバンクはそろって1000人を越える採用。そして大手メーカーやベンチャー企業も例年に無いほどの大量採用。もちろん本気で悩みに悩みぬいた末に、こういった大量採用に企業に就職することを決断する人たちを決して否定しない。だが、「なんとかなる」というスタンスで臨み、「とりあえず内定もらえたし就活やめちゃおう」と、志半ばで就活やめちゃう人たちが少なからず存在する。いや、多数存在する。そんな多数派になって欲しくない。だって、君達、というか僕達は「稲穂キッカーズ」に所属していたのだ。

僕は稲穂で「やり切る」という言葉を知り、学んだ。もっと遊べて、飲んで、気楽に、楽しく学生生活を送れるサークルが多数あるにもかかわらず、稲穂キッカーズというドSなサークルを選んで、学生生活全て注ぎ込んで「やり切った」らそれで終わりで良いのだろうか? その惰性で就活をやって良いんだろうか? 答えはNoだ。

むしろ勝負はこれからだ。「サークル日本一」を目指した後は、もっとでかい「社会」というフィールドが待っている。そのフィールドで戦っていくために、自分の力や可能性を最大限に発揮できる「企業」を本気で探すべきだ。その作業を怠る奴の気が知れない。

もしかしたら社会というフィールドで戦うために「企業」という組織に属することが自分にとって適していないかもしれない。例えば、資格試験に没頭することが自分にとって一番の社会と戦える術を持つための近道かもしれない。経営学を勉強してベンチャーすることかもしれない。そんな風に自分の「進路」について真剣に考えるのが就職活動だ。

大いに悩めば良い。ていうか悩まないはずが無い。だって自分の人生左右する会社を選ぶんだから。「つまんなかったら辞めれば良いや」程度のモチベーションで就職活動に臨むウンコちゃんには魅力も未来もない。

アトラス終わりくらいからで良い。真剣に自分と向き合って、色んな企業を見て、色んな先輩や友達、そして親と話して、自分の「進路」を決めて欲しい。幹事学年が一度しかないように、就職活動も一度しかない。やり切るしかないじゃないか。

この情報誌の作成に当たってはその手助けを少しでも出来れば良いと思っている。

さぁ、戦いはこれからだ。これからの数ヶ月、「やり切ろう」ではないか。


■就職活動に役に立ったノウハウ本・問題集(編集:芦田太郎)

今の時代、大きな本屋に行けば必ずと言って良いほど「就活コーナー」というものが存在し、そこには「おいおい、SPIだけでこんないっぱい問題集あんのかよ!!どれが良いのかわかんねーよ!!!」と半ばヒステリックになりそうなほど様々な就活本が溢れている。

そこで途方にくれてしまった少年少女たちは、悪い大人たちが金儲けのために出版した就活本を一通り(①ES本 ②面接本 ③SPI本 ④業界本)買ってしまう。そして大して読まずにゴミ捨て場行きだ… 嗚呼、お金もったいない。

そんな悲劇的ストーリーを回避するために、このコーナーを設けた。

稲穂2006メンバーに「役に立った就活本はありますか?」というアンケート調査を行い、その回答を以下に掲載する。

役に立った就活本
・『就職ジャーナル』(雑誌)Byリクルート(390円)
毎月リクルートから発行されている雑誌。毎月買う必要はないが、10月以降あたりの号を2・3冊買えば就活の基本情報・マナーなどは頭に入るようになっている。390円という非常にお手ごろな価格なので1冊は手元に持っておこう。役に立つ。

・『絶対内定』シリーズ ダイヤモンド社(1200円~1900円)
このシリーズは就活本の定番となっている。
①自己分析 ②ES ③面接 ④面接の質問 ⑤トップ内定のビジュアル の全5冊。

稲穂2006のメンバーもお世話になったという人が数人いた。立ち読みレベルから購入熟読レベルまで様々であったが、特に①②を利用している人が多かった。①は偉人の就活ストーリーばかり書いてあるし、クソみたいに時間がかかる自己分析方法が掲載されているので立ち読みでも充分な感は否めない。あんまり熟読したり、鵜呑みにしたりすると逆に焦る。特に就活スタートが遅い僕ら稲穂人にとっては、①に掲載されているような自己分析を行っていたら逆に鬱になる。だから立ち読みをしてモチベーションを上げる程度に利用するのが吉。

②に関しては、かなり多くの業界・企業のES例が掲載されているので役に立つ。こっちは買ってゆっくり見るのが良いかもしれない。ただ、この「絶対内定」全シリーズに共通することだが、掲載されている内定者たちはとんでもない偉人だらけなので、あんまり熟読すると「俺ってちっぽけな人間だ…」なんて逆効果になりかねないので、鵜呑みにせず、あくまでも「参考」程度に利用しよう。

・『これが本当のSPI2だ!』 SPIノートの会(1470円)
SPI系の問題集は山ほどあるが、これ以外のSPI問題集は簡単すぎて役に立たない。算数や国語がとてつもなく苦手な人は、一番売れ筋のSPI問題集を適当にチョイスして始めても良いかもしれないが、早大生ならこれ一冊をやりこめば充分だと思われる。何冊もやる必要はない。これ一冊をしっかり極めよう。それでSPI対策は充分。

・『CAB・GAB完全突破法!』 SPIノートの会(1575円)
総合商社や金融の中で出題する企業があるCAB・GAB。そっち系を目指すならばこの1冊はやっておくべき。SPIはクソ文系じゃなければ、正直付け焼刃的な知識で乗り切れる場合もあるが、CAB・GABに関してはそう簡単にはいかないかも。ってことで、この一冊をしっかりやりこもう。しっかりね。筆記で落ちるのは一番悲しいから。

・『日経エンターテイメント』(雑誌)(500円)
マスコミ受ける人は読んだほうがいいといわれている。が、テレビをよく見ていて、流行に疎くなければ読む必要性は特にないと思う。ちなみに私、芦田太郎は読んだことないが、テレ朝同期の内定者で読んでいた人が割といたので載せておいた。

・『クーリエ・ジャポン』(雑誌) BY講談社(580円)
芦田個人的なお薦めの月刊雑誌。「世界は日本をどう見ているのか」「日々起こる世界中のニュースを、海外の現地メディアはどう報じているのか」というコンセプトで、全世界1000以上のメディアからの抜粋した記事を和訳して掲載している雑誌。様々な国・角度から様々な興味深いニュースを知ることが出来て下手に新聞を読むより役に立ち、かつおもしろく、読みやすい。そして知識も一気に増える。一挙両得。読むべし。

筆記試験対策を怠るな!!
とまぁこんな感じ。その他に多かった回答としては「特に無い」。いかにも稲穂っぽい回答だと思いがちだが、実際に就活本の価値はそんなもんである。本当に役に立った本は?と就活後に聞かれると「特に無い」となってしまう。要するにお金の無駄って事。

とは言いながらも、筆記試験対策は決して怠るべきではない。「早稲田だし何とかなる」なんていうマーチの人に刺されるような天狗発言は控えて、上に書かれている問題集をしっかりやりきろう。特に僕らはド文系が多いんだから。SPIには算数がある。算数から長年遠ざかっている僕らは勉強するべきなのだ。

そして何よりも筆記試験で落ちてしまっては、「面接」に進めない。これでは当然みんなが自慢したくて仕方ない「稲穂生活」も語れない。どうしようもない。決して満点を取る必要はないが、筆記試験は通過点の一つに過ぎないことは確実なので、しっかり1冊の問題集をやりこもう。筆記で落ちるのは一番むなしく、悲しいのだ。マジで。


●稲穂人としての「自己分析」・「自己PR」とは? (編集:芦田太郎)

①自己分析
これから就活を始めるに当たって様々な壁にぶち当たるわけだが、まず避けて通れないのが「自己分析」である。では、自己分析とは何か? それをこの項目では考えていきたい。というか、君達の「自己分析」の手助けを出来ればと思っている。

いわゆる鼻くそみたいなノウハウ本に記されているような自己分析方法に、我々稲穂人は頼るべきではないし、そんな方法を参考にするべきではない。

自己分析とは読んで字の如し「自己」を「分析」すること。

つまり、「生まれてから大学3年生現在までの自分を振り返り、自分は何を考え、何を軸に生きて、何をしてきたのか、そしてそれを踏まえ、自分はこれから社会に出るに当たってどんな職種・企業に向いているのかを考えること」が自己分析である。

ここで勘違いして欲しくないのは、もちろん小中高時代の自分が成し遂げてきたこと、経験したことも非常に大切であるが、あくまでも面接やESで問われるのは、「大学でやってきたこと」である。稲穂人にとって、いうまでも無くこの問いに対する答えは「稲穂」である。そうじゃない奴は存在するはずが無い。

とは言っても、小中高時代の自分があるからこそ今の自分がある。中には小中高時代に人生のピークを迎えた人間も少なからずいるかもしれない。が、しかし、少なくとも稲穂に所属していた人間にとって、小中高時代というのは今の自分を説明するための一要素に過ぎずないわけであって、そもそも就活の面接で小中高時代の自慢話を延々とする奴に未来はない。

その点、我々稲穂人は強い。稲穂というサークルに3年間所属し、「やりきった」のだから。

ここでやっと本題に入るわけだが、では、「稲穂人としての自己分析」とは何だろうか?
意外にここで結構つまずいたりしちゃうのだ。
役職についている人間はわりとこの問題をスッとクリアできる。

なぜならば、役職につくことで「自分の仕事・役割」がハッキリするからだ。

「自分の仕事・役割」がハッキリするということは非常に大切で、自分なりにやるべきことが明らかになることで、そこには責任が生じ、「自分の仕事・役割」をこなすためにはどうすればよいのか、どうするべきかを考えるようになる。

この一連の過程は非常に重要で、「自分は幹事学年においてどんな役割を求められ、どんな役割を担うべきなのか」ということを幹事学年一人ひとりが本気で悩み考えることで、学年は一つにまとまる。この、「稲穂における自分の仕事・役割」を理解・整理し、その結果稲穂にどんな影響を与え、自分なりにどんな結果を残せたか」を考えることが「稲穂人としての自己分析」なのだ。

これは役職についていないプレイヤーやマネージャーも同様に行うべき思考であり、これができてない奴は面接で稲穂について質問されても、「ちょっとまじめで熱いサークル」程度にしか答えられないし、伝えられない。

アルバイトであろうと、学校であろうと、サークルであろうと、ある集団に所属する人間は、その集団における自分の役割・ポジションを把握しなければ、周りとの融合は困難になるし、組織も円滑にまとまることが難しくなる。

先述したように、役職や試合に出ている選手達は「自分の役割」をわりとすんなり明確化させることが出来るが、役職についていない人間や、試合に出ることが出来ない人間は明確化させることが非常に難しい。この高い壁を各自が乗り越えなければ、学年はまとまることが出来ない。今これを読んでいる人たちは少なくとも稲穂を3年間やりきった人たちだ。

幹事学年を経験し、毎日稲穂のことを考え、ミーティングをし、意見をぶつけ合い、試合に勝って喜び、負けて泣いた。そんなとてつもなく貴重で、密度の濃い時間を過ごしてきた僕ら稲穂人ならば、「稲穂における自分の役割」が何であったかという問いの答えを導き出すのにさほど苦労しないはずだ。

導き出せたならば、それを言葉にし、ESや面接で思う存分表現すればいい。

②自己PR(稲穂PR)
そしてもう一つ重要なのが、「稲穂キッカーズ」という集団の特性を面接官に伝えるという作業である。ここをうまくやらないと、稲穂人としての自己分析を完璧にこなしたとしても何の意味もなくなってしまう。

稲穂に所属していた人間ならば、「稲穂キッカーズ」の素晴らしさは誰よりもわかっている。でもこれから君達が対峙する面接官たちは、当然ながら稲穂キッカーズについて何も知らない。無知な彼らにとって、稲穂キッカーズは所詮「サッカーサークル」の一つであり、アルビオンや、百姓一揆とてんで変わらない。

そんなの許されるだろうか? 許されるはずが無い。

そこで僕らは焦って、「日本一」や、「県選抜クラスの選手がたくさんいる」とか、「朝練がきつい」とか、「遅刻に厳しい」とか、何とかインパクトを与えようとして、稲穂キッカーズの本質的なすごさや素晴らしさを伝えきれずに終ったりする。

そんなの許されるだろうか? 許されるはずが無い。

稲穂キッカーズの素晴らしさは、その「自発性」にある。サークルと体育会との決定的な違いは、絶対的な命令系統が存在しないというところにある。つまり、体育会には「監督」という絶対的な支配者がいるのに対し、サークルには役職や上下関係はあるものの、基本的に、みなの権力は平等である。キャプテンのいうことは絶対ではないし、中高時代のように監督の機嫌次第で理不尽に走らせられるなんてことは、サークルでは絶対にあり得ない。つまり僕らは対等なのだ。

何が言いたいかというと、絶対的な命令系統が存在する組織というのまとまりやすい。

なぜなら命令系統が上下一方通行だからだ。良い例はお隣の国北朝鮮を見れば良い。

体育会では、監督に理不尽だ!とはむかう人間に未来はない。

だが僕らの命令系統はフラットだ。理不尽だと思ったり、おかしいと思ったら、僕らは容赦なく文句を言い、徹底して話し合う。これが体育会には無い「自発性」だ。しかも稲穂という集団では、この「自発性」が非常に高いレベルで達成されている。マネを含めた100人近くのメンバーが、本気で稲穂を良くするため、強くするためにはどうするべきかを考えている。

学年ミーティングをしたり、全体ミーティングをしたり、ポジションごとにミーティングをしたり。そしてさらに個人のモチベーションの高さも尋常ではない。どうすれば自分がもっと上手くなれるか、試合に出れるのか。どうすれば稲穂に貢献できるか。特に幹事学年はこの自問自答の繰り返しだ。こんな自発性に富んだサークルは稲穂以外に存在しない。その結果というか、証拠に、週3回出席制の朝練や、合宿、遅刻への厳しさ、試合中の熱い応援などがあるのだ。これを説明できなければ、稲穂の良さは伝えきれない。

稲穂の話を少しでもすると、面接官はきっと「なぜ体育会に入らなかったの?」と聞いてくるだろう。

あなたならなんと答える? 

その答えはこのページを読めばおのずとわかってくるのではないだろうか。というか、3年間稲穂に所属したあなた達ならばこのページを読まなくても答えられるのではないか。

絶対的な命令系統が存在する体育会よりも、自発的に自主的に高い目的意識を持って、フラットな命令系統の中で切磋琢磨する方が、はるかに魅力的で、はるかにエキサイティングだと思わないだろうか? 

ミスチルだって「高ければ高い壁の方が登ったとき気持いいもんな」と歌っている。

そんな稲穂に惹かれたからこそ、僕らは様々なものを犠牲にして、稲穂キッカーズに3年間を費やしたんじゃないんだろうか? 「なぜ体育会に行かなかったのか?」なんていう愚問には、自信を持って答えられるように整理し、準備しておこう。まぁここまで読み進めれば、それは容易いことだということが自明であろう。あとはプラスアルファで自分なりに考える稲穂の魅力、稲穂における自分の役割をまとめ、整理し、言葉にしよう。そうすれば自ずと道は開ける。

気が付いたら自己分析も自己PRも終っている。

それが僕ら稲穂人の自己分析、自己PRだ。


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業界・企業研究・選考情報

さて、ここまで「編集:芦田太郎」ばかりであったこの情報誌であるが、ここからは我ら「稲穂2006」のメンバー各自が後輩のために作成・編集した選考情報をお届けする。

我々稲穂2006メンバーそれぞれ激闘の記録である。大いに参考にしていただきたい。また、何人か芦田の友人にもご協力いただいた。この場を借りて感謝したい。企業名50音順に掲載する。


●アクセンチュア(外資系コンサルティング)By TH君
住所:〒107-8672 東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ
採用HP → http://careers3.accenture.com/Careers/Japan/Campus/

2008年度新卒募集人員
→総合職:約300名

企業概要
アクセンチュアは、IT/システム系設計・開発・運用だけでなく、マッキンゼーやボストン・コンサルティング・グループと並び戦略部門を持っていることが特徴でもあり、また世界的なシステムインテグレーション企業のアウトソーシング化の流れに先立ち、アウトソーシングにも注力している。従業員数は世界で約16万人。シカゴとクアラルンプールにEducation Centreを置き、社員研修を世界合同で行っている。

社内組織はマトリックス状に業界グループとサービスライン(技術)があり、それぞれ一つずつ所属し、2つの重なった部分が個人(コンサルタント)の専門分野となる。業界グループは、官庁、製造業、通信ハイテク業、資源エネルギー業、金融業で、サービスラインは戦略、SCM、CRM を初めとして多々あるが、社会状況によって区分は変えている。社員はプロジェクト制で主に、国内・海外のクライアント企業に駐在して仕事をする。そのため、管理部門以外は個人の机を社内に持たない。企業風土を表すスローガンは、”high performance delivered”となり、高いパフォーマンスを発揮できない場合は退社または異動することになるので人材異動が激しい。


選考試験情報(編集:TH君)
■内定までのフロー(表向きの選考フローは一切公表されない)
<エントリー> 当HP上にてインターンへ申し込み、かなりのボリュームで、ここで結構絞られる
<1次選考>エントリーシート提出、webテスト
<2次選考>グループディスカッション
<3次選考>若手社員との1次面接
<4次選考>最終面接
・ 備考
エントリーシートは、800字制約の項目がいくつかあるためかなり大変。グループディスカッションはコンサル業界を志望する人にとっては最重要フロー。しゃしゃりでないこと、周りの空気を読むことも大切だが、やはり多くの発言をすることによって面接官に印象付けることが第一。この手の本はいくつも出ているため、目を通しておくことをお勧めする。面接は、人によって高圧的に責められることもあるが、間をおかず自分の思ったことを話せればよい。

■学生情報
名前:TH君(2004年度入学)
学部学科:理工学部経営システム工学科 ゼミ:吉本研究室、ロジスティクス・プラントエンジニアリングゼミ
成績:中の中

■会社訪問
日時:リクルーターの紹介により、興味のある部門の社員を訪問。2月後半。
当日の状況や感想:大変優秀な方で、様々なアドバイスを頂いた。
アドバイス:OB訪問はほぼ不可能です。2月前半にある学生会館で行われる早稲田大学のためのセミナーに参加することで、社員の方、内定者の方に触れるチャンスがあります。僕は、そこでリクルーターの方に名前を覚えていただきました。今年度は僕も呼び出されると思うので、よかったら社員の方を紹介します。

■筆記試験
内容
→webテストで、時間がないため十分練習をしたほうがよい。科目は国語と数学。

■グループディスカッション
日時:2月後半
形式:学生7人対社員1人
面接官:1人
当日の状況や感想:いいメンバーに囲まれると、議論が非常にスムーズに進む。協調性を大切にしながら、しっかりと自分の意見をいうのがよい。反論をしても論理的に正しければよい。

■1次面談
日時:3月半ば
形式:面談(30分程度)学生1人対社員1人
当日の状況や感想:エントリーシートに記入したことについて、いくつか質問される。さらに、面接終了後に質問があるかを聞かれるが、ぜひ質問をしておくとよい。たとえば、コンサルは自社でリスクを負わずアドバイザーとしてフィーで設けているが、それについてどう思うのか、なにを目標に仕事し、何を得たのか等、面接官にしか答えられない質問が望ましい。

■2次面談
日時:3月後半
形式:面談(30分程度)学生1人対人事1人
当日の状況や感想1次とは違い、会社に入ったら何をしたいか、キャリアプランを明確に持っているかなどを聞かれる。

内定は外資系のためすぐに出る。

全体を通しての感想、アドバイス
外資系ではあるが、英語の試験もなくコンサルに興味ある人にはお勧め。どこの会社に入っても仕事は厳しいと思うが、ここは激務で有名。自給換算すればマックのほうが儲かるらしい。コンサルという業種は、自分たちの技術、ノウハウを売っている業界で、論理的思考力と行動力が必要である。その他にも多くの外資系コンサルがあるので、興味がある人は連絡ください。ある程度有名な外資は分かります。(コンサル、金融)

技術系(メーカー)、コンサル、証券、投資銀行に興味ある人は、ある程度アドバイスができると思うので連絡ください。以下に受けた会社を載せて置くので興味があったら連絡ください。ただし、外資系の採用は1月から始まるため、できるだけ早く就職活動に取り組むようにしてください。自分としては自己分析が大切で自分をしっかりもっているやつが多くの内定を勝ち取っているように思います。

実際に受けた会社、周りに受けた人がいて多少情報を持っている会社
証券:大和證券SMBC、野村、みずほ、大和、バークレーズ、JPモルガン、ゴールドマンサックス、ドイツ銀行
コンサル・シンクタンク:アクセンチュア、大和総研、野村総研、日本総研、A.D.Little、ブーズアレン、ベイン、モニターグループ、ボストンコンサルティング、トーマツコンサルティング、アビームコンサルティング、マッキンゼー&カンパニー、ローランドベルガー、IBMビジネスコンサルティング
メーカー:キーエンス、松下、富士通、ホンダ、トヨタ、日立、キャノン、ソニー、山武、花王、コーセー、P&G、リコー
航空:ANA、JAL
建設:大成、鹿島、清水、ゼネコン各社
IT:IBM、マイクロソフト、インテル


●IHI(石川島播磨重工業)By JT君
住所:135-8710東京都江東区豊洲三丁目1番1号 豊洲IHIビル
採用HP → http://www.ihi.co.jp/ihi/recruit/ihi/ihi/index.html

2008年度新卒採用者数 総合職:230人(理系:約180名 文系:約50名)

企業概要
株式会社IHIは、重工業を主体とする製造会社である。旧社名は石川島播磨重工業株式会社。2007年7月1日より、従来略称として用いてきたIHIを正式社名に変更した。
元来独立系の企業だが、旧石川島重工業の社長だった土光敏夫が、三井系の電機メーカーである東芝の再建に関わって以来、東芝と密接な関係にあるため、三井グループを構成する二木会(社長会)及び三井業際研究所(二木会直轄のシンクタンク)に加盟している。一方、旧石川島重工業と旧第一銀行とのつながりからみずほフィナンシャルグループの大株主であり、メインバンクはみずほコーポレート銀行である。さらに旧播磨造船所と旧三和銀行とのつながりから三菱東京UFJ銀行とも接点を持つ。

