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 世界一早い「第57回NHK紅白歌合戦」全曲批評速報(2006年度版) 2006年12月31日

第57回NHK紅白歌合戦(http://www3.nhk.or.jp/kouhaku/)
テーマは、愛・家族~世代をこえる歌がある

司会は、白組・中居正広、紅組・仲間由紀恵

中居君、頭の髪の毛、盛り上げすぎ。

第1部(7:20~9::25)

●mihimaru GT (初) 「気分上々↑↑」
いい歌だ。

今年は何十年かぶりに出身県が出るようになっていた。これは東京生まれの人にはわからないだろうが、地方出身の東京人には涙が出るくらいのテロップなのだ。

●w-inds. (5) 「ギウギ66」
この子たちはなんで毎年紅白に出られるのだろう。それがわからない。小さいときはかわいかったし、SMAPよりも歌も踊りもうまかったが、ここまで大きくなるとビジュアル的には見たくもない。でも歌は、ここ数年で一番よかった。mihimaru GTの「気分上々↑↑」と充分拮抗している。息が少し切れていたが。

●BoA (5)
「七色の明日~brand new beat~」
BoAは、個人的には make a secret が好きだが、今日は衣装がおかしい。ウエストラインが低すぎる。しかもスカートが中途半端な長さ。胸の開け方が間違っていて、顔が大きく見えてしまっていた。歌は全くよくない。make a secretでよかったのだ。BoAはもっと硬質でモダンな歌の方が似合う。

●鳥羽一郎 (19) 「兄弟船」
こんな歌、もうあきた。でも何でうしろでゴスペラーズが大漁旗を持っているのだ? ウルトラマンも旗を振っている。「兄弟」という点でか。だとすれば「ゴスペラーズ」はどんな共通点? 何を考えているのか、さぱりわからない。考えている内に歌が終わってしまっていた。


●長山洋子 (13) 「絆」
作曲家とデュエットの歌。要するに目立ちたがり屋の作曲家、ということか。道理で歌はひどいものだった。長山洋子の髪型も中居君と同じで頭を上げすぎ。

●SEAMO (初) 「マタアイマショウ紅白ミックス」
素晴らしい。パワーがあるし、声も素敵だ。ラップ以外の部分がきれいなメロディーになっていて、聞きやすい点もよかった。紅白に出てきたラッパーの中ではピカイチだ。

ここで審査員紹介。

横峯さくらの後ろに観客の一人のようにして映っているお父さんがおかしかった(なんでそんなに近いところにいるんだ)。お父さんはいつの間にか髪の毛も増えていた。瀬戸内寂聴はもう生気がなくなっていた。これでテレビ出演は最後かもしれない。いい年をして何で金歯なのか。とても出家しているとは思えない。

●坂本冬美 (18) 「祝い酒」
最後の膝を静かにゆるやかに折ってマイクを観客に向けるポーズがよかった。山口百恵が引退公演の最後でマイクをステージに置いたポーズにかなり影響を受けていた。歌はどうということもないただの演歌。

●北山たけし (2) 「男の拳」
この歌手は、今日のお昼12:15からの「いよいよ今夜! 紅白歌合戦最新情報」で、同じ歌を歌わされていた。NHKはなんでこんなことをするのだろう。意味がないじゃないか。それにそんなこと「最新情報」じゃないじゃないか。歌手にも失礼だし、番宣としても最低の演出だ。この歌の背後の空手家のステージもおかしかった。空手とこの歌の関連は「男の拳」というただ一点の「共通点」。この紅白の企画会議はこじつけ会議になっている。

●GAM (初) & モーニング娘。 (9) 「Thanks! 歩いてる 2006 Ambitiousバージョン」
吉沢の足が細すぎる。何かあったに違いない(拒食症か)。顔がみんな70点以上になったモー娘。はもう魅力的ではない。昔はひどい顔の娘もいたからよかったのだ。どうでもいいことだが、私はあややよりは藤本美貴派だ。歌としては「歩いてる」は悪くなかった。

●Aqua Timez (初)  「決意の朝に」
歌うときの顔面がよくない。眉毛と目が自民党の石原伸晃のようでどうも好きになれない。歌は70点くらいか。後ろのキーボードの女の子が飛び入り参加というような素人感があってよかった。

●藤あや子 (15) 「雪深深」
上妻宏光の三味線だけがよかった。が、途中で紹介するとは何事か。司会の方で前もって振るべきだ。長山洋子と違って、この藤あや子は、後ろ髪がおかしかった。

