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 症状報告(35) ― 転院、無事終了 2003年12月16日

 今日の転院は、思いの外、うまくいった。家内は、約三ヶ月半ぶりのマイカー・アルピナの助手席に乗りこんだ瞬間、泣き始めて、困った。「家の匂いがする」なんて言いながら。そんなアルピナないだろ、とは思ったが、まあしようがない。東京女子医大は、新館がまだ改築中で、しかも新宿河田町は何かざわついた感じがして、ロケーションがよくない。日赤・広尾の方が病棟も周囲もはるかにゆったりしている。駐車場については、地下駐車場のなかに平置きと(車が隠れる)機械式の両方があったが、車椅子を必要としている患者が乗っていることに気を遣って、係の人が、平置きの駐車スペースに特別に誘導してくれたが、とんでもない。「機械式でいいです」とわざわざ、“そこ”を脱出して機械式側に即座に回った。(善意を無視して)怒られるかと思ったが、「だよね。アルピナ、傷つけられたら大変だよね」。「わかってるね、おじさん」とは言わなかったが、「すみません」と笑ってごまかしておいた。というより、車に詳しいね、よく知ってるジャン、と思わず感心。

 しかしさすがに多発性硬化症の強い専門医のいる病院。それがすぐにわかったのは、相部屋になった人たちすべてが多発性硬化症(5ヶ月以上も入院しているとさすがに入院保険も切れ個室ベッド代は続かない!)。年代もまばら。一人を除いては、みんなどこがこの病気か、というほどにぴょんぴょんと歩いているし、外からは全くわからない。私が帰った後(今日は学校は理事会の日。定足数を満たす必要があるから休めない)、何年も経っている周りの患者に、家内がこれまでの経緯を少し話したら、「まだ(病因が)燃え盛り中だよ、それは」と変な励まされ方をして、変に元気になったらしい。周りの患者さんたちの治癒の結論は一つ。「ゆっくり休みながら過ごすのが一番」ということらしい。明日以降、詳細な再検査にすぐに入ってくれるらしいから、一安心。ご心配をおかけしていますが、再出発の日となりました。

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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