企業情報
幕末以来150年を超える歴史を誇り、重機・造船などの重工業において、日本を代表する名門企業の一つである。日本の工業技術をリードしてきた企業の一つであり、国鉄(現在のJR)東京駅の丸の内側本屋建設(1914年開業)、永野治による日本初のターボ・ジェットエンジン開発(1945年完成、第二次世界大戦での日本敗北の直前)、日本国内最大の大型海水淡水化装置建設(1967年、長崎県外海町(現長崎市)池島)、東京湾アクアライン工事用シールド掘進機納入(1997年)、明石海峡大橋のケーソンやタワー(主塔)の建設(1998年開通)など、その業績は数多く存在する。

そのため、同社のトップは政財界において大きな発言力を持ち、社外においても様々な場面で重用されてきた。最近では同社会長の伊藤源嗣が日本経済団体連合会(日本経団連)の評議員会副議長を務めていた(就任時は社長、2003年~2007年)。1980年代に中曽根康弘首相が進めた行政改革においては、その基本方針をまとめた第二次臨時行政調査会の会長を同社出身の土光敏夫(当時は経団連(当時)会長)が務め、その主要政策として実行された日本電信電話公社の民営化では真藤恒が同公社の最後の総裁、及び日本電信電話株式会社(NTT)の初代社長としてその移行を実現させた。また、稲葉興作は1993年~2001年に日本商工会議所の会頭であった。一方、名門であるが故に、日本企業の持つ構造的な問題点を抱えているとも指摘できる。その一つとして、各種公共事業における談合に同社が積極的に関与しているという疑惑が持たれており、2005年に発覚した橋梁談合事件では法人としての同社と個人としての同社元社員が起訴された。

選考試験情報(編集:JT君)
■学生情報
・JT君
・学部学科:国際教養学部
・成績:優・良・可の数 優16 良11 可16

■会社訪問
OB訪問はしていません

■筆記試験
・日時:4月3日
・内容 小論文。(学生時代がんばったことA4の紙1枚半、ゼミの研究テーマについてA4の紙半分)
(内定後にSPIとTOEICは受験)

■面接、グループワーク
■第一回(月日)リクルーター(3月26)
・形式:30分
・面接官:2対2 (若手社員:四年目と二年目の早稲田出身)
・当日の状況や感想:面接といより、学生がIHIについてわからないことをひたすら30分間質問@食堂(笑)僕はまったく用意していかなかったので、結構きつかったが、隣の子が質問をたくさんしたから助かった。(ちなみに彼は2次で落ちたと聞かされました。)

■第二回(月日)リクルーター(4月3日)
・形式:30分の面接
・面接官:2対1 (7年目と2年目の早稲田出身者)
・当日の状況や感想:今回は7年目の方がいろいろ質問@食堂。ESにそってやりたいこと、学生時代がんばったこと、最近読んだ本、ゼミの研究テーマ、ベトナムのドイモイ政策は成功したかしてないか、中国経済の動向、LNGは好きか嫌いかなどなど。いたって和やか。
 

■第三回(月日)係長クラス(4月13日)
・形式:20分
・面接官:3対3 (全員10年目ぐらいの早稲田出身の社員)
・当日の状況や感想:始まる前に早稲田のリクルーターの方がいろいろ情報を教えてくれ、かつ面接官に売り込んでくれる。形式はいたって和やか、みなさんすばらしい方でした。場所は前回と変わり、本社の1室です。三次面接は、質問がガラッと変わる。①サークルと海外留学以外に学生時代がんばってきたこと、②私生活を含めた将来像、③希望配属部署、④採算がとれるかとれないかわからないが、うまくいけば高収益のインドと、確実にうまくいくが、低収益のオーストラリア、自分ならどっちに挑戦したいか(理由は問わない)⑤志望度以上。
あっという間です。
  
■第四回(月日)課長クラス(4月20日)
・形式:20分くらいの面接
・面接官:2対1 (二人とも15年目くらいの早稲田出身)
・当日の状況や感想:今回が事実上の最終選考。ここを通過できるかできないかにかかっている。今回も早稲田の方が売り込んでくれる。俺は前日にリクルーターの方と会って仕事のこととかで分からないことを聞きました。
本番はほとんど稲穂の話と留学の話ぐらいしかしなかったが、他の内定者の話では色々仕事内容を突っ込まれた人もいる。運です。その日の夕方に連絡あり。

■第5回部長クラス(4月25日)
形式:25分ぐらい
面接官:2対1(早稲田のOB)
今回は一応一番偉い人に会って、「これから頑張ろう!」的な感じです。上にも書きましたが、前回の方が重要っぽいです。でも、油断は禁物です。一応一通り今まで質問されたことなどは聞かれます。俺はかなり「中国にこれから進出するために重要なことは?」っ聞かれて、かなりやばかったです。でも、もう握手前提なので大丈夫でした(笑)
第六回人事面接(4月27日)
形式:20分×2回
面接官:人事採用グループ長(1対1)
人事部長(1対1)
これも前回と内容は同じです。でもここで正式な内定って形みたいです。
 
■全体を通しての感想、アドバイス

うちの会社はリクルーターがつくという極めて特殊な会社だと思う。他の企業じゃありえないからね。それだけ学閥とかあったり、古い体質ではあることは確かです。全体を通して思ったのは、やっぱり自分の将来をしっかり考えることだと思う。ただ「やりたい!」とかじゃなくて、もっとしっかりした根拠とか、社会にこれからどう貢献していくかとか。僕は正直今考えると、全然足りてなかったと思う。だから全然うまくいかなかったと思う。志望動機も会社情報もエントリーシートも全てが不十分だったと思う。でも運よく一番行きたかった業種に採用されて良かったです。

あとはやっぱり向き不向きと運次第では。

やっぱり面接官一人ひとりで対応はガラッと変わし、いくら行きたくても会社に向いてない性格だと判断されたら落とされますから。まぁ~嘘はつかずに、ちゃんと自分をアピールして頑張ってください。
(ANAに興味ある人は聞いてください、4次で落ちましたがアドバイスぐらいは出来ると思うので。以上。



●株式会社インテリジェンス(人材紹介、人材派遣業など)By TI君

住所:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 27F・28F
採用HP → http://www.inte.co.jp/recruit/new/index.html

2008年度新卒採用数 総合職:520人

企業情報(By Wikipedia)
アルバイト紹介事業やメディア事業に強い学生援護会と事業の相互補完をする目的で、2006年7月1日に学生援護会を吸収合併。リクルートに次ぐ規模となっている。

取締役会長の宇野康秀は創業者であり、合併直前までは33.11%の株式を保有する筆頭株主であった。宇野康秀が、父親の死に伴いUSEN(旧・大阪有線放送社→有線ブロードネットワークス)の株式と経営を引き継いだことから、USENとは兄弟会社といわれていた。

株式会社学生援護会との合併に際して、USENが学生援護会の筆頭株主であったカーライル・ジャパン・パートナーズLPから学生援護会株式の40.01%を取得したため、合併によりUSENが第2位の株主(17.45%)となった。さらに、2006年7月27日には、USENは筆頭株主の宇野康秀からインテリジェンス株式21.57%も取得。USENが40.04%の株式を保有することとなり、USENグループ入りした。

■選考試験情報(編集:TI君(副主将))
■内定までのフロー
<エントリー> リクナビ上でエントリー
<1次選考>説明会&グループワーク
<2次選考>グループ面接
<3次選考>適性検査
<4次選考>個人面接
<5次選考>最終面接

■学生情報
名前:TI君(2004年度入学)バイトの鬼
学部学科:教育学部社会科社会科学専修 ゼミ:花田達朗ゼミ
成績:中の中

■1次選考(会社説明会&グループワーク)
日時:3月13日 atベルサール神田

リクナビに登録し、説明会の予約をすれば参加できる。かなりの回数が行われているので暇があるときに行けばいいと思う。

会社説明会は人材業界だけあってうまく、おもしろい。代表取締役の鎌田和彦が若干の笑いを交えながらインテリジェンスが求める人材、今後の目標などを話す。社長自ら志望動機なんていらないと言っていた。たまーにテレビやラジオにも出ている上原隆という社員の話もある。インテリジェンスに入社を希望する人の中にはこの人の信者もいるらしい。

説明会で就活生のテンションを上げ、休憩をはさみ1次選考にはいる。8人くらいのグループに分かれ他己紹介というものをやらされる。自分を紹介するのではなく、他人を紹介する。面接官は一人。隣の人と二人組みになり、5分くらいで質問をし、相手がどんな人であるかを聞きだし、その人のことを2分くらいでグループの他の人に紹介する。終始和やかな感じで行われ、選考という感じがしない。人から話を聞きだす力と初めて聞いた情報をうまく組み立て、わかりやすい紹介が出来るかを見ているのだと思う。

■2次選考(グループ面接)
日時:3月21日 at株式会社インテリジェンス 丸の内本社 27F
形式:面接(45分程度)
面接官:1人
当日の状況や感想:面接官1人、学生3人で行われる。終始和やかな感じ。自己紹介をし、いくつか質問される。前回の選考の印象、学生時代頑張ったこと、人生で一番感動したことなどでこの内容は面接官によって全く異なるらしい。面接後には必ずフィードバックしてくれる。自己紹介のときにどんなところを具体的にしたほうがいいとか、学生言葉を直したほうがいいとか今後の他者の面接にも役に立つこともある。

■3次選考(適性検査)
ここではほとんど落ちないらしい。2次面接の面接官もそう言っていた。しかし絶対落とされないわけではないので、手は抜かないほうがいいと思う。難しくはない。

■4次選考
日時:4月12日
形式:個人面接(45分程度)
当日の状況や感想

30代前半のいかにもベンチャー企業の社員という感じの面接官。面接官からの質問25分、こちらからの質問20分という感じ。5分くらいで自分の22年間を説明してくれといわれる。周りから自分がどのように思われているか、友達はどんなタイプの人が多いかといった質問をされた。志望動機は聞かれなかった。前回の面接官が持った自分の印象(どういったとことが優れており、どういったとことがダメ)のような情報を持っている。こちらからの質問時間が長いため多少質問を用意していったほうが無難。

僕の場合は終始和やかな感じで進んだが、この個人面接は人によってかなり厳しく突っ込まれるらしい。僕の知り合いの女の子は泣かされたといっていた。みん就を見ても多くの人が大変だったと書いている。

結果は1週間以内に来たが、その後がなかなか決まらなかった。若干モチベーションの維持に困った。

■リクルーター面談(5月15日)
最終面接前に不安なことなど質問できる機会が与えられる。時間は1時間くらいとかなり長い。このときのリクルーターが合格後も何かとお世話してくれる。若い人だなと思ったら、その年の3月に入社した新卒の社員だった。こんな人に質問して全部わかるのかなと思ったが、想像以上に的確に教えてくれた。会社のいい部分、悪い部分何を質問しても答えてくれる。この会社が好きという雰囲気が伝わってきた。今回も質問時間が長いため、質問することがなくなる。少しは人材業界やインテリジェンスのことを勉強しておいたほうがいい。合否には全く関係ないらしい。

■最終面接
日時:5月23日
形式:役員との個人面接(45分程度)
当日の状況や感想:ここも役員にしては若い社員が面接官。どういったことを軸に就活をしているのか、今どんなところを受けているのか、なぜインテリジェンスを受けているのかを聞かれた。志望動機を聞かれないと思っていたが遠回しに聞かれる。ここでも面接時間の半分くらいが質問時間に当てられる。質問がなくなっても時間が来るまで終わりにしてくれない。沈黙が続くと何でもいいから質問しなくてはならない雰囲気が作り出される。圧迫ではないが結構きつい。

1週間以内に結果が出る。どちらにしろリクルーターから電話連絡がある。

全体を通しての感想、アドバイス
何よりも質問時間が多いので多少は用意しておくのが無難。面接官によって面接の内容は全く異なるらしいのでこれと同じ面接が行われるとは限らない。コミュニケーションをがんばって取ろうとする姿勢が大事だと思う。志望動機はいらないといっていたが用意しておいたほうがいい。僕は用意していなかったので必ずというわけではないが、絶対インテリジェンスに入りたい人はもちろん考えるべき。本音で話すことも大事。面接の進み具合が遅いためモチベーションの維持に困るが、早い時期か遅い時期に受ければスムーズに進む。

社員の方たちはみんなこの会社が好きっぽい。本気で人材のインフラをつくろうとしている。熱い人が多い。ベンチャーだから仕方ないことだが、福利厚生ははっきり言ってよくない。人材業は全体的に激務であり、比較的新しい産業のため将来的どうなるかわからない。それら部分で悩む人が多い。安定志向の人には向いていない。拘束はないので、合格後も自由に就活出来る。今年の内定者が520人と想像以上に多いが大量採用ではないといっているが、ほんとのところはわからない・・・。


●カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)(企画、サービス業)By芦田の友人

住所:〒150-6021 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー21階
採用HP → http://www.ccc.co.jp/recruit/index.html


2008年度新卒採用者数 総合職:68名(男女比は半々に近い)

企業情報(BY Wikipedia)
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、日本の企業集団「CCCグループ(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社グループ)」を統括する持株会社である。
連結事業として、音楽・映像ソフト(CD・DVD)、書籍のレンタル、販売、ゲームソフトの買取、販売 などを行う複合量販店チェーン「TSUTAYA」を運営している。

・音楽・映像ソフトレンタル
TSUTAYAは音楽・映像ソフトのレンタル店として日本最大手のチェーン(部門売上高、2005年度)である。さまざまな形態での店舗開発を進めてきたほか、業界5位(1999年度)であったアコムから店舗網を譲受し、3位(2004年度)であったサンレジャーをフランチャイジーとするなど、他チェーンの取り込みも行って規模を拡大してきた。2006年2月時点でのレンタル取扱店舗数は1,251店となっている。一部の店舗を除いて会員カードが共通化されており、1店舗の会員となるだけで複数店舗でのレンタルを利用できる。一部店舗では、音楽・映像ソフト以外にコミックのレンタルも取り扱っている。
オンラインDVDレンタルの分野では、CCCグループの「株式会社ツタヤ・ディスカス」が日本最大を自称している。

・音楽・映像ソフト販売
TSUTAYAは音楽・映像ソフトの販売店チェーンとしても日本最大手(部門売上高、2005年度)である。CCCグループは「ヴァージン・メガストアーズ・ジャパン」、「すみや」を傘下に収めており、売上高が業界2位(2005年度)の「新星堂」とも提携している。これらの店舗に、TSUTAYAの音楽・映像ソフト販売店舗を合わせると、1,100店を超える(2006年2月)販売店網となっている。

■選考試験情報(編集:早大商学部4年女)
■内定までのフロー
<エントリー> リクナビ上でエントリー
<1次選考>説明会兼エントリーシート記入&1対1の面接、web試験
<2次選考> グループワーク、グループ面接
<3次選考>3次面接
<4次選考>社長面接

■学生情報
名前:Oさん(女性)(2004年度入学)
学部学科:商学部経営コース   ゼミ:蛭田ゼミ(国際企業戦略研究)
成績:中の下

■会社訪問
ゼミで多角化経営の時にCCCの事例を扱い、初めて会社の名前を知り興味を持った。
その後、仲のよいサークルの憧れだった先輩がCCCに行っていることを知り、話などを人づてに聞いたりはした。実際に社員訪問は行っていない。

■1次選考(説明会兼プチ面接)
説明会に行ったときに、最後にエントリーシート(1枚だけ)を書かされた。
内容は、学生時代に頑張ったこととCCCでやりたいこと。
その後に質問に答えてくれていた社員さんと1対1で5分程度も面接。
現場で働いている先輩社員だと言ってるけど、実は人事のけっこう上の人が面接してたりする。かなり雑談チックだけど全く雰囲気が違う子とかはここで普通に落とされる。普通にいけば大丈夫。学生時代に頑張ったことと、CCCで興味ある事業を聞かれる。
CCCの結果通知は合否に関わらずピッタリ一週間後にきます。

■2次選考(グループワーク、グループ面接)
日時:4月10日
形式:グループワーク(1時間くらい)、グループ面接(30分程度)
面接官:グループワークは各グループを2人くらいが見てる。面接は一人。
当日の状況や感想:
・グループワーク
6人1グループで、紙に書かれたターゲット(細かく指定されている)に向けた企画をCCCのインフラを使って考える。私の時は、40代家族持ちの富裕層の男性がターゲットだった。私たちのグループは、「おもてなし」をテーマにして、TSUTAYA店舗にゲストルームを併設して、ミニシアターや料理を提供して家族と特別な時間を過ごす夫からのおもてなしというのを企画した。グループで代表者が一人出て発表させられる。
GWは、かなり重要。これでかなり落とされてる。グループでの協調性も見られてるけど、一人一人のアイディアの出し方も意外と見られてると思う。時間が長くとられてるので楽しく盛り上がっていけば大丈夫。社員さんがみんなとにかくいい人で緊張感とかはゼロで一番自分らしく楽しめたGWだった。

・グループ面接
GWのメンバーを3人ずつにして別室にて面接。一人一人同じことを聞かれていく。
相手は人事のえらい人。かなりにこやかな面接。
聞かれることは、学生時代に頑張ったこととその詳細。あとCCCで何がやりたいか。
工夫したことを3つあげてとかもあったけど、面接はまたもや雑談っぽい。
重要なのはGWです。2次で落ちてる友達が多かったので、山場は2次。
選考結果は合否に関わらずにリクナビメールを通して一週間後ピッタリにくる。
全て終わった後に感想文を書かされる。

■3次選考
日時:4月20日
形式:役員と面接1対1
当日の状況や感想。 
説明会から私服OKだったので、3次は私服で行ってみた。普通にスキニージーンズで行った。これは人によるけど、私の面接官は本当にいい人でまたもや雑談チック。
面接は15分くらい質問されて、残りの15分は質問をこっちからする。
3次で履歴書と成績証を持参する。履歴書を見て、学生時代の話とか軽く聞かれる。
質問をしたら、部屋にあるホワイトボードに図を書いて丁寧に説明してくれた。
受けた中で一番面接官の態度がよくて、素の自分を引き出してくれた。
ここで落ちる人はあんまりいない。選考結果は一週間後電話で来た。合否に関わらず、メールはくる。

■最終前質問会
日時:4月終わり
形式:人事2対学生4人くらい
当日の状況や感想:事業範囲が広くて分からない部分が多い会社なので、最終前に質問会を開いてくれる。学生側からひたすら質問するだけ。給料のこととか、キャリアステップについて、踏み込んだ話まで何でも答えてくれる。1時間くらい雑談交えながら。
これは選考とは関係ないけど、積極的に質問したほうがいい。 

■最終選考(社長面接)
日時:5月13日
形式:社長対学生40人くらい
当日の状況や感想:社長が会社について説明を少しして、1時間くらい学生から質問しまくって社長が答える。最後に感想文を書いて終わり。最終は、学生側が社長や会社を見て判断する場。私は時間切れで、質問を一回もできなかった。ここは普通に感想書けば絶対に大丈夫。最終確認みたいなもん。社長は本当に面白い。最終にもなると、学生もみんなバリバリ私服、社長もジーパンにポロシャツ。かなり盛りあがって終了。
選考結果は4日以内くらいに電話できた。


全体を通しての感想、アドバイス
選考が進むにつれて行きたいと思える会社でした。
とにかく自由。服装も面接もGWも、フランクな感じです。人事や社員もみんな若いし会社が元気な感じがしました。選考結果が合否に関わらずくる点、最終以外は一週間後ピッタリにくる点はいいところです。難点は、最終までの期間がすんごいあくところ。最長で2ヶ月近く待たされる人もいました。三次を通過した時点でほぼ内定だけれど、あきすぎるのは学生としては辛いです。私は授業やゼミでCCCを扱っていたのと、先輩が何人か行っているので自然と親しみがあったけど、普通はあんまり知られてないです。
これからはTSUTAYA事業だけでなくやりたいと思えば何でも企画してできる会社みたいなので今後が楽しみな会社ではないでしょうか。激務は約束されています。


●小学館(出版) By WH君

住所:〒101-8001東京都千代田区一ツ橋 2-3-1
採用HP → http://jinji.shogakukan.co.jp/

2008年度新卒募集人員 総合職:若干名(出版は大抵二桁行くか行かないかの採用数)
そんな激戦の出版社で3次選考まで生き残った童貞副幹事長H君からの情報です。


企業情報(By Wikipedia)
株式会社小学館は、日本の総合出版社。社名の由来は創設時に小学生向けの教育図書出版を主たる業務としていたため。系列グループ「一ツ橋グループ」の中核的存在。2007年に年間売上高でそれまで国内出版業界で最大手だった講談社を追い抜き、小学館が最大手となる。(講談社は1,456億円にまで売り上げが落ち込み、小学館は1,470億円を売り上げていた。)

小学館発行の漫画雑誌の台詞表現には、句読点を必ず、と言ってよいほど用いるという特色がある。台詞の中の文中では読点や句点が打たれており、成年向け雑誌の『ビッグコミック』や『週刊ヤングサンデー』にも適用されている。これは『小学一年生』をはじめとする学年誌の影響である。尚、成年向け漫画雑誌にはルビは用いられていない。

週刊ポストがプロ野球の清原和博選手に対するスキャンダル記事に対して、名誉毀損の民事訴訟では異例の1千万円の損害賠償金を裁判所から命令されたことがある。ちなみに記事を書いたのは、堀江メール問題を引き起こしたライターと同一人物である。

主なベストセラー
飯島愛「プラトニック・セックス」(2000年)
宮部みゆき「模倣犯」(2001年)
片山恭一「世界の中心で、愛をさけぶ」(2001年)
市川拓司「いま、会いにゆきます」(2003年)

■学生情報(編集:WH君(稲穂生活後半は切れキャラ))
名前:WH君(2004年入学)
学部学科:第一文学部総合人文学科 社会学専修
成績:中の下

■会社訪問
行っていません。

■エントリーシート
2月6日17:30必着 郵送のみの受付
希望職種、自社出版物に関する意見・感想、大学時代のエピソード、好きな本・映画、注目する3人とインタビューで聞いてみたいこと、大切にしていること3つとその理由。
課題作文(740字以上800字以内)、テーマ「大失敗」(自分の体験をもとに、具体的なエピソードを盛り込みながら)