●細川たかし (32) 「浪花節だよ人生は」
この歌も上妻宏光に演奏させるべきだった。もみあげのない髪型は不自然だったが、そのあと、かつらの横峯父が映ったのは、嫌みか? 歌詞を忘れて歌の途中で「ゴメンナサイ」と言ったのがかわいかったが、そのあと、司会がそのアクシデントを受けてやらない、NHKの司会の不自然さ。これでは生放送は盛り上がらない。NHKは何かおかしい。

★みんなのうた45年!キッズショー
「北風小僧の寒太郎」がよかったが、そのときに突然ナイナイの岡村が出てきてさらに盛り上がった。面白かった。「山口さんちのツトム君」。こんな歌を歌うときにも和田アキ子は上がっている。
最後は岡村がしめたが、カメラの位置もわからず、戸惑っていた。番外の演出だったらしい。和田アキ子も中居君も横峯父も驚いていた。しかし岡村自身が(様子が読めずに)一番驚いていた。

●スガシカオ (初) 「Progress」
人の前に出てくる顔ではない。じっくりと曲作りに励めばいいのに。そもそも曲の内容と歌いぶり(や衣装)とが合っていない。

●伍代夏子 (13) 「金木犀」
どうでもいい。太ったような気がする。和服なのにお腹が出ていた。和服はスタイルがよくなければキレイに着こなせないのに。

●堀内孝雄 (17) 「愛しき日々」
福笑いに失敗したようなこの顔で、ポーズを取られると、笑うしかない。そもそも目張りが不自然。声が伸びないのはたばこのせいか。肝臓も悪そうだ。顔が腫れている。歌はいいのに。

●平原綾香 (3) 「誓い」
荒川静香がここで出てきた。冬期オリンピックのテーマソングを平原綾香が歌ったという関連。衣装は素敵だったが、イヤリングが地味。黒い衣装だからもう少し明るめでもよかったのではないか。「祝福の」で唸る歌い方が、私には許せない。そこはそうじゃないだろう。唸る歌じゃないだろう。唸る歌手でもない。唸える歌手でもない。

●美川憲一 (23) 「さそり座の女2006」
私は、美川憲一は『柳ヶ瀬ブルース』(http://www.eonet.ne.jp/~miida/yanagaseburusu.htm)しかないと思う。演歌を超えて、この歌は鮮烈な歌だった。演歌の枠に収まらないかっこいいい歌だった。それ以外はすべて駄作。美川は紅白では死ぬまで『柳ヶ瀬ブルース』を歌うべきだ。
周りで歌っている人たちが女か男かわからないくらいに意味がなかった。下手なマスゲームのような体裁だった。振り付け師の真島さんが出てきたが、これもほとんど意味がなかった。先に紹介すべきだった(上妻と同じ失敗)。

●大塚愛 (3) 「恋愛写真」
この娘は、自分のスタッフから、(カメラが回っているところでは)あまり人と話さない方がいい、と言われているらしい(本人が言っていた)。たしかにバカっぽい。でもバカでも歌うと魅力的に見えるのが歌手の世界。努力して賢くなれる人はいくらでもいるが、バカに努力してなろうとする人はいない、その意味で人の魅力というのは難しい。いろんなことを考えさせる歌手だ。歌は素敵だった。がに股だから立ち姿がみすぼらしい。スカートの裾をすぼめない方がみすぼらしさを隠せたのに。いい歌手なのに残念だ。

●香西かおり (14) 「最北航路」
女性の演歌歌手の中では、私はこの人を一番買っているが、今回の歌はつまらなかった。うしろのモー娘。がかわいかった。この若い娘たちは着物さえ洋服のように着こなしている。

●ORANGE RANGE (2) 「チャンピオーネ」
全然よくない。SEAMOに比べると段違いに落ちる。肝心のスピード感がない。

●夏川りみ (5) 「花(すべての人の心に花を)」
この娘は、歌はうまくない。たまに他人の歌を歌うときにそれがよくわかる。自分の声に酔って歌う分、歌が平板化してしまうのだ。〈声〉というよりもきれいな〈音〉を出しているだけだ。それに声の色が一色しかないのも大きなマイナス。歌の意味がわからない分、声の色も平板化する。だから歌の意味への深い解釈と表現が出来ない。〈声〉は心の音だ、ということをきちんと理解すべきだ。
ウクレレ奏者のジェイクしまぶくろがすごかった。上妻のときもそうだが、何できちんと最初に紹介しない。失礼だ。

