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 蓼科避暑記 ― テロとの戦い、謎の虫(?)との戦い、『24』シーズン6どころではない。 2007年08月12日

私は、戸建て住宅が嫌いだ。大地に近接している分、虫が多いからだ。

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※この謎の虫との闘いがとんでもないことになるとは…

戸建てが嫌いなのではなくて、虫が嫌いなのだ。動物はまだ意識的に近接したり、離反したりするが、虫だけは音もせず近づき、音もせずに離れていく(音がしたとしても不気味な小音だ)。

いつ近づいてくるかも予測できない。犬のようにお手もしそうにない。要するに虫は自立している。勝手に生きている。それが気にくわない。

毎年、蓼科のログハウスの数日間はいつもその虫に悩まされる(http://www.ashida.info/blog/2006/08/post_162.html)。

夏でも25度前後の蓼科のような避暑地でも、虫はいる。一番多いのが蟻。次に多いのが蛾。それに決して小さくはない蟻と蛾がいる。家内に呆れられているが、許す気になれない。見つけると殺しまくっているが、きりがない。それがまた腹が立つ。せっかく休養できているのに、気分が落ち着かない。

東京の30年にもなるマンション暮らしが恋しくなる。

今年の夏はその蓼科のログハウスで最悪の出来事が起こった。ここ数年、蓼科ではアメリカの大ヒットしたテレビ映画『24』(http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw/503-5181515-4071167?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&initialSearch=1&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%82Q%82S)を家族で見ることにしているが、きっかけは、近所のレンタルビデオ屋さん。

私は、最近は、TSUTAYA DISCAS(=インターネット経由)でDVDを借りており、レンタル屋には滅多に行かないが、このご主人が2年前に「『24』シーズン4ありますよ」と私に声をかけてきた。2年前の話だ。まだ日本で公開されていない時点でだ。

今年もシーズン6が9月からレンタル開始だが、ひょっとして、と思って先週そのレンタル屋に寄ってみた。「ご主人、お久しぶり。『24』シーズン6、まさか無いよね」。「ありますよ」。「本当?」「今回のは一番評判が悪いみたいですよ」「そんなこといいよ。貸してよ」「いいですよ」。

と、まあこんな感じだ。12枚のDVDを貸してくれた。2年ぶりに来ても特別扱いしてくれるうれしいお店だ。

そこで今回の蓼科でも虫に悩まされながら、1時間ごとに盛り上がりながら見ていた。戸建て住宅は虫だけではなく、周囲が外に面しているために防犯上も不安だ。ガタ…、ゴト…と物音がする。たとえば大きな蛾が網戸に向かって攻撃を仕掛けてくるのだ(ちょっと大げさか)。これがまた怖い。

マンションではその種の音は絶対にしない。しかも人里離れた避暑地のために、ここで強盗に襲われたらもうおしまいだ。そう思いながら、攻撃(反撃)の準備と用意をしつつ、『24』を見る。このテレビ映画はテロとの戦いがテーマなのだが、私にとっては虫との戦いの方が深刻だ。

そんなことを思いながら、シーズン6の第5話を見ていたときだった(22:00を超えた頃)。壁に背中をあてて見ていた私の右耳元に何か大きな虫が飛びかかった、ような気がした。ぞっとした私は「わっ、虫だ…」と大声で叫んで、隣にいた息子の胸元に顔を埋めた。まるでおかまの恋人同士のように。いやー、それほど怖かったのです。

私の感覚では、とてつもなく大きな虫のような気がした。大きな蛾か。「探せ」と家族に大号令をかけた。プロジェクターで見ていたため部屋を暗くしてみていたが、中断。電気を付け、懐中電灯を持ち、かつ殺虫剤を部屋中に10分くらい噴霧し続けたが、全く出てこない。気配すらない。家族中で大騒ぎになりかけたが、いつもの私の虫嫌いが始まった、という感じで「気のせいよ」(家内)、「気のせいだよ」(息子)で終わってしまった。

私の気分は『24』どころではなかったが、相変わらず面白いドラマでいつしか虫騒動も忘れて見入っていた。ところが、そのことを忘れかけていた約1時間後、今度は隣にいた息子が「虫がいた。今このそばをすごいスピードで駆け抜けた。大きい」と叫んだ。

そこでまた『24』を中断。これで謎の巨大虫(しかもスピードが速い)がいることが証明された。『24』のテロとの戦いどころではない。芦田家の巨大虫(?)との戦いが始まった。

息子に寄れば、飛ぶという感じではなく、走るという感じだったらしい。リビングの中央を台所に向かって一気に走り抜けたらしい。私にはその足音さえ聞こえなかった。

「やっぱりいたでしょう」と私は自分の認識に誤りがなかったことを誇ったが、一方で「気のせい」で終わらせようとしていたから、複雑な気分になった。テレビの中の「テロ」よりも(今回の『24』はロサンゼルスで実際に核爆弾が爆発してしまう)、この実際の謎の虫の方がはるかに深刻だった。

(劇的なクライマックスまで後に続く ― 今日の夜UPします。たった今早朝の4:45分、この虫騒動は解決しました? もう遅いので寝ます)。

※続きの記事はこちら→ http://www.ashida.info/blog/2007/08/post_219.html

(Version 2.0)


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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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