■筆記試験
・日時:3月3日 11:30~16:00 @五反田TOCビル
・内容:一般常識、SPI、クリエイティブ

☆一般常識は時事、マニアックなクイズ、自社の出版物に関するものなどさまざまな問題がありました(マークシート)。難しいです。SPIは他の企業が行っているようなごく一般的なもの。
クリエイティブは指定された「へん」の右側に、適当な字を入れて新たな漢字を創作し、20字以内で説明するというもの(10題)。

★一般常識は問題数が多く、時間ぎりぎりまで使った覚えがあります。SPIの難易度は低く、落ち着いて解けば問題ありません。集中力の勝負になります。
クリエイティブはひとつのパターンに偏らないように意識しました。
・事前の案内では食事の時間がとれないことになっていますが、各試験の間に休憩時間があるので、小腹が空きそうな人はパンやおにぎりなどを持っていったほうがいいかもしれません。

■1次選考
日時:3月11日 8:40~13:30 @小学館本社
形式:
8:40~      試験説明、用紙配布
9:00~9:50   適正試験
10:10~10:40  「受験者SHEET」記入
10:45~     面接控え室へ移動
11:00~     面接(15分程度)×2

・適正試験:クレペリン検査(長時間ひたすら単純計算をさせ性格診断をするもの)
「受験者SHEET」:エントリーシートの簡易版みたいなもの。A4サイズの紙1枚。面接時に面接官が利用している様子だった。
・ 面接官:1対1

当日の状況や感想:長時間拘束され疲れる。面接官は雑誌の編集長クラス。1人目が女性、2人目が男性だった。質問は1分間で自己紹介、志望動機、学生時代のことなどスタンダードなものから、どんな本を作りたいか、インタビューしてみたい人とその理由など出版社らしいものまで。あまり突飛なものや威圧的なものはなかったと思う。
他の受験者の面接とは衝立でさえぎられているだけなので、落ち着いてゆっくり、はっきりと話す必要がある。発表は3月15日までに郵送すると告げられるが、実際は13日に速達で届く。

■2次選考
日時:3月18日 9:00~ @小学館本社
形式:筆記試験(3時間)、面接(30分程度)
筆記試験の最中に順に呼び出され、面接を受ける。 面接で席を空けている時間を計り、筆記試験の時間を調整するため、終了時間に個人差が出るが、時間は厳守。

・筆記試験内容
■要約→代々木ゼミナール元ヤンキー講師の自伝を要約。400字以内。
■三題噺→指定された3単語(「親子」「ひらひら」「トレーニング」)を使って物語を創作。800字以内。
■アイディア課題→新しい記念日を10個以上創作する。(5月30日→ゴミゼロの日、11月22日→いい夫婦の日など)
以上の3つの課題を3時間以内に行う。時間配分に注意。
・面接
・面接官:2対1

当日の状況や感想
3つの課題をなんとか3時間以内にこなしたという印象。上にも記した通り時間配分が重要になってくる。三題噺は大体のプロットを用意しておくと余裕を持てるかもしれない。
性質の異なる3つの課題を同時に行う上に、筆記試験の途中に面接に呼び出されるので、その場に応じたすばやい頭の切り替えが必要。

面接官は女性1人、男性1人の2人組。

女性がいじめ役で、男性が持ち上げ役という印象。質問は斜陽産業である出版業界をなぜ選んだのか、出版業界を立て直すためのアイディアなど、1次面接に比べ厳しいものが多かった。ただ逆に言えば、そういう質問こそ他の学生と差をつけるチャンスということもできる。自分なりにアイディアをあたためておくといいかもしれない。

3月20日に速達で次回面接の案内が届く。

■3次選考
・日時:3月23日 9:30~ @小学館本社
・形式:面接×2 人事面談(10分程度)
・面接官:7~8対1
・当日の状況や感想:面接受験者はまず、本社ロビーに集められる。そこに集まった学生は自分を含めて8人程度。男女比は半々。集まったところで、みんな同じ控え室に通される。

控え室で成績表提出(成績の良し悪しよりも、ちゃんと卒業できるかどうかを見るためだとおっしゃっていました)、交通費の精算などを行う(2次面接以降、一人200円ずつ交通費が支給されます)。

その後、順に呼び出されるのを待つ。待っている間、学生同士で情報交換を行う。以下はその情報交換時に得た情報。あくまでも学生の情報なので、正確なものなのかはわからない。

3次面接が実質的に最終試験で、最終面接では学生複数対面接官複数の意思確認と健康診断を行う程度。昨年度(2007年度入社)最終面接で落ちたのは1名だけ。

社長が早稲田出身で、社員も早稲田出身者が多い。実際、控え室で同室になった学生にも、早稲田の人が多かった(ただ、現住所の地域別に面接日の調整を行っているという話もあり、たまたまこの回に多かった可能性もある)。

この3次面接を受けるのは40名程度。

筆記試験の一般常識問題は、みんな解けない。

必ずしも全員が小学館の刊行物の熱心な読者だというわけではないが、好きな雑誌に関わるためにという志望動機の人が多い。中には就活をこれ一本に絞っているという人もいた。

以下は実際の面接時の状況。

面接は一人2回ずつ別々の会場で行われるので、一度に二人ずつ呼び出される。一回面接が終わったら、一旦控え室に戻り、二回目の面接に呼び出されるのを待つ。面接時間はかなり個人差があった印象。

面接は二回とも面接官7~8人対学生1人。全員スーツを着たおじさん(これまでの面接や受験している学生を見ると男女半々といった印象だが、役員級となると全員男性というのが現状のようです)。正直、圧倒されてしまいます。

控え室ではどちらのほうが優しかった、厳しかったと感想を言い合っていましたが、そこも個人差があり、二回とも大差はないような気がします。

質問は自己紹介、志望動機、どんな仕事がしたいか、希望部署以外に配属になったらどうするか、雑誌の売り上げ部数を伸ばすにはどうすればいいか、有名作家に執筆依頼をするときどんな準備をするか、エントリーシートに記載した内容についての質問など。今までの試験ではクリエイティブさやアイディアを試されていたふしがありますが、ここでは入社や出版に対する熱意やその熱意を伝える方法などを見られていたような気がします。

面接官はこちらのいうことを鼻で笑うような人から、伝えたいことを汲み取ってフォローしてくれる人、目を閉じ、腕を組んでずっと黙っている人までさまざまでした。

一回目か二回目の面接終了後いずれかに人事面談を受けるよう指示されます。こちらは選考とは関係ないと明言され、簡単な意思確認、他社の就活状況、単位取得状況、採用活動全体に対する感想などを聞かれます。

結果は3月26日までに郵送するといわれ、不合格の通知が届きました。そっけないものです。

■最終面接
・日時:3月28日
最終面接と健康診断が行われるそうです。
具体的なことについてはわかりません。

■全体を通しての感想、アドバイス
採用スケジュール、採用実績などについてはすべてHP上で公開されていますので、そちらをご覧ください。マスコミは他の一般企業に比べて採用活動のスタートが早いようなのでちょっと早めにみておくといいと思います。小学館の就職活動はWebエントリーから始まります。各種締め切りには気をつけてください。

Webエントリー時に自分の好きな言葉を書かされるのですが、応募されたものすべてに目を通した人事・人材課の課長(採用活動を仕切っている、ちょっと名物っぽい人)がその中で一番印象に残った言葉を教えてくれました。記憶によるので正確ではないかもしれませんが、書いておきます。

「あなたが今、壁だと思っているもの、それは実はただ重たいだけのドアなのかもしれない」だそうです。がんばってください。


●全日本空輸(ANA)(特定地上職)By YHさん(女子)

住所:105-7133東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
採用HP → http://www.ana.co.jp/recruit/index.html

2008年度新卒採用数 特定地上職:133人

企業情報(By Wikipedia)
全日本航空(ANA)は、日本航空(JAL)と共に日本の空を担う代表的な航空会社である。戦後設立された日本ヘリコプター輸送株式会社と極東航空株式会社の合併により誕生。特殊会社として発足した日本航空に対する純民間企業としてその地位を徐々に築き、サービス全般や企業イメージで同業他社を先行しているとの評価を受けている。コーポレートカラーはトリトンブルー。

2003年に、呼称を慣れ親しまれてきた「全日空」から「ANA(エイ・エヌ・エー)」へ変更・統一してイメージ転換を図り、機体の塗装からも「全日空」のロゴを外し「ANA」に変更している。しかし、一般的には「ANA(アナ)」と呼ばれることが多く、「エイ・エヌ・エー」と呼ばれることは多くない。

これについては、「全日空」が中国語で「一日中空っぽ」という意味で縁起の良くないからという説もあるが、中華人民共和国や中華民国などの中国語圏におけるビジネス顧客獲得によるシェア拡大を真摯に考える同社としては、さらにグループ会社との便名統一や、航空業界における競争に打ち勝つ国際的企業イメージの構築をふまえて、ANAへと呼称変更されたと考えるのが妥当と見える(なお、卓球の中国スーパーリーグで福原愛選手が所属する遼寧省チームのユニフォームやANA北京国際マラソンのゼッケンには漢字で「全日空」の文字が入っている)。しかしながら国際的な知名度は依然低い。また各局の報道番組などでも「全日空」の呼称が未だに浸透している。

同じ2003年には、TBS系のテレビドラマ「GOOD LUCK!!」の舞台になった事で、よりイメージアップになった。また、塗装関連では、「マリンジャンボ」を皮切りに現在の「ポケモンジェット」にいたる特別塗装機の就航など他社に先行したアイデアで世間の注目を集めた事もある。

また、「あんしん、あったか、明るく元気!」をスローガンにANA全体の環境をよりよいものにしようという運動を実施している。これらのイメージ転換の一環として、2005年5月には十数年ぶりに客室乗務員、地上職員などの制服を一新した。この制服の一新は数年前に一度企画されたものの、経営状況の悪化から一旦中止されていた。

2007年にはエアー・トランスポート・ワールド(ATW)誌上でエアライン・オブザ・イヤーに初めて選ばれた。また、日本経済新聞が実施した就職活動中の大学生に対するアンケートの結果では、就職したい企業No.2に退いた(前年は第1位)。

■選考試験情報(編集:YHさん)
■内定までのフロー
<エントリー>ANAのHPから(職種によって募集時期が違うので要注意)
<1次選考>ANATECに行きエントリーシート提出(計1枚)
その後に会社説明会
<2次選考>筆記試験(英語)・グループ面接
☆テストセンター(最終の時に考慮する)
<3次選考>グループ面接、グループディスカッション
<4次選考>健康診断・最終面接(テストセンターも考慮)

■学生情報
名前:YH(2004年度入学)
学部学科:社会科学部 ゼミ:井原久光・野口智雄 (マーケティング管理研究)
成績:ふつう。不可いっぱい☆(不可は書類に載らないからそんなの関係ない☆)
英語、体育、ゼミ関係は優以上。

■会社訪問
内定者や会社の人個人を訪問していない。
空港の施設見学(HPで申し込み可)を2回、
5回程ふらっと空港に行って働いている人の観察をした。
なるべく色んな会社の飛行機に乗って、その際に聞きたい事を質問した。

当日の状況や感想
空港が好きだったのでテンション上がった。
エントリーシートは実際に目の前で働いている特定地上職の人達を見ながら羽田空港で書いた。

アドバイス
私は稲穂のOB名簿の存在すら知りませんでした(笑)
実際に働いている方のお話を聞ければ最高だと思うけど、忙しいだろうし・・・
私が結局とった手段はエアラインスクールに通うという事でした。
3年の時に半年、英語や一般教養を主に。お金かかるけど、効率よく業界で働いていた人から情報を聞けるし、プロからマナーを学びたかったから。通っている受験者はいっぱいいるけど、通わないで受かる人もいっぱいいます。全く気にする必要はないです!!

今だから言えるけど、マナーは働いてからもちゃんと学べるからそんなに必死にこだわらなくてもいいかなぁ。もちろん敬語や最低限のマナーは学生にも必要だけどね!!情報ならエアステージ(エアステ)という雑誌から得られます。大学の生協にあるよ!この雑誌は立ち読みでもいいから目を通しておくと、流れがわかると思います☆必読
仕事の事は、私でよければ2008年以降、気軽に声かけてねー☆後輩に絡んでもらえるってうれしいし☆(笑)給料の話とか聞きづらい事でも話せる範囲ならなんでも!

《選考について》
GS,CAは他の職種に比べても第一志望にしている人の本気度が高いので(小さい頃からの憧れ~が多い←ちなみにコレを志望理由にしちゃNG)選考の募集のページが出る瞬間にページが混み合いなかなかページを開けません。時間帯の指定をきっちり決めたい人は募集がでる数分前からパソコンに張り付いていた方がいいかも。人気の時間帯のうまり具合に笑えます。

■1次選考(エントリーシート1枚 会社説明会)
日時:4月14(何日間から選べる)一時間 
下丸子にあるANATECにて。「新」丸子じゃないよ☆ 
内容
受付の際、手渡しでエントリーシートを渡します。
有名な噂があってこの渡す時点で見られているそうです。応募者がかなり多いので全部見切れず、まずは第一印象(雰囲気)でふりわけられる様。ちなみに建物入り口の自動ドアがミラーガラスらしいので中から丸見えらしいです。建物の入り口前で身なりを整えるのは恥ずかしいかも。元気な挨拶、自然な笑顔と身だしなみ(髪・普通の化粧)に気をつけたら大丈夫だと思います!

手渡した後、説明会があります。

<エントリーシート内容>
左→
プロフィール(写真)、英語資格、その他語学(中国語・ハングルなど ってあった)
その他保有資格、ゼミ、卒論テーマ、サークルとその中での役割(高校、大学にわけて)趣味特技

右→
①あなたがANAの特定地上職を志望した理由
②あなたの一番の強みとそれをANAでどのように活かせるかを具体的に記述
③あなたが今までで一番打ち込んだこととその結果として具体的に学んだこと
④羽田空港でお客様をお迎えする「ANAの顔」として「お客様に徹底的にこだわる」特定地上職とはどのような人だと考えますか。また、それを実現するために、あなたはどのような努力・挑戦をしていきますか。できるだけ具体的に記述してください
⑤ANA以外の志望企業(2つ)とその志望理由を

最終面接の際もこのESをベースに質問されます。
話せるネタ、アピールできるネタはESに散りばめておいたら素敵!
ちなみに私は特定地上職では1次通過できたものの当時第一志望だったANA職種CAでは1次通過すらできませんでした。原因は①渡す時に手間取ってしまった(エントリーシートを入れていたクリアファイルを片手でカバンにしまおうとして入らず、その動作を見られていて、適正がないと思われ、その瞬間切られた)②エントリーシートの内容で落とされた。
 自分としては①で落ちたかな・・と。当日なにがあってもパニックにならないで、落ち着いてスマイルスマイルで!!

☆写真について
航空業界(CA.GS)の写真はオモイッキリ歯をだして笑顔でとったものが多いです。
本当に面倒くさい話ですが、この業界、エントリーシートの写真「命」らしいです。接客業だもんね・・。顔っていうより、雰囲気のいい笑顔が大事だと私は解釈しています。
斜めから撮る写真館もあるけど、GSは真正面からでワイシャツ着て初々しく写っているほうが新卒ぽくっていいってもっぱらの話。私は千駄木にある「ディーバ」という大手のスタジオで撮りました。

■2次選考(英語試験・グループ面接) 履歴書・筆記用具用意
日時:4月24日 2時間 下丸子  (日にち時間を何日間かから選べる)
内容:英語試験はTOEIC形式、その後にグループ面接(2:6)
英語はみなさんなら大丈夫!英語で落ちる事はないでしょう。

履歴書は面接官の手元にはあったけど、その場では利用されなかったかな(うろ覚え)

☆自己PR1分(それに対する質問1つ)
☆最近気になった航空関係ニュース
何があっても微笑みは絶やさないこと!6人いる中、一瞬でも気ぬいてつまならそーな顔しちゃうとアウトみたい。試験管はずっと6人の様子を見比べています。自分が発言している時より、自分が発言していない時の態度を「かなり」見られていました。足から頭までなめるように(女性の面接官に)。視線にびびらないで(正直びびったけど)ニコニコ聞いていれば大丈夫。航空ニュースなど聞かれた場合は絶対事故ニュースは言わないほうがいい。HPに載っているマイナー且つ明るいニュースを!

余談だけど、ANAは気になるニュースとか聞くのが好きみたい。当然笑顔で話したいから明るいニュースの方がいい。当日の新聞は必ず見てきたほうがいいです。株価も。もし質問に答えられなくても「わかりません」っていって即行次の人に飛ばされる位なら「申し訳ございません。存じません。(人だったら「存じ上げません」)自宅に戻り次第調べて勉強いたします!」くらいアグレッシブに言っていいと思う。

グループによって面接官のタイプもかなり違うらしい。どんな時でもハキハキしゃべってスマイルスマイル~!

■3次選考(グループ面接・グループディスカッション)
日時:5月9日 1時間半 下丸子
形式:2:6  かなりおだやか。2次と違い、面接官2人とも発言者を見ている感じ。
グループ面接(15分)グループディスカッション(15分)
内容:
☆ 自己PR(1分)それに対する質問1つ
☆ あなたはどんな特定地上職になりたいか。それに対する質問1つ
もちろん始終スマイルで。周りの子達は2次を通過している人達だからみんながみんな雰囲気もいいしハキハキ話します。イヤラシイ話ですが、その中でいかに始終感じよい印象を残していけるかちょっと考えなくてはいけない。

向こうとしては頭よくて過去の経歴(武勇伝)がすごい子、いずれ反抗しそうな子を採りたいわけではなく、笑顔で雰囲気のいい子、協調性あって一緒に働きたいなって思う子、体力あってクレーム対処にすぐれた子を採りたいわけで。その辺を考えながら1分間の自己PRで自分の何をアピールするか練りつくすくらい練っておく(他人とかぶりたくないし)のが大事。私は最初の選考から最終までガチ体力バカキャラで押し通しました。

☆グループディスカッション(この形式は去年なかった)
お題「お世話になっている方たちに感謝の気持ちをこめて、1日限定でサプライズツアーを企画してください。自由な発想で。6人で15分間話し合ってください。発表者・書記・司会者・時計係りをきめて下さい。」(当然日によってお題は違う)

机、椅子を協力しながらセッティング。話し合い開始。

まずは役を決めたが、出遅れ、何の役にもつけず(笑)。アグレッシブさを醸し出すために他に役につけなかったもう一人の子に「では私たちはステキな意見を出せるように頑張りましょうね☆」と笑顔でひと言。円になって話すが、面接官2名がずっとぐるぐる回っていろいろチェックしている。ポイントは・良い雰囲気作りに協力的か・人の話をちゃんと聞いているか・バランスよく意見いっているか(気配り・他の子に話題ふれているか)・机に手やひじなどのっけていないか・机の下の足・笑顔か、などだと思います。

ある受験者が他の受験者の意見を完全否定しました。多分否定はアウトでしょう。「○○さんの意見のこーゆー点はこーなのでステキだと思います。こーゆー考えかたもどうでしょう?」みたいに、やわらかくいうのがいいと思う。もし否定する子がいたら、ひたすらフォローしましょう!グループ全体の雰囲気が悪くなって、全員落ちるというケースは避けたい。

話し合い終了後、みんなで協力して机、椅子などを戻す。さりげなく鉛筆の向きなどそろえたり。発表者が発表し、その後一人づつグループディスカッションの感想(フィードバック)を言っていく。これが大事。私は良かった点だけではなく素直にもっとこーすれば良かったという自分の反省も言いました。

周りの子たちがかなり積極的だったから、完璧に埋もれた・・アピールできなかったし、役もつかなかったからここで落ちたなって思ったけど結果通っていたからかなり細部まで見てくれたんだなって思いました。認めてくれたココに絶対入りたいって思った。フォローや空気つくりに徹したのが良かったのかな?

■4次選考(最終)
日時:5月20日 3時間
形式:個人面接(2:1) 健康診断 
(柄飾りワンポイントのない無地Tシャツ・筆記用具・印鑑・成績証明書・卒業見込み書(早稲田はでてないから後で郵送))
内容個人面接15分  健康診断1時間?
  
A 個人面接→ 健康診断 B 健康診断→ 個人面接 パターンがある。

TシャツはユニクロでOK。黒がすけないしいいと思います。
Bパターンでも萎えない萎えない!Bだと健康診断で髪型が100%くずれるのでスプレーなど絶対もっていくこと。トイレで髪治すんだけど、長時間占領しないこと(笑)外に社の人がいた。

<健康診断>
身長・体重・握力・聴覚・視力・しきもう検査・血圧・血液(血3本ぬかれる)・内科・X線・心電図など。

<個人面接>
ようやく一人面接(面接官は多分役職クラス・笑顔が最高なおじさま2名)かなり和やか。
☆1分間の自己PR、それに対するほりさげ質問
☆マネということだが、自分自身部活経験や運動経験は?
☆内定状況(なぜ他業種を蹴ったのか/ANAの総合職は受けなかったのか?なんで?/
そこまでやりたいというこの職種の魅力はずばり何?)
☆ もし搭乗時刻に遅れたお客様がいて何とかしてくれって言われたらあなたならどうするか?


全体を通しての感想、アドバイス
よく航空業界(特にCA、GS)は特殊な業界と言われています。

華やかなイメージはあったけど、受験生も確かに華やかでびっくりしました。

私は黒スーツ(ワンボタン)に白か青のワイシャツ(たまにインナー白)にポニーテールでいきました。前髪はおでこにかからないように固めて。周りも髪はポニーテールにリボンが多かったかな。シニオン(網に入れるやつ)はやりすぎ~がもっぱらの噂。
化粧に関しては、ナチュラルでいいと思う!ただ口紅だけは必ずつけていくのが暗黙の了解みたい。

服装・化粧以外は他の業界と一緒のスタンスでいいと思う。
ただ、人の上にのしあがっていこうって考えはいらないのかも。
もちろん笑顔で元気に自分の意見をしっかりしゃべれる事はかなり大事!!
グループディスカッションの時は人の意見を真正面から否定するんじゃなくて、どうすればみんなで心地よくなれるかという事を考え続けていくスタンスで。そういう職種だしね☆

あとは「なぜANA?」「なぜCAじゃなくて特定地上職?」「どんなGSになりたいか?そのためにどう努力していく?」を自分の言葉でしっかり言えるようにすることがポイントなのかも!