●布施明 (22)「イマジン」
この歌手は、かつてNHKの思い出のメロディーで尾崎豊の『I love you』を歌ったときがあったが、完全に歌を解釈しそこねていた。いい年をしてはずかしい。尾崎の『I love you』を正しく歌えた歌手は、私の知る限り、宇多田ヒカルと小田和正くらいしかいない。この『イマジン』もひどいものだった。そもそも日本の歌手で英語の歌をまともに歌える歌手がどれほどいるというのだ。『I love you』さえ歌えない布施が『イマジン』を歌えるわけがないではないか。こんな英語しかつかえないからオリビアハッセーに捨てられるのかもしれない。途中から海外の人たちがたくさんたくさん出てきたが、よくもまあこんな中で英語の歌が歌えるもんだ。自分の歌を歌えない歌手が紅白なんかに出るべきではない。他人の歌を歌って欲しいと思う歌手は、美空ひばりと吉田美和(ドリカム)くらいだ。

●森昌子 (15) 「バラ色の未来」
こんな私生活を歌う歌を歌ってどういうつもりか。私は森昌子を見るとすぐに北島三郎を思う。鼻の穴が同じ場所に付いている… 

●前川清 (16) 「長崎は今日も雨だった」
この歌は何度聞いてもいい。編曲も詩もいい。神戸大震災の時の紅白の『そして、神戸』もよかったが、この歌はいつきいてもいい。前川清は過去の歌を何度歌っても歌い方をくずさないところがいい。尾崎紀世彦のようなバカな崩し方をしない。自分の〈現在〉に自信を持っている証拠だ。

●BONNIE PINK (初) 「A Perfect Sky」
一瞬、金井克子が出てきたと思ったが、間違いだった。この歌はとりつく島がない。でも英語は出来そうだ。布施明よりもはるかにうまい。I’m lookingのI’mが聞こえないくらいにうまい。一見、どうということもない歌に聞こえるが、こんなに軽く歌える、というのも実力の内か。何回か聴かないと、この歌手の実力はわからない。

●ゴスペラーズ (6) 「ふるさと」
こいつらは夏川りみよりさらに歌が下手なくせになんでこんなに偉そうに歌いたがる? いやになってここではじめてチャンネルを一瞬変えてしまった。そしたら6チャンネルでは曙がアームロックで瞬間負けてしまっていた。ゴスペラーズは曙みたいなものだ。

●石川さゆり (29) 「夫婦善哉」
ただの演歌歌手になってしまった。昨年よりも歯のヤニが取れていた。私のタバコ批判が効いたらしい。

●森進一 (39) 「おふくろさん」
なんで、この歌なのか。森進一の歌の中では、この歌はそんな上位にくる歌じゃないだろう。NHKの紅白は選曲がいつもおかしい。歌手のいいところを殺すような選曲になっている。森昌子に逃げられたので、あとはおふくろさんにしか頼れなくなったということか…。さみしい選曲だ。


第2部(9:30~11:45)

●絢香 (初) 「三日月」
絢香は「三日月」を歌い上げるほどの声量がない。声量のなさを裏声でごまかしている。いい歌だが、こんな人工的な歌い方をしていると最後は飽きられてしまうに違いない。絢香の歌を聴いていると“いきものがかり”(というグループ名)の吉岡聖恵(=きよえちゃん)を比較してしまう。彼女の歌う『SAKURA』は、今年最大の成果だ。特に息を吸いあげながら歌う独特の歌唱は、こちらが息が詰まるほどの圧倒感。歌詞の1番と2番との間で聴いている方が息をつくくらいに歌の緊密度が高い。『SAKURA』を歌う歌の中でもっともスケール感が大きい歌だ(森山直太朗、こぶくろの歌う“サクラ”よりも)。絢香が参加するくらいなら“いきものがかり”も紅白に出して欲しかった。

●WaT (2) 「5センチ。」
昨年はマイクが倒れて大変だったが、今年は何とか終わった。こんなにキレイな顔をしてる男は、どうして生きていくのだろう。思わず彼らの人生を心配してしまった。

●浜崎あゆみ (8) 「JEWEL」
声量がない。この歌を歌うにはもっと声量がないと。声量がないと絞ったところも静かな音にならない。これでは歌にならない。風邪気味だったのかもしれない。帽子のデザインがどのアングルのカメラからでも素敵だったのに。

