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 バトルトーク『アクセス』の渡辺真理は素敵だ ― 40歳過ぎの女性こそ美しくなくてはならない(一枚の写真付き) 2008年07月21日

最近「BATTLE TALK RADIO アクセス」(http://tbs954.jp/ac/)の渡辺真理に関心がある。そこそこの経験を経た女性の社会さばき、政治さばき、インテリさばき、男女さばきの様(さま)を味わえる。彼女の声を毎日聞くのが楽しい。

その番組のサブリードは以下のようなもの。

「ラジオが一方的に流す情報を受け取るだけじゃつまらない。

いまこの瞬間、ラジオのトークに私も参加して言いたいことがある!

・・・そんなあなたの気持ちを直に伝えられる番組、それが「アクセス」です」http://www.tbs.co.jp/radio/ac/bangumi/)。

これでは何のことかわからないだろうが、毎回旬のテーマ(主には政治的、社会的テーマ)を取り上げてレギュラーコメンテーターと渡辺真理+厳選された聴取者が「バトルトーク」を行うという番組。前半では毎日のニュースを聴取者のポイント評価と共に順位付けされて小気味よく紹介。ほとんど朝夕刊が要らない。このあたりはTBSの朝のラジオ番組「森本毅郎・スタンバイ」(平日朝18:30~20;30)のノウハウが活きている。

TBSは「報道のTBS」とかつて謳われたが、TVの報道はひどい(特に日曜日の『報道特集』の凋落は見てられない)。今ではそのノウハウはラジオ番組に活きている。「森本毅郎・スタンバイ」と「BATTLE TALK RADIO アクセス」は民放ラジオ放送「報道」の雄だ。というより、TV、新聞も含めマスメディア業界「報道」の中でももっとも良質なもの(の一つ)と言える。

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これが、ご存じ、渡辺真理。

月曜日は田中康夫、えのきどいちろう。火曜日は宮崎哲弥。水曜日は藤井誠二。木曜日は井上トシユキ。金曜日は二木啓孝。

このうち、渡辺真理は、月曜日から木曜日を連続して担当。金曜日(二木啓孝)だけは、麻木久仁子が担当している。昔は小島慶子も担当していたこともあった。

二木啓孝以外の5人の男性コメンテーターをお相手するのが渡辺真理の仕事。渡辺真理は1967年生まれ。いつのまにか40歳を超えてしまった。

私が最初彼女を認めたのが、TBS朝のワイドショー『モーニングEye』で1991年にキャスターとして登場した時。山本文郎のお相手役として初登場。少し前の進藤晶子、今で言えば小林麻耶並の人気だった。

私はその時の渡辺真理が好きではなかった。"おじさま"の山本文郎がいつも手を焼いていたような印象が今も残っている。その落差が渡辺真理出演以後の『モーニングEye』の魅力だったのかも知れない。

そうこうするうちに、渡辺は、1998年、TBSを辞めフリーに。いつのまにかあのテレ朝『ニュースステーション』小宮悦子の後任パーソナリティーになっていた。

私は、このときの渡辺も好きではなかった。何よりも、渡辺はTBSアナウンサーデビュー以来、朗読が最悪。原稿が読めない。発声もダメ。行文も2行先が読めない。だからこの時までの渡辺の仕事は"おじさま"山本文郎をお相手にしている(小生意気な)キャピキャピアナウンサー、で充分だったのである。

ニュースステーション』内の久米宏は、渡辺真理を番組内でも小馬鹿にし続けており、痛々しいほどだったが、ひょっとしたら久米はそういう形で渡辺を"好き"だったのかも知れない。

ここでも久米は山本文郎とは別の意味で"おじさま"だったのである(そもそもTBSの後輩でもある渡辺真理を「オフィス・トゥー・ワン」という久米と同じ事務所に引き入れたのは久米らしい)。

私は、渡辺が2004年にその『ニュースステーション』を降板して以来、ほとんど関心が薄れていた。ときどきビートたけし司会の『最終警告! たけしの本当は怖い家庭の医学』で顔を見ることがあったが、それでも関心はなかった。

しかし『アクセス』(http://tbs954.jp/ac/)の渡辺真理は素敵だ。素敵な41歳の女性だ。何でもかんでも小生意気に口を挟んでくる若い頃の渡辺真理は、いったいどこで「転向」したのだろうか。