はっきり理解してなくてはいけないことは、3年は契約社員であるということ(3年後は正社員にほぼ確実になれる)。逆に3年我慢すれば、みんな辞めていくから(結婚)キャリアはつめるらしい。給料はかなり安いです。

土日はなく「4日働き2日休む」という6日周期。早番(例5~15時)と遅番(例11時半~22時)があって健康にはかなり気をつけないとだね。

これらを認識した上でそれでもなんでこの職種をやりたいのか?はっきりさせましょう!

私自身、まわりがどんどん決まっていく中(航空は遅い時期に選考が始まる)不安で一時期本当にめげそうだったけど、両親をはじめ多くの人に支えられた事が大きかったです。

特に稲穂同期の粋な励ましに後押しされて自分の志望していた進路のスタートラインに立つ事ができたと断言できます。本当に彼、彼女らのお陰だと思っています。彼、彼女らのあたたかさを一生忘れないし、私も日常生活でも然り、「仕事」でも、出会う多くの方々にあたたかい気持ちになって頂けたらって。仕事から学んだ事を日常生活に還元できるし逆も当然あるし。

私の行動、笑顔で目の前の人に明るい気分になってもらいたい。その気分のまま素敵な一日を送ってもらいたい。私もいろんな人から笑顔とパワーをもらう。みんなで笑顔になる。総じて笑顔を核として生きていく。

そういう生き方をしていきたいって改めて思いました。
このレポも「一」感想として何かの力になれれば幸いです。
私でよければなんでも聞いてね☆くだらないことでも!            
心より応援しています☆


●ソニー(SONY)株式会社 By NY君

住所:108-0075 東京都港区港南一丁目7番1号
採用HP → http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/index.html

2008年度新卒採用数 文系:約100名 理系:約400名

企業情報(By Wikipedia)
日本初のテープレコーダーやトランジスタラジオを製造販売し、海外に大量に輸出してきた実績があり、エレクトロニクス系企業でのブランドイメージは世界でトップレベルといわれる。

高い創造性と技術力で目新しい商品を次々と発表し、自社開発の技術にこだわりユーザーの支持を得る事に成功してきた。しかし独自規格にこだわるあまりそれが逆に失敗となった例も多くある。古くから本業であるエレクトロニクス事業の枠にとどまらず、エンターテイメント分野(音楽や映画等)に力を入れて来ており、ハード・ソフト両面からの展開により事業拡大に成功してきた。またゲーム分野、金融(保険と銀行)、流通(ソニープラザ)、化粧品、健康食品などの異分野にも進出しているが、それらの失敗で巨額の損失を蒙る例もある。近年のソニーの利益は、映画(ソニーピクチャーズエンタテインメント)と金融(ソニーフィナンシャルホールディングス)が、本業のエレクトロニクスの不振を補う傾向もある。

エレクトロニクス分野では、国内の生産現場の外注化や海外生産の割合が増えつつある傾向にある。かつてトリニトロンブラウン管でブランド力を誇ったテレビ市場では、ブラウン管技術に固執した事や有機ELなどの開発に力を入れていたこともあり、現在のテレビ市場の主力となっている薄型テレビ(PDPや液晶など)において、パネルの自社生産体制構築に乗り遅れて一時期他社に大きく差を付けられることになった。

一方、ゲーム分野において、コアとなる半導体部品などを自社開発することによって差別化をはかり、斬新なコンセプトにて開発されたプレイステーションやPS2のヒットにより、本業であるエレクトロニクス事業の不振分以上の利益を得たが、PSXの不振などもあって一時期の勢いは失われつつある。更にはVAIOやMDなどのエレクトロニクス部門の不振が続き、その責任を取り2005年3月7日に出井伸之代表執行役会長兼グループCEO、代表執行役社長及び執行役副社長兼COOの3人が退任し、ハワード・ストリンガー執行役副会長兼COOの会長兼CEO就任、中鉢良治執行役副社長兼COOの社長昇進となることが発表され、6月22日の株主総会でソニー初となる外国人トップが正式に誕生した。

■選考試験情報(編集:NY君(名簿係))

■内定までのフロー
<エントリー> SONYホームページでエントリー
<1次選考>エントリーシート提出(計5枚)
<2次選考>1次面接
<3次選考>筆記試験・2次面接
<4次選考>最終面接

■学生情報
名前:NY君(2004年度入学)SONY入るのにipod聞いてる孤高のオナニスト。
学部学科:社会科学部 ゼミ:野口智雄ゼミ(稲穂では見せないカリスマ幹事長の顔)
成績:中くらい

■会社訪問
日時:ゼミの先輩でSONY社員の方に2回話を聞きにいった。
当日の状況や感想:すごく良い人で魅力を感じた。
アドバイス:。現場で働く人の話を聞くことで実際の仕事のイメージがついた。
部門別の採用なので結構そういうイメージは必要だった。

■1次選考(エントリーシート4枚くらい)締切は4月末日くらい

1枚目→ソニーであなたが将来実現したいことや夢を教えてください(300字)


2枚目→第一希望職種について、なぜその職種を選んだのか?どのようなことをしてみたいか?自分自身の経験や知識がどのように活かせるのか?などを記述してください。(200字)


3枚目→第二希望職種について、なぜその職種を選んだのか?どのようなことをしてみたいか?自分自身の経験や知識がどのように活かせるのか?などを記述してください。(200字)

4枚目→修士論文/卒論(技術系)もしくは卒論/ゼミ等での研究活動の内容を教えてください。*上記に当てはまるものが無い場合は、学科/専攻の中で一番力を入れて取り組んだ授業のテーマについて記入してください。
・成果を出すためにあなた自身が当事者として実際に行った行動を具体的に記入してください。・特に、困難だった点や解決策、あなた自身が工夫した点、人と協力することでうまくいった点、などがわかるように記入してください。
・モットーや心がけではなく、これまでの経験を思い出し、場面を想定して記入してください。(600字)

5枚目→学生時代に夢中になって取り組んだ内容を教えてください。
・成果を出すためにあなた自身が当事者として実際に行った行動を具体的に記入してください。・特に、困難だった点や解決策、あなた自身が工夫した点、人と協力することでうまくいった点、などがわかるように記入してください。
・モットーや心がけではなく、これまでの経験を思い出し、場面を想定して記入してください。(600字)

■2次選考(面接)
日時:5月7日くらい
形式:個人面接(30分程度)
面接官:1人
当日の状況や感想:恐らく30代と思われる社員。ノーネクタイでラフな感じ。とにかくエントリーシートについてつっこまれた。特に学生時代について。何に注力をしたのか、その時何が大変でどう工夫して行動したか、その時周囲との人間関係はどうだったかなど。とにかくかなり具体的な場面を話すことになってビックリした。「日本一っていうけど全国で何チームくらいいるの?」と聞かれたので適当に「さ~500チームくらいは堅いですね。」と言ってやりました。そこらへんは大げさに語ってました。大学名は問いませんという会社なのでエントリーシートはもちろん面接でも教えてはダメなのだが、ゼミでの研究結果を発表する際に大学名を言ってしまった。フフ、ダメな子ちゃん俺。

■筆記試験
日時:1次面接通過者のみのWEBテスト
内容:国語、算数(SPI)
☆行きたい会社だったのでWEBテスト用のテキストを買った。SPIでもいろいろ種類があるので本気で行きたかったらお金を惜しまないで買ったほうがいいかなと思う。内容は特になんの変哲もないラブソングではなく(それはKANの歌)何の変哲もない内容でした。ただWEB用のSPIの勉強は必要かと。

■3次選考(面接)
日時:5月13日くらい
形式:個人面接(30分程度)
面接官:1人
当日の状況や感想:筆記試験の結果と、この面接の結果で次に行けるか決めるらしい。今度は人事の40歳くらいの男性。またもやノーネクタイでラフな感じ。学生時代頑張ったこと、辛かったことにかなり突っ込まれる。今度は志望動機を聞かれる。無駄に体育会系を装ってハキハキ話していたら、それが功を奏し「もっとこうしなきゃ最終面接で落とされるよ」などと、志望動機などについてアドバイスを受ける。また何かアピールしてって言われて2つのアピール話しがあったのだが、迷った結果ゼミの話しをしようとしたらそれはいいから迷ったもうひとつの方を教えてと言われた。いじわるって思いました。またこの時髪をバッサリ切っていた。やっぱり男は爽やか系がいいのかということを学ぶ。

■最終面接
日時:5月17日くらい
形式:個人面接(40分程度)
当日の状況や感想:恐らく50代と思われるおじさん。ここでもやはりノーネクタイでラフだった。会った瞬間から威圧的な感じだった。確かエントリーシートの内容以外はあまり聞かれなかった。ただなぜSONYかとかは聞かれたような気がする。思った以上にゼミでの研究に食いつかれ相手が世間話を始めてしまった。10分ほど世間話をした結果僕は重大なことに気づく。何もアピールしていないと。そして「もう終わりだけど他に何か質問はある?」と聞かれ僕はこう口走ってしまった。「何も言いたい事が言えてないのでアピールさせてください」。それからは僕のアピールタイムが始まる。

一つのアピール話が終わり、「もう平気?」と面接官に聞かれたので「まだまだアピールさせてください」などと熱い言葉が口から出てしまう。「まだあるの~。これで最後だよ~。」なんて嫌がられながら、またもや僕のアピールタイムが始まった。もう止まらなかった。その姿はまるでライン際でドリブルを始めて相手に自爆テロを仕掛けるそわたるのよう。そうして面接は終わった。正直暴走しすぎたな~といった感じだった。

1週間以内に合格者のみ連絡すると言われる。しかし次の次の日に人事の方から内定の電話を頂いた。

全体を通しての感想、アドバイス

自分の意見をハッキリいう事が重要だと思った。一般論ではなく。頑張ってください。


「面接前に実家の庭で日向ぼっこをしながら聞いていた曲BEST4」
第4位・・Corinne Bailey Rae 「Call Me Whwn You Get This」
お散歩しながら聞いてください。。
     コリーナちゃんの声を。
第3位・・KASABIAN 「Shoot The Runner」
     英語だし歌詞わかんないけどBASSが強調されたギターで心も体も踊りだしたくなるような高揚した気持ちになる。でも庭なので恥ずかしくて踊らなかった。
第2位・・木村カエラ 「happiness!!」
歌詞がいい。ただじゅんぺいがよく歌っていてその姿が姿キモかったせいか、じゅんぺいを思い出してしまうこともしばしば。そんな時はスっと違う曲に変えていた。ごめんねじゅんぺい。
第1位・・Mrcildren 「Heavenly kiss」
     僕の実家には小さな芝生の庭があって、そこに座っていると裏の森から鳥のさえずりが聞こえてきます。そんな状況にぴったりな曲(個人的な意見だが)。
※CD屋にいけば必ずあるCDだし、というか既に聞いている人ばかりかもですが聴きやく
く元気が出る曲だと思うので。インディーズ主義のあなたも是非是非。ではでは~。


●大和証券(総合職・エリア総合職併願)By KMさん(女子)

採用HP → http://www.daiwa-grp.jp/recruit/2009/index.cfm
「大和証券グループ」で採用は行われるため、うさんくさい羽田氏が入社する大和証券SMBCとは採用も会社そのものも異なるので注意が必要。

■選考試験情報(編集:KMさん(ジャーマネ) 校正:芦田太郎)
(エリア総合職)内定までのフロー
〈説明会〉(説明会に出席した後、携帯に連絡が来ました)
〈1次選考〉リクルーター面接
〈2次選考〉筆記試験
〈3次選考〉人事面接
〈4次選考〉役員面接
〈5次選考〉最終面接(意思確認)→内々定

■学生情報
名前:KMさん
学部:商学部 ゼミ:藤田誠ゼミ 成績:笑えない

■1次選考(リクルーター面接)
日時:3月13日
エリア総合職はエントリーシート提出が無く、説明会に出席すると携帯に連絡が来て選考の案内をされます。
場所はホテルのラウンジで、約1時間。1対1。
入社6年目の女性の社員(人事部ではない)に学生生活について、志望動機、他にどんな企業を回っているか、などを質問されました。後半の30分くらいは私からの質問を受けるということで、思いつく限り色々と質問していました。
紅茶とクッキーを頂きながら、終始和やかな雰囲気で、面接というかOB訪問のような感じでした。
その場で筆記試験の案内をされ、後日webで予約。

■2次選考(筆記試験)
日時:3月29日
内容:グラフの読み取り問題、性格適正検査
 4月1日に次の選考の連絡。

■3次選考(人事面接)(履歴書と成績証明書を提出)
日時:4月3日
形式:面接(約20分)
面接官:1人
当日の状況や感想:
入社10年目の男性の面接官。履歴書を見ながら学生時代頑張ったこと、志望動機、他社の進行状況、志望順位などを質問される。

 翌日に連絡があり、総合職かエリア総合職のどちらかに絞るよう伝えられる。2日間悩み、エリア総合職を選ぶ旨を電話で伝える。すると次の選考の案内をされ、次の役員面接が山場だと伝えられる。


■4次選考(役員面接)
日時:4月7日
内容:面接(約30分)
面接官:3人 学生:4人
当日の状況や感想:取締役など、役員クラスの面接官の雰囲気に圧倒され、ものすごく緊張する。質問内容は今までとあまり変わらず、自己紹介、学生生活について、志望度合いなど。
 当日の夜に次の選考の連絡。

■5次選考(最終面接)
日時:4月9日
第一希望かどうか念を押される。第一希望だったのでそう伝える。その場で内々定を頂く。

(総合職)
〈エントリー〉HPでエントリー
〈1次選考〉webエントリーシート提出
〈2次選考〉3月29日 筆記試験
〈3次選考〉4月4日 人事面接→〈4次選考〉辞退(エリア総合職に絞る)


■アドバイス(聞き手:芦田太郎)
金融業界に対する志望度が高まっていったのは、色々な社員さんの話を聞くうちに、「商品ではなく、自分の人柄や信用力で勝負できることが面白い」と思うようになった。

就活を始めた当初は、化粧品や下着メーカーや食品会社のセミナーに行ったり、実際ESを書いたりしたが、エントリーシートもなかなか通らず、あまり魅力を感じなくなり始めた。これらのいわゆる「メーカー」は、自分の人柄や信用力ではなく、「商品そのものの力」で決まる部分が大きく、もっと自分自身の力を反映できる仕事をしたいと思うようになった。そこから金融業会に絞り始め、その中でも一番社員さんの雰囲気がよかった大和を第一志望にした。

丸山さんが書くのに疲れてしまったため、このアドバイス部分は編集長である芦田が電話によるインタビュー形式で編集しました。悪しからず。
丸山さんの疲れ具合は以下の他企業情報を見れば一目瞭然。


三菱東京UFJ銀行
(総合職)
〈1次選考〉webエントリーシート提出 
〈2次選考〉グループディスカッション→不合格 4月1日

みずほ銀行
(総合職)
〈エントリー〉HP上でエントリー
〈1次選考〉エントリーシート提出・筆記試験→不合格 4月1日

三井住友銀行(総合職・CS職併願)
(総合職)
〈1次選考〉webエントリーシート提出 3月15日〆切 
〈2次選考〉1次面接 3月25日
〈3次選考〉2次面接 4月2日
〈4次選考〉3次面接→辞退 4月8日


(CS職)
〈1次選考〉webエントリーシート提出 3月15日〆切
〈2次選考〉1次面接・履歴書提出
〈3次面接〉2次面接→辞退

千葉銀行
(総合職)
〈エントリー〉HP上でエントリー
〈1次選考〉面接 4月1日
〈2次選考〉筆記試験→辞退

三菱東京UFJ信託銀行
(総合職)
〈1次選考〉webエントリーシート提出
〈2次選考〉辞退

住友信託銀行
〈1次選考〉webエントリーシート提出 3月21日〆切
〈2次選考〉グループ面接 3月23日
〈3次面接〉グループ面接・履歴書提出→不合格 4月2日

第一生命
(総合職)
〈1次選考〉webエントリーシート提出 3月11日〆切
〈2次選考〉1次面接 3月14日
〈3次選考〉2次面接 3月23日
〈4次選考〉3次面接・履歴書提出→辞退 4月6日

明治安田生命
(総合職)
〈1次選考〉エントリーシート提出 3月12日〆切
〈2次選考〉1次面接 3月15日
〈3次選考〉筆記試験 3月26日
〈4次選考〉辞退

朝日生命
(総合職)
〈1次選考〉1次面接
〈2次選考〉辞退

資生堂
〈1次選考〉webエントリーシート提出 3月13日〆切
〈2次選考〉辞退

ね、一目瞭然でしょ。
でも、彼女の第一志望は大和のエリア総合職だったわけで、彼女は彼女なりに就職活動を「やりきった」わけです。めでたし、めでたし。

●大和証券SMBC(証券業)By HT君

住所:〒100-8289 東京都千代田区丸の内1丁目8番1号 丸の内トラストタワーN館(2008年10月大手町グラントウキョウ ノースタワーに移転)
■採用HP → http://www.recruit-daiwasmbc.com/

企業概要
1999年、大和証券株式会社(現 株式会社大和証券グループ本社)より営業の一部(ホールセール部門)および住友キャピタル証券株式会社より営業の全部を譲受け、大和証券エスビーキャピタル・マーケッツ株式会社として営業開始。
2001年、さくら証券株式会社の営業譲渡および株式会社さくら銀行のホールセール証券業務の一部統合を受け、「大和証券エスエムビーシー株式会社」に商号変更。

2008年度新卒募集人員
→136名(内定式)
→総合職男女比 9:1

企業情報
大和証券SMBC株式会社は、株式会社大和証券グループ本社(持ち株会社)の子会社で、ホールセール(法人業務)証券会社である。日本で最大級の投資銀行業務を行う会社である。
・ 大和証券グループ本社の中では大和証券SMBCはエリート部隊と見られているらしい。
・ 規制緩和によりメガバンク(SMBC:三井住友FG)に大和証券グループ本社ごと吸収されるのではとの噂が立っているがその話はタブー。
・ 勤務地は東京(大手町)、名古屋、大阪、香港、ロンドン。新卒はほぼ大手町。毎年1人か2人が大阪勤務になるが、それは大阪出身者の可能性が高い。


■選考試験情報(編集・校正:HT君(不正会計))

■内定までのフロー(表向きの選考フローは一切公表されない)
インターンシップからの選考(夏・1week 冬・2days)選考とは関係ないという名目の下複数の面談や、食事会が行われるので注意。
<エントリー> 当HP上にてインターンへ申し込み
<1次選考>エントリーシート提出、テストセンター
<2次選考>1次面接、その後複数回面接有り
<3次実務>インターンシップにより実務の体験
<4次選考>食事会(名札を付け選考されているとのこと)
<5次選考>リクルーター面談
<6次選考>4月1日役員面接(3人での集団面接で30分)
・ 備考
夏のインターンへの参加は内定にかなり近づくとのこと。主に東大生、慶応生が参加する。また、リクルーター面談で落ちた場合にはオープン採用に参加可能だがほぼ落ちると言われている。落ちるというのは連絡が来なくなること。

リクルーター こちらも選考とは関係ないといった名目で面談が開かれ、選考が進んでいく。

<エントリー> 当HP上にてプレエントリー
<説明会>部門ごと、学校ごとで複数回行われる
<1次選考>エントリーシート提出、テストセンター
<2次選考>リクルーター1次面談(30分)
<3次選考>リクルーター2次面談(30分)
<4次選考>人事面談(30分)
<5次選考>4月1日役員面接(3人での集団面接で30分)
・ 備考
説明会にて名札を付ける事になる。そこで良い質問をし、積極的だと感じられる学生に連絡が行きリクルーターが付く仕組み。まれに学歴のみでリクルーターが付くこともある。また、リクルーター面談で落ちた場合にもオープン採用に参加できるがこちらもほぼ落ちる。


オープン
<エントリー> 当HP上にてプレエントリー
<説明会>部門ごと、学校ごとで複数回行われる
<1次選考>エントリーシート提出、テストセンター
<2次選考>1次面接
<3次選考>2次面接
<4次選考>人事面接
<5次選考>役員面接
・ 備考
こちらが一般的な選考フローになる。この選考が始まる時点で、インターンとリクルーターを合わせて約半分の内定者が出揃っている。

■学生情報
名前:HT君(2004年度入学)
学部学科:理工学部経営システム工学科 ゼミ:吉本研究室、ロジスティクス・プラントエンジニアリングゼミ
成績:中の中

■会社訪問
日時:リクルーターの紹介により、興味のある部門の社員を訪問。2月後半。
当日の状況や感想:大変優秀な方で、様々なアドバイスを頂いた。
アドバイス:OB訪問はほぼ不可能です。2月前半にある学生会館で行われる早稲田大学のためのセミナーに参加することで、社員の方、内定者の方に触れるチャンスがあります。僕は、そこでリクルーターの方に名前を覚えていただきました。今年度は僕も呼び出されると思うので、よかったら社員の方を紹介します。

リクルーター選考により内定
■1次選考(エントリーシート)締切は3月第2週
→自己紹介的なものは一切記入しない。
(1) 学生生活においてがんばったことと、それをどのような独自性をもって乗り越えたか。
(2) 会社に入ってからの10年後の自分の姿
どちらも600文字程度

■筆記試験
内容
→テストセンターでの結果を送信する。ちなみに結果を送信していなくても面接に呼ばれたりするため、はっきりいって見ていないだろう。

■1次面談
日時:3月7日
形式:面談(30分程度)学生3人対社員1人
面接官:1人(1年目の社員)
当日の状況や感想:入社1年目のマーケットの方にお会いした。
主に説明会で印象に残った学生に連絡が行く。「選考には関係なく、質問会です。」と明らかな嘘をついてくる。確実に選考過程であり、評価シートも用意されている。「3人で30分であるため比較的あっさり終わる。しかし、「IB(インベストメントバンク)に必要な要素は何?」といった感じでサラッと小難しい質問を投げかけてくる。十分な業務理解と、自己分析が必要。

■1次面談
日時:3月27日
形式:面談(30分程度)学生1人対社員1人
当日の状況や感想:入社2年目のM&Aの方にお会いした。
かなり和やかな雰囲気で行われる。入社志望度や何がやりたいかを明確に見えているかを問われている。適当に相手の話を聞いていればよい。