●スキマスイッチ (2)「ボクノート」
この歌はダメ。詩も全般的に堅い。それに私はこのボーカルの鼻声がどうも好きになれない。絶対に慢性鼻炎だ。せめて「奏」くらいの歌を歌って欲しかった。

●中島美嘉 (5) 「一色」
わたしはこの歌手は「ヘルプレスレイン」しか認めない。最近は傾向が変わってきて、どんどん間違った方向に走っている。歌い上げることなんか出来る声量を持っている訳じゃないのに、なんで声を張り上げてしまうのか。そんな歌を歌わせている周囲が悪い。

●TOKIO (13)「宙船(そらふね)」
まだ歌を歌っていたのか。ボーカルが今ひとつ歌詞の解釈が出来ていないが(長瀬に中島みゆきの詩が理解できるわけがないが)、悪くはない。

●Aiko (5) 「瞳」
aikoは松浦亜弥と違って、裏も表もないいい子らしい。松浦亜弥は控え室にいても自分を演じているらしい。Aikoは普段着な感じがいい。

●ポルノグラフィティ(5) 「ハネウマライダー」
この因島出身のグループが『アポロ』をひっさげて出てきたときには圧倒的な存在感があった。硬質感が若々しくてよかった。因島が『アポロ』にまで広がるスケール感がよかった。この歌も決して悪くはないが、ボーカルの声の伸びが若い頃より落ちている。

ここで桜塚やっくんが出てきたが、ナイナイの岡村よりもうまくやれていた。今頃岡村は死にたいほど落ち込んでいるに違いない。「みんな、盛り上がっているか」と言っておいて「来年もよろしく」というのはおかしいだろう。何を言っていいのかわからなくなっていたのだ、岡村は。かわいそうに。


●小林幸子 (28) 「大江戸喧嘩花」
この人も美川憲一と同じように選曲間違いだろう。『思いで酒』しかないに決まっているでしょ。バカじゃないの。衣装なんかにこだわらずにちゃんと歌を歌えばいいのに。

●DJ OZMA (初) 「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」
コメコメクラブに似ている…。それ以上でも以下でもない。後ろで踊っている女の人たちがなぜ乳房の目立つ服を着ているのか。最後にはチンポコも出てきた。たぶん今頃NHKには抗議の電話が殺到しているだろう。全部ダミーだが。

●アンジェラ・アキ (初) 「HOME」
いろんな意味で70点の歌だった。微音は出せているが、息継ぎが少し下手だ。この人よりはボニーピンクの方がはるかにうまい。

●さだまさし (18) 「案山子」
もう紅白には出てこなくてもいいのではないか…。この歌の歌詞に「金頼むの一言でもいい」という一節があるが、私なんか何度「金がない」と叫んでもなしのつぶてだ。でも、お餅や数の子をたくさん送ってもらって感謝しています。

●水森かおり (4) 「熊野古道」
太りすぎ。モー娘。の吉沢を見倣え。

●氷川きよし (7) 「一剣」
なんで氷川きよしがレコード大賞なのか。氷川が受賞するくらいなら、いきものがかりのSAKURAにも賞を上げて欲しかった。

●今井美樹 (初) 「PRIDE」
今頃出てきても遅い。もっと一番いい頃に出てこないと(「オレンジの河」の頃かな)。でも歌はよく歌えていた。バック演奏の布袋が楽しそうだった。

●徳永英明 (初) 「壊れかけのRadio」
なんで「ラジオ」でなくて「レディオ」なのか。未だにわからない。登場人物は帰国子女だったのか。考え込んでしまう。いい歌だが。でも今井美樹と徳永英明の対はなかなかよかった。

ここでさきほどのDJ OZMAの乳房とチンポコの説明が入る(「裸ではないのか」という苦情が入りました、とのこと)。「ボディスーツを着ていました」と説明。そんなこと説明するくらいなら、前もってやらせるなよ。

●和田アキ子 (30) 「Mother」
何度言ってもタバコをやめない和田アキ子は、依然声が伸びない。特に微少音で声が伸びない。石川さゆりはやめたのに、和田アキ子はまだタバコをやめない。特に下の歯のヤニが全く取れていない。歌手のくせになんてことだ。でもここ数年の紅白の和田の中では、今日のできが一番よかった。