私が『アクセス』の渡辺真理が素敵だと思う理由は以下の通り。

  1. もうアナウンサーとしては十二分なキャリアと年齢であるにもかかわらず、台詞回しの丁寧さを失っていない。たとえば、先週の水曜日の「アクセス、今日のテーマです。今回の漁船の一斉休業で考えます。政府は漁船の燃料費を補填すべきと考えますか」という原稿を渡辺真理はかなり丁寧に読む。まるで学生アナウンサーのように。もともと朗読の下手な渡辺真理だが、40歳を超えてこんなにも初々しく原稿を読むアナウンサーはいない(私は褒めている)。
  2. 同じように、聴取者が登場する番組後半でも、その聴取者が電話口に登場すると「おところとお名前を教えて下さい」「東京都の○○と申します」「○○さんは、どんなことをされていますか」「小売りの商店主です」などと会話が続くが、何人もの聴取者を1日何人も、また毎日相手にしていると少しくらいは狂うというものだが(曖昧にショートカットしてしまうだろうが)、渡辺真理は崩れない。ここが立派。国際基督教大学出身のまじめさが今頃出てきたのか、と思うくらいだ。
  3. 男性のコメンテータ(2流以下のコメンテータに過ぎないが)に対応するそぶりが素敵だ。このくらいの年齢になり、そこそこの男たちと仕事をするようになると、時には男を小馬鹿にするような言動がついつい出るものだが、それがない。あってもちょっとしたつっこみで上品に逃げている。そこが立派。
  4. 社会的な事件、政治的な事件で知ったかぶりをしない。このくらいの年齢になり、そこそこの知識人たちと仕事をしたり、仕事柄その種の雑誌や聞きかじりの知識に頻繁に接するようになると、ついつい偉そうなことを言いたくなるが、そういった言及をできうる限り避け、ゲスト(コメンテータ)に話させる配慮がある。その分、ゲスト自体の無知が露呈することもしばしば。
  5. 決して〈女〉を捨てる年齢でもなく、決してニュートラルな女性(麻木久仁子のような)でもないのに、性的なそぶりを上手にくるんでいる。そこがまたかわいい。男性の方も渡辺真理の〈女〉に入り込もうとしない。これは渡辺真理の力業とも言える。
  6. 以上、1)から5)の特質は、同じキャスターをしている金曜日の麻木久仁子と比べると明々白々。麻木は渡辺真理と逆のことをやっていて、下品極まりない言動をはき続けている。自らが"ひとかど"の人間であるかのように振る舞っている。そこが可愛くない。40歳も過ぎて可愛くない女性こそ、本当に可愛くない。学習院(麻木)と国際基督教大学との差かな(苦笑)。40歳を過ぎると20歳前後の学生時代の過ごし方が影響し始める。
  7. これは余談だが、私の考えでは、彼女の好みは、月曜日のえのきどいちろうではなかろうか。えのきどとの会話では渡辺の声が違う。はしゃいだ声になる。〈声〉だけのラジオはテレビに比べてはるかにその人間の素性をあらわす。体調までもがわかる。その意味で「百聞は一見にしかず」というのは嘘だ。見えることによって見えなくなっていることもたくさんあるのだ。
  8. そんな意味で私は、渡辺真理の毎日の変化と通常は見えない女性の秘密をラジオを聞きながら楽しんでいる。せっかくの楽しい週末に彼女と会えないのが残念だが…。金曜日の麻木久仁子なんか、早く『アクセス』から消えて欲しい。麻木に比べれば以前の小島慶子の方がはるかにましだった。

    ※その渡辺真理の〈声〉が思い出せない人は、こちらをどうぞ→

    1) http://jp.youtube.com/watch?v=KlvSNZvO1Bw) 

    2) http://jp.youtube.com/watch?v=2VQpusPIYEM&feature=related


    このときは服装も素敵だ。しかも同席の八木亜希子は、また麻木久仁子のような醜態をさらけ出しているが、渡辺真理は、姿勢も崩さず(背筋をピンと伸ばして)、少し自分を押し殺した感じで、相手の言おうとすることに耳を傾けようとしている。人間、40歳を超えれば、自分が発言することにおいてではなく、相手の言うことを聞くことによって、相手を動かさなくてはならない。

    (Version 4.4)

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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感想欄

私も同感、以前の渡辺真理にはあまり好感を持っていなかった。

ニュースを読むのも下手だし、ただ外見だけ可愛い ちやほやされている女子アナかと思っていた。

それが最近ラジオ(アクセス)から聞こえる彼女の采配は嫌みがない。 

うまくコメンテーターの話を聞き出し、聴視者が話しやすいように聞き出す力量に関心する。

毎晩10時が楽しみになっています。本当に金曜日はいやですね、私は賢いですと言っているようで。

投稿者 hiro : 2009年02月12日 21:43
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