■2次面談
日時:3月29日
形式:面談(30分程度)学生1人対人事1人
当日の状況や感想人事。
顔がやくざだった。志望動機ややりたいことを聞かれ、5分で終わった。あとは、質問はあるか?といわれ続けた。なんとか人事から笑顔を引き出したが、正直落ちたと思った。この日に連絡が来て4月1日に役員面接だと言われる。ここで、他社の内定をもらっていると正直に話し、しかし御社に入りたいとの旨を伝えた。

■最終面接
日時:4月1日
形式:役員面接(30分程度)学生3人対役員3人
当日の状況や感想:ESについて軽く聞かれ、がんばっていけるかどうかを確認される。ちなみにインターン、リクルーター選考において最終で落ちた人は100人に1人の割合でいる。ソファーに座りかなり緊張するが、案外やさしいおじさんだと考えれば楽に話せる。なんとこの日に履歴書を持ってくるように言われる。

面接が終わり会社の外でしゃべっていると連絡が来て、本社に戻るように言われる。面接後20分は本社周辺にいることをお勧めする。本社に戻り、人事と会い、就活を辞めるというというと内定が出て握手することになる。

全体を通しての感想、アドバイス
就活をしていく中で、面白そうだなと思う仕事が出てくると思います。俺は、やってみたいと思う仕事が見つかり、その根拠も明確にできたことで内定がもらえたのだと思います。自分がやってみたいことを見極め、なぜそう思うのかを明確にすることが大切かなと思います。あと、業界にはその業界に合った雰囲気というものがあります。例えば証券なら、ストイックであり、Mであり、打たれ強い人間が好まれます。自分の正確に合わなそうな業界、企業は避けたほうがいいかもしれません。ちなみに俺には大和証券SMBCの社風は合いません。


●テレビ朝日(テレビ局)By芦田太郎

住所:106-8001 東京都港区六本木六丁目9番1号
採用HP → http://company.tv-asahi.co.jp/saiyo/

2008年度新卒採用者数
総計:35名
・アナウンサー部門:女子アナ→3人 男子アナ→0人
・コンテンツ制作部門(ドラマ・バラエティー部門、報道、スポーツ)
①ドラマ・バラエティー部門:男子6人 ②報道:男子5人、女子2人
③スポーツ:男3人
・ビジネス部門(営業、編成、構成、映画、事業、デジタル戦略、管理)
・技術部門(制作技術、放送技術、放送IT)
→ビジネス、技術部門あわせて採用16名(男10名、女6名)

企業概要
2003年の六本木ヒルズ新社屋移転を「第3の開局」と位置付け、商号を全国朝日放送株式会社から、旧社名より一般的に広まった株式会社テレビ朝日に変更、企業ロゴも『/tv asahi』に一新すると、局に対するブランドイメージは向上。コンテンツ面でも世界水泳やFIFAワールドカップ(アジア予選・本戦)といったスポーツのビッグイベントの中継や愛のエプロン、銭形金太郎、黄金伝説、Qさま、TRICK等深夜の人気番組をゴールデンタイムに昇格させるシステムが功を奏し、2005年4月クールのゴールデンタイム視聴率がフジテレビに次いで2位となり、「万年視聴率4位」「振り向けばテレビ東京」等といった汚名返上に成功した。 2005年、年間視聴率、ならびに年度視聴率でプライムタイムの視聴率が開局以来初の2位となった。


企業情報(By Wikipedia)
1984年に米国CNNと提携、1985年にはプライムタイムに大型ニュース番組『ニュースステーション』を開始。現在も『報道ステーション』『スーパーJチャンネル』に代表されるニュース番組や、『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』等の討論番組、『ビートたけしのTVタックル』といった時事バラエティ番組の制作を得意とし、報道に強い局、というイメージ作りに成功している。後述する朝日新聞との関係は、報道には良い面でも、悪い面でも影響を与え、少なくとも他局とは違う独自性を見せる形にはなっている 。
筆頭株主である朝日新聞の影響を受けており、又社長や役員等が朝日新聞出身者で占められている為、一部では「朝日新聞の「天下り」先」とまで批判される事がある。

■選考試験情報(編集:芦田太郎)
■内定までのフロー
<エントリー>
<一次選考> エントリーシート+Webテスト
<二次選考> 面接
<三次選考> 筆記試験
<四次選考> 面接
<五次選考> SPI(性格のみ),クリエイティブ、企画書作成,GD,プレゼン,面接
<六次選考>最終面接

■応募職種:コンテンツ制作(バラエティ)
■学生情報
名前:芦田太郎(2004年度入学)
学部学科:政治経済学部経済学科 ゼミ:古賀勝次郎ゼミ
成績:中の中

■会社訪問
していません。

■一次選考(ES+Web試験)
意外に落とされる。2万人近くが受験しているので、ここで半分以下にするという噂もあるのでESは真剣に書くべき。

■二次選考(面接)
日時:2月11日(日)
形式:2(面接官)対1
最初に30秒で自己紹介してくれといわれる。その後、あらかじめ提出した面接シートを見ながら質問される。学生時代に頑張ったことや、一緒に仕事したいタレントなど。5分経過するとベルが鳴る。時間が短いので、限られた時間の中で自分を出せるかが勝負。面接官は若い男性二人で良い人だった。はっきり言って爽やかさと元気のよさという第一印象勝負。

■三次選考(筆記試験)
日時:2月14日(水)
内容語学:英語(マークシート)①長文2題(センター並)②会話(割とむずい)
一般常識:時事問題(芸能系多し)テレ朝の知識やや必要
論作文:「あなたは天国と地獄どちらに行くか?」(400~600字)
■四次選考(面接)
日時:2月17日(土)
形式:3(面接官)対1
当日の状況や感想:時間は15分。前回よりも面接官の年齢が上がる。15分あるので、前回よりも突っ込んだ質問に。学生時代、趣味、バイト、一緒に仕事をしたいタレント、やりたい番組など。ここでも15分たつとベルが鳴る。終始和やかであったが、前回よりも突っ込んだ質問が多かった。テレビをしっかり見てないと厳しい。

■五次選考(SPI(性格のみ),クリエイティブ、企画書作成,GD,プレゼン,面接)
日時2月22日(木)
形式:5~6時間拘束される
制作・報道・スポーツ(いつの間にか全部で40人弱に絞られていた)が一部屋に集合させられる。
①SPI(性格診断のみ)150問くらいあって正直疲れる
②クリエイティブテスト(バラエティ・報道は同じ問題で、スポーツは別の問題だった)
問題
・使えなくなったアナログテレビの再利用方法を20個以上書きなさい
・独創的なラーメンを考えなさい
・テレビ朝日の50周年記念ソングの1番の歌詞を考えなさい。
時間は40分ほど。
ハッキリいって全然時間足りないし、おもしろいこと思いつかなかった。みんなもかなり焦っていた。

③企画書作成(ここからバラエティーと報道に別れる。バラエティーは18人いた)
深夜枠で新しいクイズバラエティー番組を企画。出演者がオリエンタルラジオだけ決まっている。あとは自由。裏番組などは気にしないで、視聴率の取れる企画を考えろという趣旨。この企画はその後のGD(6人一組)において意見を出し合い、企画をつめていくという趣旨。さらにそれとは別にゴールデンタイムのテレ朝の番組表が配られ、自分のやりたい番組、その番組でどんな企画をすれば視聴率が上がるかをA3用紙くらいのボードにまとめ、後の個人面接において、2分程度でプレゼンしてくださいと言われた。この二つの作業を50分以内に終らせる。

④GD(6人一組)
面接官3人(うち2人はかなりお偉いさんっぽいオーラが出てた。実際ロンドンハーツのチーフプロディーサーであった。)
制限時間は50分ほど。GDをしている様子を面接官はじっと見ている。
ホワイトボードを使うなどしてGDしていく。グループによっては自己企画アピールが強すぎて中々まとまらないというグループもあったようだが、うちのグループは結構協調性があって良かった。優れた企画を提案するというより、集団において、いかに他人の意見を聞きながら、自分の意見を上手く主張していくかというコミュニケーション能力を見られている感じがした。でしゃばりすぎは、死しか待っていない。

⑤面接
形式:面接官3人対1人
時間は20~30分くらいだったと思う。
最初に2分間で、さきほど作ったボードを持ってやりたい番組をプレゼンする。ちなみに僕はロンドンハ-ツでプレゼンした。
その後数分間、その企画についての質問。その後はそれ以外の質問。
この面接が最も面接官のリアクションが薄く、高圧的で、ハードだった。
正直、この面接が、僕の就活ヒストリーの中で最も圧迫的な面接だった。それくらい強靭なメンタリティを必要とする。

学生生活の話などよりも、業界の本質的な質問も多かった。
「20年後のテレビはどうなるか?」
「その時あなたはどうすればテレビが発展していくと思うか?」など。

その日のうちに合格者のみ連絡が来る。
そして翌日健康診断へ行かされる。
  
■最終面接(最終でも半分くらいは落とされるという噂だが真相は謎)
形式:役員(7人)対1人 正面に強面の人事局長が座っている
おそらく20分ほど。タイマーが鳴っていた。
面接シートを見ながら、面接官の方が質問する。僕の場合は終始和やかなムードであった。笑いも取れた。が、人によっては真ん中に座る人事局長が鬼のようであったという人もいる。確かにあまり笑わない人だが。また、7人いるなかで唯一の女性の面接官も結構高圧的だったという人もいた。
が、自分的には完璧な手ごたえだった。
合否に関しては3月末までに連絡すると言われる。
そんなになげーのかよと若干イラっとした。

ところが2月25日に内々定(企業倫理規定により10月までは内定が出せないらしい)の電話が来る。あまりのも早いので超びっくり。
たしか東京電力のセミナー帰りの電車の中で電話を受けた。元々あまり感情を表に出さないタイプ+電車の中という合格の電話を受けるシチュエーションには全く適していない場所で電話を受けたために、「芦田くん、見事あなたはテレビ朝日の選考を全て通過されました。おめでとう。」と人事の人に言われても、「はぁ、ありがとうございます。」と最悪のローテンションで答えてしまい、「嬉しくないの?」と疑われ、心配された。でもマジで嬉しかった。初めて受けた会社で、初めての内定で、自分の好きな会社の一つだったから。人によって電話が来る時期は違う模様。
落ちた人には3月末に葉書が届くらしい。なんて残酷な。

■全体を通しての感想、アドバイス
まず、テレビを見ること。そしてテレビが好きなこと。これがテレビ局受かるための最低条件です。ここをクリアできない人間が、寝る間を惜しんで、身を削ってまで番組作りに取り組めるはずが無いので、面接官はまずその部分を見ます。

僕は、テレ朝のESにある、「他に志望している企業」の欄に「フジテレビ」と書きました。
そして「第一志望は御社です。なぜフジテレビではなく御社なのかは50字以内では書き切れません。」と書き添えました。

どの面接でもここを突っ込まれました。というよりあえて突っ込ませるように書きました。もちろん本心で書いたことですが、こんな感じである程度インパクトを残すというか挑戦的なことをESに書くことも必要だと思います。もちろん自分なりに自信を持って答えられること限定ですが。実際人事の方にもこの部分はかなりいじられました。

最終面接でも聞かれました。テレビ朝日自体もフジテレビをかなりライバル視している面があるので、それにただ媚びるのではなく、「なぜフジではなく、テレ朝なのか」を自分なりに整理し、本心で語れることが出来れば問題ないと思います。とにかく「テレビ朝日で仕事をしたい」ということを誰にも負けない熱意を持って伝えられることが合格への最低条件です。

圧迫面接も人によってあると思います。
これはもう運次第ですが、僕が思ったことは「ビビらなければ問題ない」ということです。ちょっとでもひるんだり、逆切れしたり、すねたり、ビビったりしたらもう終わり。それを狙って面接官もそういった態度を取っているはずです。

また、大切なことは質問にしっかり答えること。ただただ知識をこねくり回してしゃべることなんて望まれていません。端的に簡潔に要点を捉えた応答を望まれているということを感じました。 テレビは倍率が高いから難しいとかいう人がいますが、倍率は関係ありません。自分の実力を全て出し切って、それを面接官が合格・不合格の判断を下すだけです。倍率を言い訳にしているような人間はテレビを受ける資格すらないって思います。

最後に。テレビ朝日は僕が就活で見てきた企業の中で最高の社風でした。そして最高の同期がいました。そんな会社に入社できることを誇りに思い、テレ朝で時代を作ってやろうという気持ちで一杯です。

■選考試験情報 テレビ朝日(2)By芦田友人・スポーツ志望
■学生情報
名前:A君(2004年度入学)
学部学科:慶応大学経済学部経済学科 ゼミ:藤田康範ゼミ
成績:中

■会社訪問
日時:内定者、社員の方ともに会っていません。ただしテレビ朝日でアルバイトをしていたので、局の雰囲気、働いている人の感じはなんとなくわかっていました。
当日の状況や感想:親切な人、後輩想いの人が多い。
アドバイス:1年生の時からテレビ朝日でアルバイトをしていたので、親近感の湧くテレビ局でした。番組スタッフも気さくで面倒見の良い人ばかりだったので、好印象。
僕の場合は会社訪問を全くしませんでしたが、テレビ局に本当に入りたい人は、会社訪問して各局の雰囲気を掴んでおくことは損にはならないと思います。

■1次選考(WEBにてエントリーシート提出)締切は2月1日
質問内容は以下
(1)あなた自身を思いっきりアピールしてください。(150文字以上、200文字まで)
(2)学生時代の体験で、自分を大きく成長させたと思われるものを2つ以上書いてください。(200文字以上、400文字まで)
(3)「そもそも人間とは、○○な生き物である。」
   ○○の部分に言葉を入れ、続きを書きなさい。(200文字以上、300文字まで)
(4)テレビ朝日に入社して10年後、活躍している自分を想像してください。(200文字以上、300文字まで)
(5)コンテンツ制作部門・ビジネス部門のどのジャンルの仕事に挑戦したいですか?
(6)テレビ朝日以外で就職を希望している会社は?(50文字以内)
(7)テレビ以外で就職先として興味のある分野、業界は?(50文字以内)
(8)お持ちの資格、免許(普通自動車運転免許を除く)、特技、得意な語学があれば教えてください。(100文字以内)

至って普通のES。
ここで注意したいのが、(5)の質問。テレビ朝日ではコンテンツ・ビジネス部門を併願することが出来る。コンテンツの面接で落ちてしまっても、ビジネスの面接を再度受ける事が出来る。つまりチャンスは2回。併願しておいたほうがお得。
ちなみに僕の場合はスポーツ・営業志望と併願しました。
2月7日に結果発表。
■2次選考(1次面接)
日時:2月12日
形式:面接(5分程度)
面接官:2人
当日の状況や感想:若めの私服の方、スポーツマンぽい男性の人と真面目そうな女性の人。
WEBに提出したESを家でプリントアウトし、追加の欄を再度書き込む。
書き込むのは、

・ テレビ朝日でどんな仕事をしたいですか?実現したいことは何ですか?
・ 一番印象深い番組
・ あまり見たくない番組
・ 録画してでも見たい番組
・ 気になるニュース(出来事)
・ 気になるニュース(人)
・ 人生一番の後悔
・ 一番恥ずかしかったこと
・ 最大の弱点
・ こう見えても私・・・
・ 更にこんな一面も・・・


各ブースに流れ作業の様に学生が通されていく。
最初に30秒間の自己紹介をする。これは面接の前から言われていること。
テレ朝でどんな番組をつくりたいか?について深く聞かれる。とまどいつつも、実体験をもとに答える。たんたんと面接は進み、あっという間に面接は終了。手応えはあまり無く、不安になりつつ面接終了。
時間が短いため、第一印象勝負と言っても過言では無いと思います。

2月13日にWEBにて通過連絡。

■3次選考(筆記試験)
日時:2月14日
内容:一般常識、英語、作文

一般常識は広く浅い知識を求められる。リアディゾン、AKB48など所謂マスコミの筆記で必要な知識が問われる。
英語は時間が足りなくて焦る。
作文は「あなたは天国と地獄どちらに行くか?その理由も」
書き易いテーマでした。
全体で3時間程度の筆記試験。
次の日15日にWEBにて結果発表。面接の予約をする。
筆記で落ちている人もいたので、確実に点数を獲得したい。

■4次選考(2次面接)
日時:2月17日
形式:面接(15分程度)
面接官:3人
当日の状況や感想:おそらくディレクタークラス。年齢は30~40代。一人はゲットスポーツ担当の人。もう一人は人事の人か?

質問内容などをざっと書くと以下。

今まで一番印象に残ったテレビ番組は?
始めに自己紹介。学生時代がんばってきたことは?何が大変だった?その中での役割は?テレビ朝日のアルバイトではどんなことをしたの?その番組を担当したいんじゃなくて、君はスポーツなんだ?テレ朝のスポーツ番組は見る?テレビ朝日に入ってやりたいことは?理想の社会人ってどんな人ですか?他社との選考状況はどう?

和やかな感じで面接は進む。15分があっという間に感じる。

3人の面接官はじっくりと学生の本質を見極めているという感じ。テレ朝でやりたいこと、好きな番組などをじっくり考えていかないとボロが出てしまう。

これで落ちたら仕方が無いなと思いつつ、結果発表を待つ。

2月19日に電話にて結果発表。電話で軽く、人事の人に制作でビジネスどちらに行きたいのかを聞かれる。面接での印象なども教えてくれて親切な対応だった。
この面接で多くの人が落とされている様なので、気合を入れて臨んで欲しい。
次の日、20日に選考があると言われ、当日は私服で来るように指示される。

■5次選考
日時:2月20日
形式:性格診断テスト、クリエイティブ試験、企画書作成、面接、ディスカッション、再度面接が行われ、半日ほど拘束される。

当日の状況や感想
この時点でスポーツ志望で残っていたのは12人。
■性格診断テスト→いわゆるSPIの性格診断。至って普通。

■クリエイティブ試験→テレ朝の社歌を作成してください。大量のテレビが廃棄されたらそれを何に使うか?など圧倒的に時間が無いまま、とにかく思いついたことをどんどん書くことが要求される。

■企画書作成→自分の考えているスポーツに関する企画のタイトルを10個書かされる。その後、その中でも特にやりたい企画、一本についてB4の紙に企画書を書かされる。

■面接→筆記が終わった後に別室に案内されて、二人ずつ別々に面接に通される。
面接官は3人。プロデューサークラスの方2人(男女1名ずつ)人事の方1人。
最初に先程書いた企画書について1分でプレゼンをしてくれと言われる。
そこからはES、企画書から質問が飛び交う。時間は15分くらい。終始和やかに進むが、後から聞いた話だともう1つのブースは圧迫だったらしい。

■ディスカッション→6人一組に分かれてディスカッション。
お題は「テレビ朝日50周年にふさわしい企画を考えなさい」
時間は確か40分くらい。
全員の言いたいことを汲み取って、うまくまとめていく役割をつとめる。でしゃばるのではなく、全員で良い企画をたてることを第一に考えて発言する。その様子を先程面接をしてくれた社員の人が観察。最後にプレゼンをするのではなく、終了。

■面接(2回目)→先程の面接官の方と再度面接。時間は5分。
質問は二つしかされなかった。
一つは先程のディスカッションで意識していたことはありますか?と
最後に言い残したことはありますか?
ディスカッションで意識したことは、上に書いたことを素直に話し、言い残したについてはなぜ自分がスポーツにこだわるのかについて、熱く、熱く、熱く語った。
雰囲気はブースに入った途端に面接官の二人はくすくす笑っている、どうしたんですか?という表情でいると、面接官の同期の人で僕に似ている人がいるらしい、そんな会話をするほど、とても和んでいた。
結果発表はその日の夜に電話で来るとのこと。
終了後、正直、やりきった感があったし、通っているだろうという様な直感を抱いた。
聞くところによると次は最終面接。テレビ朝日社屋を出て冷静に考えてみて、自分はテレビもいいけれど、本当に行きたいのは広告ではないかと真剣に悩み、再度社屋に戻り、アルバイトをしている番組のディレクターに相談をしにいく。
素直な気持ちを打ち明けたところ、以前スポーツ番組の担当をしていたプロデューサーにまで会わせてくれて話を聞かせてくれることに。ここでテレビ局としてスポーツに携わる事と広告会社からスポーツに携わることの圧倒的な違いを知る。
最終的に「お前の好きにしろ」と言われ、肚を決める。

帰宅途中にテレビ朝日の人事の方から電話。
通過の連絡を頂くが、辞退を申し入れる。
説得されるが、自分の感じた様々な想いを正直に話す。テレ朝の人事の方の対応は非常に好感の持てるもので本当にありがたかった。

ここで12人から6人に絞られる。僕が辞退したので5人。
通過したのは2つグループディスカッションをしたうちの僕のチーム全員だった。もう片方は全員不合格。良い話し合いが出来たら全員受かるというのは本当だなと感じる。

最終面接で1人落ちてしまい、スポーツで内定したのは結局4人でした。


●電通(広告代理店)By芦田太郎

住所:〒105-7001東京都港区東新橋一丁目8番1号
採用HP → http://www.dentsu.co.jp/recruit/newrec/index.html

2008年度新卒採用者数 総合職:174人 アート職:12人

企業概要(By Wikipedia)
1901年、光永星郎によって設立された「日本広告」を前身とする。1907年、ニュース通信社「日本電報通信社」と合併。1936年、国策によりニュース通信部門を同盟通信社に譲渡し、広告代理店専業となる。1947年に吉田秀雄が第4代社長に就任し、軍隊的な社則「鬼十則」を作るなど、電通発展の礎を築いた。1984年のロス五輪よりスポーツイベントに本格参入。以降、スポーツイベントでの業務拡大が続く。2001年11月30日に株式を上場。
広告代理店として単体では世界で最大(グループとしては5位)の売り上げ規模であり、連結売上高は2兆円を超える。国内2位の博報堂の売上高の約2倍と、名実ともに日本最大の広告代理店であり、「広告界のガリバー」の異名を持つ。(しかし2位の博報堂とは社員の数も倍違うので一概に力が2倍とは言えない)その圧倒的なシェアゆえ、市場の寡占化が問題視され、2005年に公正取引委員会による広告業界についての調査がなされた。
しかし、海外展開は欧米の大手広告グループと比べると非常に弱く、海外での認知度も低い。その為に、近年は欧米の広告グループとの提携に力を入れており、2000年には、アメリカ合衆国の「レオ・バーネット」などと共に、広告会社グループ「bcom3」を結成。2002年以降は、レオ・バーネットを買収したフランスに本拠を置く世界有数の規模を持つ広告代理店「パブリシス」グループと資本提携関係にある。