●秋川雅史 (初) 「千の風になって」
最初に「千の風になって」がキムタクの朗読で始まる。まだ木村拓哉は朗読ができる教養はない。力不足だ。この詩は、歌にしてはダメだ。朗読する力がないと意味が発生しない。秋川雅史も全くこの詩が歌えていない。
昔、新井満が(いやな奴だが)、TBSの筑紫キャスターの番組でこの詩を読み上げたことがあったが、その時にはそれなりの力があった。せめてあれくらいの歌にしないと。

●天童よしみ (11) 「いのちの限り」
よしみちゃんは、美空ひばりの歌を歌い続けて欲しい。自分の歌を歌える歌手ではない。

●コブクロ (2) 「風」
スキマスイッチよりはコブクロだろう。スキマスイッチのボーカルの鼻炎よりは、コブクロのボーカルの顔の方がまだ我慢できる。歌い上げるスタイルが少し古いが(その点スキマスイッチの方が新しいが)、でもコブクロの方が喚起力がある。


●倖田來未 (2) 「夢のうた」
この歌い方はほとんど浜崎あゆみ。浜崎あゆみが身長コンプレックスとスタイルコンプレックスをなくしたら、倖田來未になった、というところか。私が倖田來未をもう一つ好きになれないのは、この娘は、恋人の前でも平気でおならをしそうな気がするからだ。「ゴメン」と京都弁で言いながら。身も蓋もない。

コブクロと倖田來未とのこの流れもよい。今井美樹と徳永英明、コブクロと倖田來未、今回の紅白の白眉の対だ。こういった対が5つくらいあれば紅白も引き締まるのに…。

●五木ひろし (36) 「高瀬舟」
「高瀬舟」って、お前は森鴎外の『高瀬舟』を読んだことがあるのか。知足(足るを知る)なんて、五木ひろしに一番足りないものじゃないの。

●DREAMS COME TRUE (11) 「何度でも LOVE LOVE LOVE 2006」
まだ誰もこのグループを知らないときに、祖師谷大蔵のレコード屋(=CD屋)に走ったのを思い出す。少なくとも「LOVE UNLIMITED∞」以降はもうドリカムでなくなったと思う。でも歌は相変わらずうまい。吉田美和に絢香の「三日月」やいきものがかりの「SAKURA」を歌わせたらどうなるのだろう。死ぬまでに一度その歌いぶりを聴いてみたい。

●SMAP (14) 「ありがとう」
この人たちは確かにいい人なんだろうけれども、こんな歌を歌ってどうするというのだろう。“新しい”歌を歌って欲しい。

●川中美幸 (19) 「ふたり酒」
どうでもいい。

●北島三郎 (43) 「まつり」
これもどうでもいい。引いたカメラにスタッフがたくさん映っていて見苦しかった。せっかくの締めが台無しだ。始末書に違いない。


今年はSEAMOとボニーピンク、今井美樹と徳永英明、コブクロと倖田來未、「長崎は今日も雨だった」の前川清の7人が良かった。いきものがかりの「SAKURA」が聴きたかったが…。それだけが心残りだった。

勝ちは私には判定できなかったが、白が勝った。勝ち負けという作り方をしていないので、もとから盛り上がらない。

中居君も仲間由紀恵もカンペを見過ぎ。これでは生番組の良さが生きない。反省すべきだ。

4時間半テレビとキーボードの前に座りっぱなし。振り返ると10分くらいの時間にしか思えなかったが、この私のイベントはいつ考えても無謀だ。でもやっとこれで私の大晦日が始まる。あと15分しかないが。6年目の紅白全曲批評速報も無事終わりました。みなさん、良いお年を。私はこれから年賀状を書き始めます。

(Version3.0)

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感想欄

同感なところ多いですね。

特に布施明は酷かったかな。

『imagine』はあんな歌い方してほしくないですね。

投稿者 佐倉300坪 : 2006年12月31日 23:53

荒川静香は、特別審査員を断ったのでしょうか。

「あなたの居場所はそこじゃないでしょう!」とテレビに突っ込んでしまいました。

来年もまた楽しみにしております。

投稿者 七面洞 : 2007年01月01日 00:21

いつ見ても、面白い内容です。

でも、最近の紅白は、努力はしていると思いますが、
能力のない方々の努力なので、たかがしれていますね。

今の、専門学校の業界の同じ現象です。
大学の業界も同じかな。

今回もお疲れ様でした。
楽しく読ませて頂きました。

投稿者 福岡の獣神 : 2007年01月02日 06:42

ミクシィ(MIXI)の日記コメントより転載します。


●2006年12月31日 23:59 Yさん
お疲れ様でした。45分速報ばっちりですね。
良いお年をおむかえください!!