企業情報(By Wikipedia)
・ 同社に勤める者(とくに営業担当者)は「電通マン」と呼ばれ、過酷な労働環境で知られ、高給取りだと思われている(そのほとんどは残業から発生しているので、単純に高給取りとは言えないが、業種に起因する交際費の多さからそう思われている)。
・ 社員に政財界・芸能界等の有力者子弟が多いことから、就職活動の場では、コネ通と揶揄されている。
・ 電通が直接関与する不祥事が起こってもメディアに取り上げられることはなく、公益にかなう社会的自浄作用が失われているという批判がある
と、Wikipediaには悪口ばかり書かれているが、本当に悪口通りで、悪口だらけの会社なら圧倒的なリーディングカンパニーであり続けられるわけがない。というわけで、電通に限った話ではないが、ウンコみたいなゴシップやらに惑わされず、自分の目で見て、耳で聞いて電通を判断しよう。圧倒的な力を持つ会社であることは間違いないのだから。

■学生情報 芦田太郎
・学部学科:政治経済学部経済学科 古賀勝次郎ゼミナール
・成績:中の中

■会社訪問
していない。最終面接の前に何とか1人1年目の社員の方に会うことが出来た。内定者でOB訪問していない人は皆無に等しいらしく、人事にも驚かれた。僕の友人の中に50人したという人間もいる。が、すりゃいいってもんじゃない。でも現場の人の話を聞くとは重要だ。量より質。とはいうものの僕のつてに電通マンはいなかったのでどうしようもない。

■1次選考(筆記試験)
日時:3月31日
内容
自社のオリジナルSPI。国語と算数。国語は簡単。算数は苦手な人にはきついかもしれないが、それなりの対策をしておけば問題ないはず。問題集をしっかり1冊やろう。
『これが本当のSPI2だ!』をしっかり一冊やろう。それで充分。
受験者数の多さにびびるが、7割取れば受かるらしい。体育会のやつらは席を近くしてカンニングしあっている。そんなサイテーな「体育会系」に成り下がらないでください。

ちなみに。

筆記試験を受験する前(3月21日締切)に、リクナビ上で提出するES的なものがある。これがどう評価の対象になるのかはよくわからないし、そのESで落とされて筆記を受験できなかったという人は聞いたことがない。でも結構字数のあるESなので手を抜いて書かないほうが良いと思われる。

受験後、プレゼンテーションシートいう用紙を配られる。
合格者のみ記入して、次回の選考時に持参するように言われる。

4月5日の午後にリクナビ上で、合格者のみメールが来る。結構ドキドキする。

そしてリクナビ上で、次回の選考を予約する。


■2次選考(面接)

日時:4月8日
形式:2人(ベテランと若手の組み合わせ)対1人
当日の状況や感想
圧迫という噂があったので心配していたが、終始和やか。
オーソドックスな面接で、自己紹介、学生時代頑張ったこと、志望動機、あなたの弱点、その具体的なエピソードなど。
非常にしゃべりやすい雰囲気、質問をしてくれてテンション上がった。
広告についての知識は特に問われなかった。
しかし、友人の中にはいきなり圧迫という人もいた。人それぞれだが、電通の選考は、一回一回でかなり絞るので緊張感を持って臨もう。
合格者のみ1週間以内に連絡。


■3次選考(面接)

日時:4月15日
形式:3(オジサン3人。結構偉い感じ)対1
当日の状況や感想
最初、若干圧迫気味。みんな俺の方を全然見ない。顔を見ずにずっと書類を見ている。
その時に、リクナビ上で提出したESを目にする。
やはり、面接の資料として使用されていた。
だから、リクナビ上のESも本気で書こう。

序盤の圧迫に負けずにしゃべり続けると、志望動機を掘り下げてくる感じから圧迫が消え始め、俺の目を見てしゃべるようになった。「俺のペースになってきた」と感じ始める。
そこから、電通で何をしたいか。なぜそれをやりたいか、そして現在の広告、これからの広告について。今後どんな広告を打ち出していくべきなのかなど。

ブログをやっていると言ったら、ブログについてもかなり突っ込んで質問された。業界の現状など突っ込んだことを聞かれるので、ある程度広告・メディア全般の知識が必要かもしれない。てか、電通に本気で行きたいならそれくらい知っておかないとまずい。世の中動かしてる会社だし。合格者のみ1週間以内に連絡。

■4次選考(GD,グループ面接)
日時:4月21日
形式:GD(6人1組)、グループ面接(3人1組、面接官2人)
当日の状況や感想
都市伝説的に、4次まで行くとほとんど落ちないといわれているが、謎。
GDのテーマは、『衰退した商店街を活性化させる若者向けのイベントを発案せよ』。
なぜ衰退したのか、どんな問題点があるかなどの具体的な問題点が一切ない漠然としたテーマだったので、何から手をつけていいのかわからず最初みんな戸惑った。
論理的に問題を解決していくというより、発想力を求められている感じがした。
俺以外の5人もかなり積極的に発言していた。「みんな発想力あるな~」なんて気楽な気持で、かと言ってやる気ないキャラにはならないように、空気を読んで発言した。
最後に代表者がクジで選ばれ、プレゼンして終了。ぶっちゃけ誰がプレゼンやるかは関係ないと思う。四方八方、鋭い目線のおっちゃんおばちゃんに囲まれながら討論するので緊張する。

その後、3人1組に分けられ、別室でグループ面接。
面接官は恐らく役員クラスの2人。
僕の面接官は、後に日経ビジネスで特集されるくらい偉い役員のおっさんだったが、ここまできてグループ面接かと面食らった。人それぞれかもしれないが、グループ面接は若干やり辛い。自分以外の受験者のリアクションを見てしゃべることが出来るし、自分以外の受験者からすれば逆になる。要するに様子見しながらしゃべらなければいけない。

極端な話、同じグループの自分以外の受験者が滑ったら滑ったなりに自分のハードルが上がっていくような空気になる。
とはいうものの、やはり一番大切なのは「質問にしっかりと答えること」。
この基本さえはずさなければ問題ない。他の人がいくら面白いことを言おうとも、便乗していきがらないようにするべし。自分を出せばよい。ちなみにこの選考での質問は余りオーソドックスではなかった。
「今日ここに来るまでに気付いたことは?」「好きなテレビ番組は?」「定期的に読んでいるブログはあるか?」「あなたは人に何と言われることが一番嬉しいか?」など。
世の中の幅広い事象に興味を持っていることが大切であると感じたが、それはメディアマン・アドマンを目指すものとして当然の姿勢である。
そんなんでビビってるやつは受ける資格なし。さよなーら。

この選考もまた、合格者のみ1週間以内の連絡。  

■5次選考(最終面接、健康診断、人事面談)
日時:5月1日(その他に、2,7,8日組もいるらしいが、1日召集組はよっぽどのことがない限り受かるらしい。電通都市伝説。)

形式
最終面接(7対5のグループ面接)相当偉い人達が7人。オーラが違った。空気も。
「これが天下の電通か!」と、僕ら5人ビビりまくり。噂によると真ん中は副社長。なぜかみんな黒光ってる。そして、もはや殺気を感じる。

当日の状況や感想
最初に自己紹介を1分程度でしてくれと言われ、1人ずつ順番にいう。
そして次に、電通で何をやりたいか1ずつ簡潔言えと言われたが、その答えに対するリアクションはなし。そして他社の選考状況を1人ずつ言わされ、それに対してもノーリアクション。そんなこんなで10分弱で終了。正直、面接と呼べる代物ではなかった。

「こんな面接で落とされたらたまんないな」ってくらい形骸化された最終選考であった。てか拷問。

言葉では上手く伝えられないが、独特の緊張感が漂うので、とにかくビビらずに応答できるかどうかが大事な気がする。最終面接は、普通にコミュニケーションを取れるかどうかの確認作業に過ぎないので、緊張しすぎてテンパったり、一発芸やったり変なことをやらなければ1・2日組は受かる。

その後、5人で社内の病院にて、簡単な健康診断。テンション上がったままの奴が多く、血圧検査で引っかかっていた。

その後、小さい会議室のようなところに案内される。そこには他のグループもいた。一人ずつ名前を呼ばれ、別室に案内される。別室では人事との1対1の面談。

そこで「あなたは最終選考を通過されました」と言われる。噂には聞いていたが、本当に即日内々定だった。1日組で恐らく落ちている人間はいない。僕の場合は、進路で悩んでいることを正直に打ち明けたので、条件付の内々定となった。

電通のことだから怒られることを覚悟していたが、意外に寛大で、「どうすればうちに来る気になるか?」みたいなことを聞かれ、OB訪問をしていないことを素直に伝え、社員の方の話を伺いたいといった。

ほとんどの人間は即断するので内々定となり、誓約書にサインする。

その後、僕はまた別室で別の人事の方と面談し、どんな部署の社員に会いたいかなどを聞かれ、また後日連絡すると言われ長かった選考は終了。

■全体を通しての感想、アドバイス
さすが王者電通というべきなのかどうかはわからないが、選考が企業よりも遅く5月までかかるので若干しんどかった。

電通のOB訪問をしたことが無かった僕は、「飲み会ばっかり」「チャラ男ばっかり」「天狗ばっかり」ってな感じで正直電通に良いイメージを持っていなかった。(実際半分はホントっぽいけど)しかし、そういったイメージを作り出す「噂」のみで受けるかどうか判断するのは間違っているし、圧倒的なリーディングカンパニー(2位の博報堂との売り上げの差は倍)であるという事実に間違いは無いので、「天下の電通を自分の目で見て確かめてやろうじゃないか!」ってことで、受験することを決意した。

そんな経緯もあって、なんとなく先入観で圧迫面接が多いというイメージがあったが、全くそんなことは無く、どの面接でもじっくりと見てくれている感じがしたし、話しやすい雰囲気を作っていただいた。もちろん中には圧迫だったという人もいる。それはどの企業にもいえることで、ある意味「運」だ。

しかし、「圧迫だった」という人の中には、「自ら圧迫の空気を作り出してしまっている人」が少なからずいると思う。

電通の場合で言えば、広告業界のトップ企業なのであるから、「現代の広告、これからの広告」「好きな広告、嫌いな広告」などを自分なりに考えて受験することは最低レベルの準備であるし、それさえもいい加減な状態で「なんとなく電通に入りたい」という気持で面接に望むならば、圧迫になることは必至である。面接が進むにつれてその傾向は顕著になる。電通を受験する者としてそれくらいの準備をすることは当然のマナーである。

僕はテレビ局を受けていたので、昨今のメディア情勢・問題点を自分なりの価値観で自分なりの言葉で既に整理出来ていたのが大きかった。また、電通という会社にはとてつもない力があり、極端に言えば「何でも出来る」会社なので、広告・メディアに限らず社会問題や時事問題などにも見識を広げておくと、面接官が繰り出してくる様々な質問にもテンパらずに対処することが出来る。

要するに付け焼刃的な知識では単なる「一般論」しか語れないわけで、その「一般論」を脱するには、まず「一般論」を知り、そこから考え、自分なりの意見を持ち、自分の「言葉」にするという作業が必須になる。
ニュースを見よう。本を読もう。テレビを見よう。新聞を読もう。世の中の色んな事象にアンテナを張ろう。電通に行きたければ。


■選考試験情報 電通(2)By芦田友人

■学生情報
名前:A君(2004年度入学)
学部学科:慶応大学経済学部経済学科 ゼミ:藤田康範ゼミ
成績:中

■会社訪問
日時:10月から5月まで。計43人。

当日の状況や感想:色々な人がいます。学生に対してめちゃ熱く、親切にアドバイスしてくれる人。忙しすぎてあんまり学生に構っている時間が無い人。魅力的な人ばかりでした。

アドバイス:絶対に入りたかった電通。その為にとにかくOB・OG訪問をしました。良く聴く噂やネットでのゴシップなど、雑誌や本で書かれている情報より、自分の足で稼いで情報を集める様にしました。毎回社員に会う度に自己PRと志望動機にツッコミを入れてもらい、相当ブラッシュアップ出来たと思います。OB訪問を続けていると中には人事に名前を上げてくれる人もいるので、話を聴くだけでなく、自分を売り込む場として捉えてもいいと思います。

でも、正直40人もしなくていいです。そんなことをしなくても内定は出来るので。
(内定者の平均は多分5~10人くらいです。)

■WEBエントリー 締め切りは3月21日
質問内容は以下の通り。
(1)あなたが、電通で働きたいと思うようになったのはいつからですか?また、そのきっかけと理由は何ですか? (全角1文字以上400文字以内) (必須)
(2)あなたのキャラクターを教えてください。 (全角1文字以上400文字以内) (必須)
(3)質問(2)の内容がより効果的に伝わるようなプレゼンテーション方法を考えてください。どんな場所でも、何を使っても構いません (全角1文字以上200文字以内) (必須)
(4)あなたが、他社ではなく電通で成し遂げたい夢は何ですか。 (全角1文字以上400文字以内) (必須)
このWEBエントリーで選考は行われず、筆記試験には全員進む事が出来ます。
ただし、二次面接以降、面接官の手元にあるので、しっかりと準備して書きましょう。

■1次選考(筆記試験)
日時:3月31日 at電通ホール めちゃくちゃ人が多い。
内容:国語、算数(SPI)

至って普通のSPI。普通だけに8~9割とらなければ厳しいと言われたりします。通りたい人は対策必須。この人は落ちないだろうと思っていた人が落ちてしまったりと、色々とドラマを生むのがこの筆記試験。
筆記試験の際にプレゼンテーションシート(PS)が配られます。このPSに記入をして、次の面接に持参します。
PSに記入するのは、所属団体、役職、学生時代力を入れた事、自分の一番の強み、志望理由、電通の魅力的なところ、好きな広告キャンペーン、裏面は白紙(自由にPR)

翌週の水曜日(4月4日)にリクナビにて結果発表。

■2次選考(一次面接)
日時:4月8日
形式:面接(15分程度)
面接官:2人
当日の状況や感想:面接官は媒体or営業の中堅の社員の方、マーケの社員らしき人(面接官B)二人。10~15年目の社員だったと思います。面接官との距離は非常に近く、ブースも大量にあった。
はじめに自己紹介。そして、PSを見て面接官が気になるところをつっこんでいくスタイル。質問はゼミについて、学生時代力を入れた事は?どんな役割だったか?志望動機について、何がやりたいか?希望部署は?なぜ博報堂じゃなくて電通なの?何が違う?などでした。
そこそこの手応え。面接官は面接が終わったら、点数化して紙に記入している様です。大量の学生を見てるので、面接官の印象に残る様に頑張りましょう。

翌週の水曜日に電話にて通過連絡。ここで4分の1にされているらしい。

■3次選考(二次面接)
日時:4月14日
形式:面接(15分程度)
面接官:3人
当日の状況や感想:面接官は3人。面接官との距離は非常に近く、ブースは26個。電通ホールで面接が行われ、程よい緊張感がホールを包んでいる。局長、局次長クラスの人だろうと思われる。
はじめに3分くらいで、自己紹介と、電通への志望に至った理由を御願いしますと言われる。その後はPSをもとに質問。注意したいのは、面接官はしっかりと読み込んできているということ。学生時代やっていたことの役割分担や、博報堂と電通の違い、どんな職種をやりたいか?なぜ営業か?ゼミでやってきたことは何か?裏面についてつっこまれる。最後に何かありますか?など。
非常に良い感じで面接を終える事が出来る。

結果連絡は翌週の水曜日に電話にて。面接官だった人がOB訪問で良くお世話になっていた先輩だったそうで、そこでもOB訪問をしておいて良かったとしみじみと感じる。
ここでまた全体の4分の1程度に絞られているそうです。

■4次選考(グループディスカッション)
日時:4月21日
形式:学生5人でグループディスカッション、グループ面接。
面接官:2人
当日の状況や感想
■グループディスカッションは最初に他己紹介を1分で行う。
そしてお題は
最初の15分は
「A町が運悪く、イメージのワースト10に入ってしまっていた、それを改善すべくイメージ向上を計るイベントを考えなさい。誰かを呼んだりする予算は無い」
次の10分は
「そのイベントを告知するためのポスターをどのようなものにすればいいのか?」
ここで意識することも、いつもと変わらず、空気をちゃんと読んで、皆で最高の話し合いが出来るような発言、気配りが大事。

■グループ面接は学生3人と面接官2人。
はじめに一人ずつ自己紹介。
質問内容は
今日来るまでにどんな事に気づきましたか?
新聞広告で気になるものはありましたか?
銀座4丁目にいて、一時間待ち時間があったらどうする?
社会現象で気になることがあれば何か教えてください。
最後に何かあれば、どうぞ。
など。人間性を見ている様でした。
結果は翌週に電話にて人事の人から連絡。
5月1日に最終面接があるとのこと。

グループディスカッションは普通落ちないといわれていますが、空気を読めない言動をとったりすると落とされている様です。僕のグループは全員通過しました。緊張しすぎずに、いつも通りの実力を発揮できれば大丈夫のはず。


■最終面接
日時:5月1日
形式:グループ面接 学生5人
面接官:6人くらい 真ん中に次期社長がいた。
当日の状況や感想:厳か。自己紹介を一人ずつ1分で。電通で何をしたいのか具体的に。他社の内定先企業はどこか。その後に個々に気になるところを聞いていく。
あっという間に終わる。
重々しい空気だが普通通りやれば大丈夫。
その後に健康診断をして、そして再び部屋に戻り、一人ずつ呼ばれる。
そこで人事に内定を言い渡され、握手。

最終面接の日程も4日間くらいに分けられています。成績順に呼ばれているという話も。初日に呼ばれている人はほとんど落ちないらしい。僕のグループも全員合格したので。ただし、最終でKYなことをすると落ちるらしいので、それだけは注意しましょう。

全体的に面接が非常に大事。その人がどんな人間かというのをしっかり見抜いていると思います。付け焼刃の志望動機では通用しないので、多くの人に相談、訪問してしっかり固めたい。


●博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ(広告代理店)By芦田太郎

住所:〒105-7115 東京都港区東新橋1-5-2(2008年赤坂に移転)
■博報堂採用HP → http://www.hakuhodo.co.jp/jinji
■博報堂DYメディアパートナーズ採用HP→http://www.hakuhodody-media.co.jp/careers
 
2008年度新卒募集人員
→博報堂 90名(予定)
→博報堂DY 15名(予定)
2008年度新卒採用は、博報堂と博報堂DYの合同採用

企業概要
明治28年の創業。廣告社(明治21年創業)と並び日本の広告黎明期から活動を続ける総合広告代理店。国内広告業界第2位、単体でも世界第7位の広告代理店。売上高約 8191億円。1895年10月設立の教育雑誌の広告取次店「博報堂」がルーツ。

企業情報
・ 明治時代から民間で経営されてきた博報堂の企業体質は極めて自由かつ、温厚。対して、税金を投入して戦時国家の情報機関として設立された電通は、業務に置いても手段を選ばないため軍隊的と言われる。
・ CMプランナーとして勤務しながら映画監督をしている社員や、ミュージシャンとしてデビューしている社員も多く、自由な社風が有名である。電通と同じく、常に就職人気ランキング、合コン希望相手の上位である。
・ 新社屋を建設し多額の債務を負っている電通に対し、無借金経営でも有名。「広告業に自社ビルは必要ない。」との創業者一族の哲学に基づき、自社ビルは所有していない。現在の本社所在地は芝浦だが、2008年に赤坂TBS旧社屋跡地に建設中の赤坂BIZタワーに移転を予定。
・ クリエイティブとマーケティングに強く、媒体を売りさばく体育会系の電通に対し、頭脳派代理店と言われる。ブランディングを得意とし、パートナー主義を標榜する博報堂は広告主からも信頼が高い。意外なことにメジャーな自動車会社、ビール会社、化粧品会社の多くは、博報堂に広告業務のすべてを委任するというAE制を執っている。従って世の中で見るメジャーなCMの多くは、博報堂のものであることが多い。

(以上、Wikipediaより。信じるか信じないかはあなた次第。あながち嘘じゃない。)


■選考試験情報
■内定までのフロー
<エントリー> リクナビ上でエントリー
<1次選考>エントリーシート提出(計5枚)
<2次選考>筆記試験
<3次選考>1次面接
<4次選考>適性・クリエイティブテスト、グループディスカッション、ディベート
<5次選考>最終面接

■学生情報
名前:芦田太郎(2004年度入学)
学部学科:政治経済学部経済学科 ゼミ:古賀勝次郎ゼミ
成績:中の中

■会社訪問
日時:内定者の人に二人会いました。1月と2月。社員の方には会っていません。
当日の状況や感想:二人ともすごく良い人で魅力を感じた。
アドバイス:稲穂のOB名簿を探しても博報堂の社員の方は見つかりません。そして頼みの綱であるキャリアセンターの名簿を見ても95年卒以前の名簿しかありません。というわけでOB・OGを探す事に非常に苦労しました。なんとか二人の方に会うことが出来ましたが、二人とも社員ではなく内定者でした。内定者の話を聞くことも非常に有益なことですが、現場で働く人の話を聞くこと非常に重要だと思うので、ツテがある人は社員の方と会うべきです。僕でよければいくらでも情報提供します。

■ 1次選考(エントリーシート4枚)締切は2月16日
1枚目→プロフィール、ゼミ、サークル、趣味・特技、資格等、語学などを記入

2枚目→現在のあなたを形作る要素を5つ挙げて、あなたを最もよく表すように、下のグラフ(5角形のグラフ)を完成させてください。また、5つの要素について60文字以内で、あなたの経験を交えながら具体的に説明してください。

3枚目→①あなたが困難な壁に直面した時に、その壁を乗り越えようという気持ちにさせるものは何ですか?あなたを“やる気”にさせるものについて記入し、それについてあなたの経験を交えながら具体的に説明してください。
②あなたが博報堂/博報堂DYにおいて成し遂げたい事について書いてください。またその内容に基づき、博報堂/博報堂DYの志望順位を記入してください。
4枚目→あなたが今一番「気になること」は何ですか。あなたなりの視点から、以下のスペース(B4サイズ)を使用して自由にお書きください。(写真・絵などを使ってもかまいません。)

このESは非常に重要。ESの点数+筆記の点数で面接に進めるかどうかが決まります。そして面接の際もこのESをベースに質問されたりするので、何度も何度も推敲し、先輩に添削してもらいました。筆記が余り出来なくてもESが良ければカバーできます。よって本気で取り掛かりましょう。恥を捨て、添削もしてもらいましょう。

■筆記試験
日時:2月28日 atパシフィコ横浜 めちゃくちゃ人が多くて引いた。
内容:国語、算数(SPI)、クリエイティブ(コンタクトの人にメガネの素晴らしさを訴えかけるキャッチコピー。A3くらいの白紙に自由に書く)

☆算数は結構難しかった気がするので苦手な人は問題集をやるなりの対策が必要。クリエイティブはとにかく思いつく限り書いた。

通過者のみ3月20日までにメールで連絡すると言われる。
「そんなに待たなきゃいけないの?」と面食らったが、通過メールが来たのは3月5日。だいたいみんなそこらへんに連絡が来ていた。が、しかし、ここから博報堂のエグい選考はスタートしており、成績順に連絡が行くというシステムらしい。友人の中には20日に連絡が来たという人もいた。

■3次選考(面接)
日時:3月13日
形式:面接(15分程度)
面接官:2人
当日の状況や感想:若めの私服の方、ベテランっぽいスーツの男性二人が面接官。
最初簡単に自己紹介をしてくれと言われる。学生時代頑張ってきたこと、どんなことで苦労したか、志望動機、なぜ博報堂か、他社の進行状況、趣味などオーソドックスな質問が多かった。面接官はESを見ながら質問する。ESの「気になること」について若干突っ込まれた。終始和やかな面接であった。「これで落とされたら仕方ない」くらいやりきった。

通過者のみ4月初旬までに連絡すると言われる。またも合否連絡期間が長い事に愕然とするが、通過メールが来たのは3月15日。ここらへんからどうやら自分はトップグループにいるっぽいことを自覚し、逆にビビる。ちなみに、ここで結構落とされるらしい。

■4次選考
日時:3月22日
形式:クリエイティブテスト、性格診断テスト、グループディスカッション、ディベートが実施され、4時間ほど拘束される。
当日の状況や感想
■クリエイティブテスト→募金の大切さを訴えかけるキャッチコピー
■性格診断→いたって普通の性格診断テスト
■GD→8人1組。面接官1人。テーマは「小学校の新しい授業のあり方」
■ディベート→4人ずつYES、NOに別れ、制限時間過ぎると入れ替わりディベートする。テーマは「タレント議員の是非」

ここに来てまたクリエイティブテストかよって感じ。正直自信無かったが、諦めずに思いつく限り書いた。GD、ディベートのメンバーはみんな学歴すごかった。知的な院生とかいて若干ビビったが、「焦らず、でしゃばらず、空気・論旨を読む」という自分なりのGD三原則に則り、やりきった。ディベートは時間が短いので積極的に発言していかないと取り残される。 

結果は4月13日までに合格者のみ通知と言われる。
8人のうち1人か2人しか通らないという噂もある。実際、内定者で同じグループだった奴に会っていない。

僕は4月2日に健康診断の案内と一緒にメールが来た。
最終面接の日程調整は、電話がかかってくる。

■リクルーター面談(4月6日)
最終の案内と同時に、2次選考で僕らのグループを見ていた面接官の方から電話が来た。最終の前にアドバイスや、相談したいことなどあれば何でも話してくれと言われ、本社に呼ばれた。そんな制度があることを知らなかったので、多少面食らったが、ありがたい話なので面談させてもらった。実際色々な話を聞けてよかった。若い人事の方で話しやすく、博報堂という会社の懐の深さ、雰囲気の良さを非常に感じられた。

良くわからないが、リクルーターに呼ばれない友人もいた。その真相は謎。

■最終面接
日時:4月9日
形式:3対1 相手は役員クラス。やや高圧的。
当日の状況や感想:自己紹介してれといわれる。そして就活の進み具合を聞かれる。正直にテレビ朝日に内定もらっていると言ったが特に突っ込まれなかった。それよりも三井物産と電通を受けていると言ったら、「なぜ広告と商社なのか?」と聞かれた。そこは根拠もあったし自信もあったところだったので自分なりの考えを伝えた。あとはオーソドックスな質問。学生時代頑張ったこと、卒論のテーマについて若干、自分の弱点についてなど。20分程度で終了。質問の意図をしっかり読み取り、落ち着いて受け答えすることが重要。若干重々しい空気に屈してはいけない。

4月末までに合格者のみ連絡すると言われる。
が、その日の夜にリクルーターの方から内定の電話を頂いた。

■全体を通しての感想、アドバイス
色々な人に話を聞きましたが、博報堂の悪口を聞いたことがありません。そのくらい人、雰囲気共に素晴らしい会社だと思います。電通の悪い噂は死ぬほど聞きますが。

所詮「噂」ですが、実体験として博報堂には魅力的な人が沢山います。良くも悪くも博報堂という会社は、電通に比べ「ガツガツ感」が無い会社です。マイペースで自分達の色を出していこうという感じ。電通が「組織」ならば、博報堂は「個人」。会社としての方針が違い、博報堂の人たちは、電通に勝つというより、「うちと電通は違う。うちはうち。」というスタンスです。逆に言えば、だからこそ電通との差が一向に埋まらないのかなって感じました。これはどちらが良いという答えはなく、「自分にとって」どちらの社風が向いているかという問題。よーく考えましょう。

最初にも書きましたが、ESはボリュームがあるだけに、かなり重要。先輩に添削してもらったりするべき。あとは志望動機をしっかり自分なりに語れること。これはどこの企業でも同じだと思います。博報堂は受験者が多い割に選考回数が少ないので、1回1回の選考でかなりバッサリ落とされます。

当たり前ですが、1回1回気を抜かずに「博報堂に行きたい」という熱意を伝えることが重要。が、これが空回りしてGDやディベートなどで出しゃばりすぎると、スッと落とされます。グループ選考のときは空気を読み、協調性を保ちながら自分の役割を全うすることが大切なようです。

あえて文句をいうなら、通過メールが合格者のみに行くという仕組み+通過通達期間が長いのが苦痛。 成績順に連絡しているという噂もありますが、そこらへんは謎。

とにかく「なぜ博報堂に行きたいのか?」を明確にすること。そのためには業界研究、OB訪問が必須になります。ノリで受けて受かる企業ではありません。


●三井住友銀行(総合職)By YH君(性病)

住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号日比谷三井ビル
採用HP → http://www.webbankingcollege.com/

2008年度新卒募集人員 1600名

企業情報(BY Wikipedia)
2001年4月1日に、住友グループの中核銀行住友銀行と、三井グループのさくら銀行が合併して発足した。発足当時、かつての四大財閥の枠を越えたことで話題となった。住友グループ・三井グループの両方に属している。

コーポレートカラーは、若草色。コーポレートアイデンティティは“One's next 「ひとりひとり」のこれからを提案するサービス業へ”。

さくら銀行と住友銀行との合併では、商法上の存続会社は住友銀行とされたが、その後2003年3月17日に同じく三井住友フィナンシャルグループ傘下の第二地方銀行であった、わかしお銀行と合併。この合併で、合併差益を活用して有価証券の含み損を解消するために法手続き上の存続会社をわかしお銀行とするいわゆる「逆さ合併」とした結果、現在の三井住友銀行の設立日は、わかしお銀行の設立日である1996年6月6日となっている。形の上では第二地方銀行が、都市銀行を吸収合併するような合併に、含み損解消への強い決意が見られるとして、当時は驚きをもって迎えられた。

本店は東京都千代田区の旧さくら銀行東京営業部(旧三井銀行本店)に置かれている。現在、本部機能(持株会社のSMFGも、同様に本部機能が分散されている)は有楽町の本店営業部と丸の内の東京営業部(同行では、それぞれを日比谷地区・大手町地区と呼んでいる)、及び、北浜の大阪本店営業部の3つに分かれているが、本店営業部と東京営業部については、2010年度上期をめどに現在の東京営業部向かいに新築予定のビル(旧JFEビルディング跡地)に集約を予定している。

西川善文頭取時代には、親会社の三井住友フィナンシャルグループはUFJホールディングスとの経営統合を目指していたが、三菱東京フィナンシャル・グループとの争いに敗れ頓挫。程なくして大和証券グループ本社との経営統合検討も報じられたが、両グループともこれを否定して今に至る。

2006年、法人営業部門が、中小企業への融資と抱き合わせに高リスク金融商品を販売していることが判明(金融庁該当文書へのリンク)し、金融庁より一部業務停止命令を受ける。当時の頭取は西川善文氏であり、郵政民営化の初代社長にふさわしくないという意見が上がっている。

2007年、アメリカ連邦準備制度理事会からマネーロンダリングの監視態勢に不備があるとして、業務改善命令を受ける。なお2007年度は全銀協会長行をつとめる。

■選考試験情報(編集:YH君(持ち帰り・性病感染))
■内定までのフロー
○「リクルート採用」
説明会、大学OBによる質問会などに参加すると無作為にTELがかかってくる。
(自分は質問会をブッチしたため?TELがかかってくるのが遅かった:3月末)
<エントリー> リクナビ上でエントリー
<リクルーター面談>4人~。 <人事面接>4月に2回~。
合コン2対2
■学生情報
名前:YH君(変態)(すべる)(2004年度入学)
学部学科:教育学部英語英文学科
成績:中の中

<リクルーター面談>
○2・3月はカフェでOB訪問のような形
3月下旬からは御茶ノ水のビルで1対1の面談・面接(約30分)
・ リクルーター面接2人目までは雑談で終了。(3月下旬)
・ リクルーター面接3~6人目(4月8・9日)徐々に上の年代の方に上げられていく。
〇面談形式で話が進むけれど…面接。ダメだったら電話がかかってこなくなり不採用。
〇面談の内容としては、自己PR・志望動機といったオーソドックスなもの。
〇なぜ金融?なぜ銀行?なぜ三井住友銀行?をしっかりと自分なりの答えをだしておくことが大事。
〇3大メガバンクは採用人数が多く、どこかには内定をもらえるだろうと考えがちだけれどあまくない、確実に落とされる。また、4月1日から連続して1週間ほど面接が続くので金融志望でない人は中途半端にしないほうが時間を有意義に使えるはず。

■全体を通してのアドバイス
・自己分析・OB訪問・説明会、動き・考えることの繰り返し、動いただけ・考えただけ一人ひとり、自分なりの答えがみえてくると思います。自問自答することが大切、自分のことは自分が一番分かっているはず。
・友達との情報交換、相談することでだいぶ助けられると思います。みんな不安で同じような心境だから助け合おう。
・就活をどれだけまじめに真剣に行うかで実際に働くようになってもモチベーションの違いが表れてくるはず。
・内定を取ることがゴールじゃないし、大企業にいくことがすべてじゃない、一生懸命悩んで自分なりに納得いく答えをだせるようにがんばってください。


●三井住友銀行(エリア総合職)By MMさん(女子)

住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号日比谷三井ビル
採用HP → http://www.webbankingcollege.com/

2008年度新卒募集人員
エリア総合職:関西採用と合わせて約500人

エリア総合職とは?(日経ナビ2009より)

エリア総合職とは、文字通り勤務地を一定のエリアに限定して職種のこと。原則として転居を伴う転勤が無く、自宅から通える範囲で勤務できる雇用形態のこと。意欲があっても事情により転居を望まない人材の活用や、地域に密着した営業力の強化などを目的として、全国展開をしている大手企業を中心に導入される例が増えてきている。

①職域
職域については、これまでの一般職・総合職のコース別採用の中間に据えるケースが目立ちます。しかし、企業によっては従来の一般職に近い条件に設定するところもあれば、ほぼ総合職に準じた条件で募集しているところもあり、実際には幅広いパターンがあります。中には昇進が限定されているケースもあるので、呼称に惑わされずどのような働き方が求められているのかを確認しておくことが大切です。

②給与
採用条件の給与面では、通常の一般職・総合職とは別に設定されているケースがほとんどです。特に総合職でエリア限定採用を行っている場合は、通常の総合職に比べて低く設定されていることが多いので、まずは自分の希望と一致しているかを確かめることが必要です。

③勤務エリア
勤務エリアについては、地域で設定されていることもあれば、支社や営業拠点単位の場合もあります。中には「関西」「東海・北陸」など、実際には転居を伴うような広い地域をエリア限定職と呼んでいる企業もあるので、注意が必要。また「勤務地まで1.5時間以内」など通勤時間で決められていることもあります。事前に通勤可能な範囲かどうかを確認しておくことも必要でしょう。


■選考試験情報(編集:MMさん(ジャーマネ) 校正:芦田太郎)
■ 内定までのフロー
<エントリー> リクナビ上でエントリー
<1次選考>エントリーシート提出 、web試験
<2次選考>1次面接
<3次選考>2次面接
<4次選考>3次面接
<5次選考>最終面接
 
■学生情報
名前:MMさん(2004年度入学)
学部学科:教育学部社会学科社会科学専修 ゼミ:熊谷善彰ゼミ
成績:いたって普通

■会社訪問
早稲田大学であればエントリーすれば、電話がかかってきます。なので先輩方のお話を聞く機会は用意されていると考えていいと思います。

■1次選考
おそらくESで落とされることはないと思います。それなりのことを書いておけば、大学名が助けてくれると思います。

■2次選考(面接)
大手町の丸の内ビルディングに呼ばれます。面接自体は15分くらい。
ベテランっぽい男性1人。大きな部屋の中が細かくブースみたいに分かれていて1対1の面接。和やかな雰囲気。
質問は、学生時代に頑張ったこと、苦労したことなど、よくあるような質問。


■3次選考(面接)
電話はその日か次の日にきます。
また大手町の丸の内ビルディングに呼ばれます。
初めは入社2年目の若い女性1人が、「面接の前に緊張しないように私が30分くらい話すね。面接じゃないからね。」と面接ではないみたいな和やかな雰囲気。でも面接に関係ないと言われても関係あると思っていたほうがよいと思います。
そのあとベテランっぽい男性登場。基本的に1対1。変な質問はされません。基本的なことを聞かれます。

■4次選考(面接)
電話はその日にかかってきて、面接を指定されるのは次の日です。

事実上の最終選考。初めは入社8年目の男性が「面接じゃない」と言ってまた30分くらい雑談をしてくれますが、前回よりは真剣なかんじです。

そこから本社に移動して、隔離された部屋に連れて行かれます。今までで1番年上のベテランっぽい男性登場。1対1。質問は基本的なこと。志望動機、学生時代頑張ったこと、苦労したこと、それをどう乗り越えたか、など。けど空気は重い。

■5次選考(面接)
再び大手町の丸の内ビルディングに呼ばれます。
すごく豪華そうな部屋に連れて行かれます。いわゆる意志確認。
10分くらい軽く質問されて、内定です。みたいなかんじだったと思います。


■全体を通しての感想、アドバイス
アドバイスできるほど就活うまくいってないですが、自己分析は大切かなと思います。自分を知ることは大切なことだと実感しました。今までのことを細かく振り返ってみると意外と楽しかったりします。自分の過去はぜひ美化してください。

 面接のときは根拠のない自信も必要です。私でさえやたら自信ありげに挑みました。志望動機、学生時代頑張ったことをしっかり固めればよいと思います。

『困ったら笑顔』。日銀で働いている人が言ってました。

短い期間に一生の仕事を決めるのは大変なことかもしれませんが、それは全国の就活生みんな同じこと。「自分が1番大変だと思ってんじゃねーよ」と姉に言われました。みなさんそんな苦労しないと思いますが、悩め若者ってことで頑張ってください。


●三井物産(総合商社)By芦田太郎

住所:東京都千代田区大手町一丁目2番1号
■採用HP → http://www.mitsui.co.jp/recruit/index.html

2008年度新卒募集人員
総合職・130名

企業情報(By Wikipedia)
源流は1876年に設立された(旧)三井物産。三井グループの中核企業で、三菱商事、住友商事と並び称される大手商社であり、売上高は三菱商事に次ぐ2位。戦前は三井財閥の中核企業であったが、戦後の財閥解体で一時解体。その後1947年に設立された第一物産株式会社を中心にかつての三井物産系の企業が再結集し、1959年に現在の形になった。セブン・アンド・アイ・グループと親密で物流やショッピングセンターの開発などの面で提携している。

2004年11月22日、ディーゼル排気微粒子除去装置(DPF)の性能データ捏造が発覚し、本社社員ら3人の逮捕者を出した(後に1人は不起訴処分となった)。そのためその後、コンプライアンス遵守を社として徹底している。

かつてはテレビ東京の多くの番組のスポンサーだったが、最近でも映画、「子ぎつねヘレン」をテレビ東京とともに制作したり、同局の早朝深夜の通販番組で三井物産の「イオニックブリーズ」を販売している。またTBSとも関係が深い。通称「物産」。

売上高 → 単体:11兆4,073億円 連結:15兆3,576億円 (2007年3月期)

■選考試験情報
■内定までのフロー
<第一次選考> 書類提出・筆記試験
<第二次選考> 面接
<第三次選考> 面接
<第四時選考> グループワーク・フリートーク
<第五次選考> 最終面接

■学生情報
名前:芦田太郎(2004年度入学)
学部学科:政治経済学部経済学科 ゼミ:古賀勝次郎ゼミ
成績:中の中

■会社訪問
・3月12日:会社主催の社員と直接対話できる形式のセミナー
・3月15日:キャリアセンターの名簿からなんとなく選んで訪問

■1次選考(筆記試験)
日時:4月4日(4月1日から5日くらいまでの時間、曜日選択可)
4月1日から各業界・各社いっせいに筆記試験が始まるので4月1週目はかなり忙しくなる。
内容
①SPI ②英語 ③性格診断テスト
英語はセンター試験よりやや難しいレベル。SPIはいたって標準的。
合否は10日以内に連絡すると言われるが、人によってぜんぜん時期が違う。僕は翌日来ました。そして次回の選考をネット上で予約する。
ちなみにESの締切は3月30日。ESはかなり重要らしい。ボリュームもある。
1次選考はES+筆記試験の点数

★ESの内容
1.あなたの強みは何ですか。
  その強みを会社生活でどのように活かしていきたいですか。
  (日本語記述/300字以上600字以内)
2.あなたが大学時代若しくは大学院時代にチャレンジしたことは何ですか。
  (日本語記述/300字以上600字以内)
3.会社案内冊子『挑戦と創造』の中で、あなたが最も心を打たれたストーリーは何ですか。
  また、それは何故ですか。 (日本語記述/300字以上600字以内)

■2次選考(面接)
日時:4月10日
形式:2対1(若手とベテランという組み合わせ)
当日の状況や感想
20分ほど。終始和やか。最初に簡単な自己紹介。そして学生時代がんばったこと、なぜ総合商社を志望するのか、なぜ三井物産なのか、ほかの商社を受けていないのか、他業界は?など聞かれた。非常にオーソドックスな面接で、面接官の方は非常によい人たちだった。しかし中には圧迫だったという人もいた。
そして、僕のESを非常によく読んでいると感じた。つまり、ESは重要という情報は本当で、かなり気合を入れて書くべき。見たい人はいくらでも見せます。
合否連絡は10日以内といわれるが、即日で電話が来た。

■3次選考(面接)
日時:4月13日
形式:1対1(40~50代の面接官)
当日の状況や感想
終始和やか。オーソドックスな質問が多かった。頑張った事や志望動機など。
稲穂に対する食いつきがかなり良かった記憶がある。
非常に良い人で、「商社マンのあるべき姿、どんな人物が商社マンに向いているか」などを熱く語ってくれた。面接というよりOB訪問的な感じすらした。
プラスで他社の進行状況を聞かれた。正直絶対受かると思った。

10日以内に合否連絡と言われたが、即日電話がかかってきた。23時ごろかかってきたのでビックリ。

■4次選考(GD、フリートーク)
日時:4月15日
形式 GD:7人1組のグループ。面接官1人がグループの作業を見ている。
当日の状況や感想
「良い企業とは?」というテーマを与えられ、最終的に意見をまとめ、代表者がプレゼントいう形。時間は30分ほどだった気がする。さすがにここまで残ってきているつわものたちなので、議論は割りとスムーズに進んだ。面接官は黙って見ている。

その後、三井物産の社長をインタビューした15分ほどの映像を鑑賞。

社長はすごく魅力的な人だった。若干洗脳っぽいが、そこは触れない。

その後、コーヒー飲んだり、お菓子食べながらグループごとに面接官の方とフリートーク。40~50代の社員の方に各自聞きたいことを自由に質問。

この部分も評価に入っているかは謎だが、気を抜くのは間違いだと思う。

ちなみに僕は、2回くらいしか質問しなかった。

「こいつくだらねー質問してんな~」と思った奴は全員落ちていた。質問には気をつけよう。すりゃいいってもんじゃない。

10日以内には合否連絡すると言われる。僕は2日後くらいだった気がする。
  
■5次選考(最終面接)
日時:4月21日
形式:2対1(人事部長ともう1人役員クラスの方)
当日の状況や感想
本社ビル最上階の役員の部屋が沢山ある階の一室。
絨毯がものすごく柔らかく、警備も厳重で若干びびる。
大企業の役員って、こんな良い部屋もらえんのかと、資本主義社会のトップに君臨する企業の権力を体感。
面接官も偉い人オーラが出ている。上手く伝えられないが、マスコミとは違う、いわゆる大企業の幹部的なオーラ。『課長島耕作』に出てきそうな感じ。

そして、15分ほどの面接。なぜ総合商社を選んだのか、なぜ三井物産なのか、他の商社は?など。結構突き詰めて聞かれた。

他社の進行状況を聞かれたので、博報堂の話をすると、商社と広告は全く業務が異なるが、なぜ広告なのかも聞かれた。短い時間だったが、さすが「人の三井」というだけあって、本質的で深くまで掘り下げる質問が多かった。でもびびったら負け。

ちょっときつい質問でもハキハキと答える。爽やかさと諦めない粘り強さを兼ね備えるスタンスで臨まなければ先は無い。

合否連絡は4月末までと言われたが、その日の夜に電話が来た。

■全体を通しての感想、アドバイス
「人の三井」というだけあって、人事の方を含め非常に魅力的な社員の方が多い会社だと思います。面接でもしっかり丁寧に見てくれているという印象を持ちました。