●2007年01月01日 00:01 (芦田)
Yさんへ
やっと大任を果たせたという感じです。これって大変なんですよ。BLOGでは5年続けてきて、ミクシィ(MIXI)ではこれが最初です。今後ともよろしく。

●2007年01月01日 00:34 KSさん
あけましておめでとうございます。

2006年の締めの大仕事、お疲れさまでした!
今回、思わず笑ってしまったのは、「森昌子の鼻の穴の位置は、北島三郎と同じ」でした。
これが、私の初笑いになりました...

それで、「BSハイビジョンをフルスペックで録画してHD-DVDに録画」したら、いかがでしたか?

明るい年明けになりましたか?

2007年が芦田さんとご家族にとって、すてきな年になりますように!!!

●2007年01月01日 01:26 TYさん
あけましておめでとうございます。やっていただけましたね。面白かったです。力作ありがとうです。

今井美樹と徳永英明、本当に遅きに失した感がありますね。

ボニーピンクは、基本的に洋楽コピー的ロックをやる人という認識です。私は今回、観ていませんが場違いだったでしょう。

ドリカムは、歌声は文句がないですがソングライティングに昔から問題ありです。複雑すぎるんです。

そう言えば紅白とは関係有りませんが、今ビールのCMで、美空ひばりの歌うジャズが流れています。すっごい見事で聴き惚れました。

本年も宜しくお願いいたします。


●2007年01月01日 03:37  Anのn
おめでとうございます。すごい速さですね?(レスも)テレビはあまり見ないのですが、見たかのように面白く想像できました。初笑いました。これからもよろしくお願いいたします。

●2007年01月01日 10:54 ERさん
すばらしい。
その一言です(^^)
今年も年末頑張ってください!

●2007年01月01日 13:05(芦田)
>KSさん
まだ紅白はHD-DVDには落としていません。でも確かにキレイでしたよ。

>TYさん
ボニーピンクは、良かったですよ。一見、どうということもない歌いぶりに見えますが、あんなに軽く歌うのは返って難しいと思います。なかなかのものでした。

美空ひばりは何を歌ってもうまいですよ。誰もかなわないと思います。私の美空ひばり論はこれ( http://www.ashida.info/blog/2005/06/hamaenco_5_55.html )を参照してください。

>Anのnさん
忙しい人のためにも、私の紅白速報を続けたいと思います(言ってしまった…)。

>ERさん
ありがとうございます。すべてを犠牲にして書き続けた甲斐があるというもの。家族中からバカなことはやめなさい、と言われ続け迫害を受けていました。


●2007年01月01日 13:16 MARicky
あけましておめでとうございます。
紅白速報、楽しみにしておりました。
コメントが的確ですよね!
今年のあゆちゃんは、芦田さんが書いているように、声が出てなかったなぁと同じ気持ちで見ていました。
倖田來未ちゃんに押されてきていてプレッシャーに感じているのでしょうか。
DJ OZMAは楽しみにしていたのですが、歌・踊りより“出しもの”的で、ちょっぴり残念でした。

●2007年01月01日20:03 MRさん
はじめまして こんにちは。
紅白 ゴスペラーズ ふるさと で
検索したら、芦田さんのページに辿りつきました。

紅白に関する芦田さんのコメント
ほんとに説得力がありますね。
自分の日記でも、少しだけ
紅白についてのコメントを書きましたが。。

これからもヨロシクです。

●2007年01月01日 20:50 毘沙門天
ジャイアンさん、コメント面白すぎです。

瀬戸内さんとスガシカオさんのコメントが・・・。

●2007年01月02日 17:08 ANさん
BONNIE PINKは個人的に歌好きです。なにげにスタイルもいいですよ。


投稿者 ashida : 2007年01月03日 21:46

あんたの辛口トーク、おもしろいね。

投稿者 本ゴーたけし : 2007年05月06日 18:58

ヒマラヤの舞踏家リゾームLeeと申します。

日本を捨てて10余年になります。

ヒマラヤから、芦田さんの批評を読むほどの距離で
楽しむのが、紅白のもっとも正しい楽しみ方だと知りました。

お疲れでしょうが、今後もお続けください。

投稿者 リゾームLee : 2007年12月31日 22:42
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