繰り返し聞かれたのは、「なぜ総合商社を志望するのか?」「なぜその中でも三井物産なのか?」ということ。これは業務内容をイメージし辛い総合商社だからこそ繰り返し問われることだと思います。僕はサークル活動や、今まで生きてきた経験からつなげて志望動機を話しました。

細かい業務内容などは、いくら調べたとしても所詮学生レベルの知識しか持ち合わせることは出来ないので、そういった自身の経験に基づいた志望動機を語れることが重要だと思います。つまり「自己PR」と「志望動機」をつなげ、自分の言葉で話せることが重要。これはどの企業にも通じること。

「なぜ総合商社に行きたいのか?」「なぜ総合商社の中でも三井物産を志望するのか?」など、自分なりに「なぜ?」を繰り返し、自分なりの言葉で答えを導き出すべきです。また、面接官の方も、付け焼刃的な総合商社に対する知識ではなく、実体験に基づいた志望動機を要求している感じもしました。とにかくそういった自己分析、業界研究を怠らないことが大事だと思います。「なんとなく商社に行きたい」程度の気持ちでは到底受かることが出来ない気がします。

僕自身、他に受けた企業がマスコミ(テレビ・広告)だったため、物産の面接は非常にオーソドックスな面接だと感じました。良くも悪くも突拍子も無い質問はされないし、しっかりと業界研究・企業研究を行い、論理的に志望動機や自己PRをしゃべれることが求められている感じがしました。

あとESはめっちゃ重要です。面接官めっちゃ読み込んでいます。1次から最終までESを元に質問されるので何度も遂行して、先輩に添削してもらい、ベストなものを提出しましょう。僕でよければいつでもします。


●三菱商事(総合商社)By芦田友人

住所:〒100-8086東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
採用HP → http://www.career-mc.com/student/index.html

企業情報(By Wikipedia)
三菱重工業、三菱東京UFJ銀行と並ぶ「三菱グループ御三家」の一つ。三井物産、住友商事と並んで日本を代表する総合商社で、単に「商事」といった場合は三菱商事のことを指すというほどで、2007年現在、業界最大手である。

終戦後一度、財閥解体により三菱商事は解体されているが、1954年(昭和29)に大合同を遂げることになる。当時の高垣勝次郎社長は同年に発足された「金曜会」の初代世話人にも就任する。1992年6月から6年間、三菱の創業者・岩崎弥太郎の曾孫を妻にもつ槙原稔が社長を務めたことでも話題になった。

全共闘運動が最も盛んだった時代に土田・日石・ピース缶爆弾事件が起こされるなど日本の大資本を代表する企業と見られている。

貿易仲介を中心とした口銭を稼ぐビジネスが中心であったが、この10年間に資源開発への直接投資(天然ガスや原料炭)、菱食に代表される食料流通などのバリューチェーンの構築、コンビニエンスチェーンローソンを通じた消費者マーケットの開拓など、川上から川下までの領域にわたっての投資や経営参画を通じて収益を上げる体質変化を遂げ、収益拡大を続けているが、消費の質に関しての視点が経営層にさえ欠如しているという厳しい批判もある。

かつてキャッチフレーズを「ラーメンからミサイルまで」としていた時期があった。これは取り扱い商品の広範囲さを謳ったもので、ラーメンとは日清食品のチキンラーメンのことだった。なお、ミサイルというのは批判を浴びたので、後に「航空機」と変更された。


就活都市伝説
・ 都市伝説というほどでもないが、商社を受ける学生が必ず耳にするのは「人の三井、組織の三菱、石橋を叩いても渡らない住友商事」という言葉。これは旧財閥系の総合商社の企業体質を表す言葉で、この言葉の真意はOB訪問や企業研究を行い自分で確かめよう。
・「組織の三菱」と言われる三菱商事は「1割の天才が9割を動かす」とも言われている。

■内定までのフロー
<エントリー> 三菱商事HPでエントリー
<1次選考>WEBにてエントリーシート提出
<2次選考>筆記試験
<3次選考>1次面接
<4次選考>2次面接
<5次選考>最終面接

■学生情報
名前:A君(2004年度入学)
学部学科:慶応大学経済学部経済学科 ゼミ:藤田康範ゼミ
成績:中

■会社訪問
日時:3月にOB社員の方二人に訪問。
当日の状況や感想:OBに学生4人で会いに行きました。訪問というより、飲みながら話を簡単に聴くというもの。社員の方はビジネスマンという感じ、飲み会の後に仕事に戻るという忙しい一面も覗かしていた。
アドバイス:三菱商事は社員から人事に良い学生を推薦するという様な制度がある様です。僕自身もOBに名前を上げて貰いました。商社でOB訪問が大事と言われる所以はそういう所もあるのでしょう。名前が人事に上がると、面接などのプラスになると思うので、商社志望の人は会社訪問を多くする事をオススメします。

■1次選考(WEBにてエントリーシート提出)締切は4月1日
ESに書く内容は以下。
・成績について
・研究テーマ
・研究内容
・資格、語学、特技
・これまでの学生生活の中で、特筆すべき過去の実績、経験等があればそれを教えて下さい(学業、スポーツ、趣味、ボランティア活動等何でも結構です)。(全角 200 文字以内)
・あなたが三菱商事という舞台で挑戦してみたいこと、実現したい夢について教えて下さい。また、そのように考えるに至ったきっかけやエピソード、挑戦の過程で活かすことができるご自身の経験等についてもお書き下さい(具体的に実現してみたいことを挙げて頂いても構いませんし、社員と接する中で持たれた想い等、どういった切り口で述べて頂いても結構です)。(全角 400 文字以内)

・三菱商事の事業・業務の中で、特に興味のある分野・ビジネスがある場合は、以下に記入して下さい(グループ名等、弊社組織名でも結構です)

・三菱商事は、ビジネスを行っていく上で、顧客やパートナー
との信頼関係を重視し、相手が今どういった状況にあるのか、何を求めているのか等、相手の立場に立って考え、誠心誠意地道な努力を続けることで、常に新しい価値を提供する存在でありたいと考えています。

それでは、ご自身の経験を振り返って、あなたが「周りの人たちから信頼を得た」と感じることができたエピソードについて教えてください。あなたはなぜ信頼されたのか、何を意識して行動した結果、信頼を得ることができたのかといったことについても、あわせて触れてください。(全角 400 文字以内)

一般的なESだと思います。色んな人に見てもらいベストなESにしましょう。このESの出来が面接の出来を左右すると思います。


■筆記試験
日時:4月4日 at丸の内オフィス
内容:英語、国語

他社の商社を受けていないのもあるが、そこそこのレベルだと思います。筆記で落ちる人も普通にいるので対策は必須。
すぐに筆記の結果がWEB発表(正確な日時は忘れてしまいました)

■2次選考(1次面接)
日時:4月9日
形式:面接(10分程度)
当日の状況や感想:男性社員の方二人と面接。終始和やかな面接。三菱商事の面接官ははじめに必ず所属と名前を言ってくれて非常に好感を持てる。
聞かれたことは学生時代やってきたことを中心で、商社でやりたいことは少ししか聞かれなかった。あっけなく感じてしまうほど、すんなり面接が進む。人によっては厳しい面接だったという人も。僕の場合はもしかしたらOBから名前が上がっているからか?単純に運が良かったのか?不明である。

これもまたWEBにて結果発表。

■3次選考(2次面接)
日時:4月12日
形式:面接(15分程度)
当日の状況や感想:男性社員の方二人と面接。1次面接の時より、年次は一回りくらい上そうである。

面接の前に、簡単なアンケートの様なものを書かされる。三菱商事の掲げる3綱領について共感のできるものと具体的なエピソードについて書く。しかし、書いたものの全くそれには触れられなかった。質問されたことと言えば、学生時代やってきたことと、アルバイトやゼミについてなど、商社でやってみたいことなど、最後に何か聞きたいことはあるかでおしまい。非常に和やかな面接。先輩の力か?

落ちる要素は無く、電話にて最終面接の案内と3次選考を通った方対象のワークショップの案内を受ける。

ワークショップでは各部門の説明会。人の多さにひく。三菱商事は最終が7倍近くになるとも言われていて、正直最終までは多くの人が行けるので、最後まで気を抜かずにいきたい。
ワークショップで改めて商社の仕事に魅力を感じず、電話にて辞退の連絡。


●テレビ宮崎 <地方テレビ局:フジテレビ系列>By MYさん(女子)

住所:〒880-8535 宮崎県宮崎市祇園2丁目78番地
採用HP → http://www.umk.co.jp/company/info/recruit/

2008年度新卒採用者数
総合職:3名 (技術職・アナウンサー職共に0名)

会社情報(Wikipediaより)
テレビ宮崎とは、宮崎県を放送対象地域としている放送局である。FNN、NNN及びANNに加盟し、全国唯一の3局クロスネット局である。

メインはフジ系列で、フジ系の番組配給ネットワークであるFNSには加盟しているが、日本テレビ系の同じ組織NNSには加盟していない。フジ系からの番組購入率は数字の上では関西テレビより高いが、プライムタイムにフジ系以外の番組も放送するので、独自色が強い。このため県内のケーブルテレビでは、九州他県の日本テレビ系列やテレビ朝日系列を再送信しているが、フジテレビ系の放送局の再送信は行っていない。(テレビ宮崎が他県のフジテレビ系の再送信を認めていないのも理由にある。)直接受信可能地域は宮崎県の殆ど、鹿児島県大隅・種子島地方の一部。

かつてFNS番組対抗名珍場面傑作NG大賞、FNS番組対抗NG名珍場面大賞内ネットワーク部門では、秋田テレビと並んでほぼ常連テレビ局であった。特にアナウンサーのNGが多く、数々の名シーンを残した。さらに、トリプルクロスネット局のため、同じNG-VTRを日本テレビ、テレビ朝日系列のNG系の番組で放送し、様々な賞を総なめにした局でもある。しかし、トリプルクロスネット故に編成に対する不満の声はかなり多い。

クロスネット局ではあるものの、ニュース取材はフジテレビ系のニュースを主力に行っており、日本テレビ系の宮崎県のニュース取材(特に『ズームイン!!SUPER』・『NNN Newsリアルタイム』OA用)はキー局である日本テレビか九州の基幹局である福岡放送、隣県の熊本県民テレビ、鹿児島読売テレビ、テレビ大分(ズームイン!!SUPERの中継のみ)が行う場合がある。(2007年7月14日に放送された報道特別番組「台風4号接近」は日本テレビ系の日テレNEWS24でサイマル放送された。)

また、テレビ朝日系については、日本テレビ系に比べても消極的であり、昼のANNニュースなど一部番組の同時ネットをしているものの、番組供給部門(テレビ朝日ネットワーク)の対象から外れており、現在ANN系で唯一スーパーモーニングをネットしていない(同県内では宮崎放送が放送)。また、スーパーJチャンネル九州・沖縄では熊本朝日放送が宮崎県のニュース報道も担当している。そのためかつて、スーパーJチャンネル等では未放送ながら系列局テロップが表示されていたが、スーパーモーニングでは宮崎放送への配慮のためか系列局テロップが表示されていなかった。

■選考試験情報(編集:MYさん)

■内定までのフロー
<エントリー> 毎ナビ上でエントリー
<1次選考>エントリーシート提出(web)
<2次選考>筆記試験
<3次選考>面接
<4次選考>最終面接

■学生情報
名前:MYさん(2004年度入学)
学部学科:法学部 ゼミ:倒産法(加藤哲夫)ゼミ

■1次選考(エントリーシート11項目)締切は3月2日
1~3 名前・住所などの基本情報。
4,自己PR(400字程度) 5,志望理由(400字程度) 6,学生時代に力を注いだこと(200字以内) 7,専攻・卒論など学業について(200字以内) 8,サークル活動について(50字以内) 9,資格・免許について(50字以内) 10,趣味・特技について(50字以内) 11,「再生」という言葉をイメージして800字以内で書きなさい。

■2次選考(筆記試験)
日時:3月19日
内容:一般教養(時事、国語、算数、英語)、SPI(国語、算数、適性)
 一般教養はマークじゃなくて筆記だったので、マスコミ向けの問題集で対策した。SPIは一般的な形式のものだった。

■3次選考(集団面接)
日時:3月20日
形式:面接(30分程度)
面接官:5人
当日の状況や感想:面接官は若めの方から人事部長まで各世代の方がいて、様々な視点で見られている感じがした。初めに一人ずつ自己紹介をした後、ESに沿って質問される。好きな番組や自分が作ってみたい番組等についても聞かれる。

典型的な圧迫面接で、面接官(特に人事部長)は絶対に笑わないし、質問の回答に対してかなり意地悪な感じで突っ込んでくる。面接官がわざとやっているのはわかっていても、実際に圧迫面接を受けるのは辛かった!でも自分の考えに自分なりの自信があったから、表面的には冷静を装いつつ(途中涙出そうになったけど。笑)とにかく自分の考えを伝えようとしました。

■4次選考(最終面接)
日時:4月10日
形式:8対3(集団面接)
最終面接なのに集団面接という珍しい形式。しかも内定者3名に対してまだ受験者は30人ほど残っていて、3人ずつ面接を受けた。

面接官:8人(社長・副社長・会長・関連企業社長など役員クラスの方ばかり)

当日の状況や感想
一人ずつ簡単な自己紹介(自己アピール)をした後、「自分だったらどういう番組を作りたいか」「うちの会社が改善するべきところは何か」「希望している職種でなくても頑張っていけるか」「今在学している大学・学部に決めた理由は何か」など様々な質問を受ける。最後に他の企業の選考状況を聞かれる。

ここでの面接は終始穏やかな感じで、役員の方たちが自分たちで勝手に盛り上がったりして笑いの絶えない面接だった。先に受けていた別の宮崎のテレビ局の最終面接はもっと厳かな感じだったのでちょっとびっくりした。

結果は4月24日に通知と言われたけど、20日に内定の電話をいただきました。

全体を通しての感想、アドバイス 。

内定後にこの会社を訪問したときに、人事部長が、「人の顔(表情という意味)にはその人の内面が現れるものだから、私たちは面接の際、まず顔を見る。その次に面接での受け答えを見て決める。」と話していました。

また、この会社に限らず、様々な会社の方から、面接は面接官の質問に対して、的を外すことなく、自分の考えをしっかりと伝えさえすれば大丈夫なのだと仰っていました。これは簡単なことに見えて意外と難しいことなので、志望度の高い企業の面接の前には沢山の面接を経験してその場に慣れておくことをおすすめします。

特に、マスコミ(その中でも特にテレビ局)は選考時期が早いので、早めに準備しておいたほうがいいと思います。

他の企業に関しても、どういう選考が行われるのかをあらかじめ知っておくと、知らないで受けるよりかは落ち着いて受けることが出来ると思うので、出来る限りの準備をして頑張ってください☆


●りそな銀行 By WH君

住所:〒540-8610 大阪市中央区備後町二丁目2番1号
採用HP → http://resona-saiyo.com/shinsotsu/index.html

2008年度新卒採用者数 総合職:約300人

企業情報(By Wikipedia)
株式会社りそな銀行は、りそなホールディングス傘下である、りそなグループの中核を担う都市銀行である。かつての大和銀行とあさひ銀行との合併により誕生した。

本店は大阪府大阪市中央区にある大阪営業部(旧大和銀行本店)。旧大和銀行の東京営業部は大手町営業部(東京営業部店舗内・現在は廃止)、旧あさひ銀行本店営業部は東京営業部へ、さいたま営業部は埼玉りそな銀行さいたま営業部(本店)へ、大阪営業部は大阪中央営業部(大阪営業部店舗内・現在は廃止)へとそれぞれ移行された。

なお、埼玉県内の旧あさひ銀行の店舗は、埼玉りそな銀行として分離している(浦和支店を除く。埼玉県内にもう一店舗ある朝霞台支店は旧大和銀行)。

2006年1月1日に奈良銀行を吸収合併し、同日より旧奈良銀行本店は、りそな銀行新奈良営業部(現在は旧奈良支店跡地に移転)に衣替えした。

また、旧大和銀行時代から国会の議員会館内に支店(衆議院支店・参議院支店 ※同支店の開設に当たっては、当時の三井銀行と三菱銀行が激しく競合し収拾がつかなくなり、結局、両成敗の形で、当時都銀下位行であった大和銀行に認められたとの説がある)を持つ唯一の銀行であり、国会議員や政党・政治団体、国会職員などに利用されている。

りそな銀行は取引をすると、取引を行った店舗の店番号ではなく支店名が預金通帳に印字されるため(旧あさひ銀行系は漢字、旧大和銀行系は半角カナだったが、システム統合後は旧あさひの表記に統一)、旅行貯金のように「りそなめぐり」をするマニアが存在する。

国有化された後のりそな銀行は、これまでの銀行にはない新たなサービスの導入によって、メガバンクとは一線を画す「リテールに強い都銀」、「金融サービス業」を目指している。

■選考試験情報(編集:WH君)

■学生情報
・名前:WH君(2004年入学)
・学部学科:第一文学部総合人文学科 社会学専修
・成績:中の下

■会社訪問
・日時:2月10日、3月15日の二回説明会に出席

・当日の状況や感想:研修制度、キャリア形成の考え方について詳しく説明して頂いた。社員の方も問題意識を持って業務に取り組み、次のキャリアに活かしている印象を受けた。終了後、個別に質問した社員の方からお礼の電話が入る。

■筆記試験
・日時:4月9日
・内容:データ処理能力テスト、性格診断テスト

☆データ処理能力テストは難しかった。論理的に考えればわかる問題だが、しっかり整理して考えないと時間がかかってしまう問題。性格診断テストは同じような質問が何回も繰り返される。内定後に人事の方から聞いた話だと性格診断テストのほうが大事で、その結果と面接時の言動が一致しているか見ているらしい。

★事前に提出するエントリーシートはなく、筆記試験の当日に志望動機、自己PRなどをカードに記入させられる。その記入内容による選考はしない。この段階では純粋にテストの点数によって選考が行われる。

その日の夕方に電話があり、翌日に面接。

■1次面接
・日時:4月10日
・面接官:1対2
・当日の状況や感想: 面接官1人対学生2人の集団面接。質問は志望動機などシンプルなもの。最後にこちらが質問する時間を与えてくれたので、公的資金返済について聞いた。返済計画をHP上に公開していることを教えていただき、帰宅後目を通してみる。

即日電話があり、翌日に2次面接を受けることになる。

■2次面接
・日時:4月11日
・面接官:1対1
・当日の状況や感想: 志望動機について詳しく聞かれる。なぜ金融機関なのか、なぜ銀行なのか、なぜりそななのか。ただ、他の金融機関の面接と比べて厳しいという印象は受けない。予想の範囲内のものだった。最後に他社の就活状況と志望度を聞かれる。再び公的資金返済計画について質問する。

即日電話があり、面接の感想、志望度などを質問され、次の面接が山だからと言われる。翌日の面接に呼ばれる。

■3次面接
・日時:4月12日
・面接官:1対1
・当日の状況や感想: 雰囲気は穏やかな感じだが、質問自体は前回、前々回よりもつっこんだことを聞いてくる。りそなの強みと弱みを説明するように言われる。弱みはもちろん公的資金や不良債権のことを話したが、そんな銀行に入って親は反対しないのかと聞かれる。

自分の最大の強み、学生時代の点数(自己採点したら何点になるかとその理由)、今までの面接の反省点など自己分析的なものも聞かれる。

最後は「たぶん、また呼ぶことになると思うけど」と前置きされ、次の面接に向けたアドバイスをしていただく。

その日のうちに電話があり、内定を貰ったら、他社の面接などを辞退して就職活動を終了できるかしつこく聞かれる。翌日の面接でその熱意を伝えてくれと告げられる。

■最終面接
・日時:4月13日
・形式:1対1
・当日の状況や感想: 最終面接とは明言しないが、昨日の電話といい、受付時の対応といい(1次面接の面接官が出迎えて激励してくれた)これまでの面接とは違うことが察せられる。

面接の質問内容は昨日と同様、志望動機に関わるものと自己分析的なもの。これまで繰り返し言ってきたことを伝わりやすいように相手のリアクションを見ながら話す。
最後に他社の進行状況を聞かれ、唐突に「で、どうしたいの?」と質問される。「御社に入社して頑張りたいです」と答えると、「うん。じゃあ、そうすれば。きみなら大丈夫だよ」と言われ、内々定を頂く。

■全体を通しての感想、アドバイス
筆記試験を含めて5日間、連日呼び出されて計4回の面接を受けた。これは、りそなだけの特徴ではなく、他行の採用試験も似たような形式で行われた。

一次試験を受けて一週間で勝負は決まる。採用までの流れがスピーディーな分、こちらの志望度も早めに固めることが求められる。どの金融機関も似たような日程で採用活動を行っているので、日程がかぶることがままある。日程を調節してくれるところもあるが、こちらからは頼みにくいことだし、どうしても調節できないこともでてくる。

そういうことを考えると、採用活動が本格的にはじまる4月1日までに志望度、優先順位を固めておきたい。

以上、報告終わり。

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いかがだったろうか?

作成当初はまさか100ページに及ぶ対策に仕上がるとは想像だにしていなかったわけだが、それだけ僕らが後輩達に稲穂生活をしっかりと整理し、真剣に就活をやってほしい、そして自分なりに納得する就活にしてほしい、やりきって欲しいという思いが強かったということである。

しかし、まだまだこの情報誌に収まりきらない僕らの思いやアドバイスがある。また、この情報誌を読んだ君達にも「ここをもっと知りたい」、「この情報が欲しい」というようなこの情報誌ではまかないきれない疑問が浮かんでくるだろう。その時は遠慮なく僕らに相談すれば良い。少しは力になれるはずだ。

今後、業界ごとの面接対策講座なんてシャレたものも需要があれば、空き教室などを利用して開催したいと思っている。例えば「テレビ局面接対策講座」、「総合商社対策講座」などなど。

とにかく僕ら稲穂2006メンバーは、君達稲穂2007にも稲穂生活と同じく、就職活動を「やりきって」欲しいと思っている。

僕らはこの情報誌が、君達にとって就活を「やりきる」手助けとなることを願って止まない。


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以上が息子が編集した稲穂キッカーズ就職記2007年度(2008年3月卒業)。

●私自身の息子の就職感想はこちら→http://www.ashida.info/blog/2007/06/post_208.html


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感想欄

とても魅力的な記事でした!!

また遊びに来ます!!

ありがとうございます。。

投稿者 履歴書の書き方 : 2012年03月31日 11:20
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