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  「これからの専門学校を考える」全3回研修会が明日から始まります。 2008年11月18日

明日から、東京・高田馬場で私が講師を務める研修会「これからの専門学校を考える」(全3回)が始まります。久しぶりの仕事です(笑)。

今月から毎月第三水曜日+木曜日に三ヶ月にわたって行われます(11月、12月、1月)。宿泊研修ですので、かなり大がかりなものになります。

最初、この企画が全国専門学校情報教育協会の「研修委員会」で提案されたときには、「同一の講師もので、まじめなテーマで、2日×3回は無理だ」と誰も思っていたようです。私もそう思っていました。

事務局長(専務理事)の飯塚さんだけが「行ける」と思っていたそうですが(後から聞きました)、その飯塚さんさえ、「20名は堅い」という程度でした。

募集を開始したら応募締め切り日はるか手前で定員の30名を超える参加者が全国から集まり、みんな驚いています。

参加者内訳;北海道5名、青森3名、茨城1名、東京8名、神奈川1名、長野1名、静岡1名、愛知1名、大阪3名、兵庫2名、岡山1名、香川2名、愛媛1名、高知1名、福岡3名、福岡2名、宮崎1名、沖縄4名(内、情報教育協会非会員の参加者が10名もいます)

実は私は1000名来てもおかしくはないと思いながら、渾身の力を振り絞って三部構成を仕上げました。諸項目の展開はたぶん私以外には描けない展開になっていると思いますが、そうは思っても、(こんなくそまじめな展開では)誰も集まらないかもしれないという不安と裏腹でした。集まらないときには、学校も辞めたことだし田舎に返ろう(=引きこもろう)と本気で考えていました(苦笑)。

ところが、問題意識を共有してくれる同士がたくさんいてくれたということです。最近の専門学校は5万円を超える研修費さえなかなか出せる状況ではありません。3ヶ月で6日間の研修などほとんど無理です。それでも情報教育協会の1日単独研修よりもはるかにたくさんの参加者が集まりました。まだまだ専門学校もやる気のある学校が多いということでしょうか。ほっとしています。

この1か月くらいでブログに書きためた「退職しました」シリーズ(http://www.ashida.info/blog/cat33/)は、そのほとんどが、この3回研修のための書き下ろし教材です。

今回(第一回)の研修の主要教材となりますが、それだけでも100枚(400字原稿用紙)の資料になります。これを読みほどくためにPowerpoint約40枚のスライドがメインの教材です。今もなお修正を加えながら書き続けているところです。たぶん直前にならないとできない(苦笑)。

このレクチャー途中、終了後の質問はもちろんのこと、グループディスカッションを含めて立体的な構成にしたいと思っています(一日目8時間、2日目3時間、計11時間ありますからかなり中身の濃い、受講者参画型の研修にできます)。そもそもが議論の多い領域のテーマを扱っていますから、できるだけ参加者の問題意識を吸い上げ、帰校後の校内展開もやりやすい状態にしていきたいと思っています。

※参加者のこの研修参加動機は以下のようなものです(参加申込書の中の記載)。

・現在、教育課程(カリキュラム)の抜本的改変を受け持っているため、基本コンテンツ含め、改めて勉強がしたい。
・教育評価にとどまらず、学校評価領域まで視野に入れた研修を受けたいと考えている。"
・専門学校業界の今後のスタンスとベクトル
・現在までの学院の取り組みを再確認し、足りない部分の発掘をして実行に結びつけたい。
・学生が「その気」になるための教育の手法やツール、そのための教育評価法。
・募集に必要な考え方や手法。"
・今後の展望
・本校は創立20年目を迎え、職員の年齢、経験にギャップが生じてきており、また、経営陣も世代交代の時期を迎えている。今後生き残っていく上でのヒントを多く吸収したい。特に「カリキュラム」「評価制度」について。
・専門学校の資格主義、実習主義の問題点とは
・少子化傾向のよる大学全入時代の生き残り戦略
・専門学校の立ち位置を見極め、ホスピタリティツーリズム専門学校として何ができるか、存続するためには何をするべきかを学びたい。
・いかにして教員を教育評価に協力させていくかについて、学ぶことができれば有り難い。
・今後の専門学校の方向性と新学科構築の参考になればと思う。
・教務改革に利用したいと考えている。
・研修を受講することによって、「実習主義の問題点」について整理し、今後のカリキュラム開発に活かしたいと考える。
・当校に合った教育評価システムを確立するための手がかりとしたい。
・時代に合った募集戦略を考える参考としたい。"
・こらからの専門学校運営(経営・教育・教員育成)の課題とその克服の方向性。
・教育評価の在り方、生かし方。
・学生からのアンケートの有効的な活用方法。
・私が教員を引っ張っていくための具体的な教育方法など。"
・資格主義と実習主義の考え方について
・教育と募集の結びつきについて、具体策を考えるきっかけにしたい。
・大学以上に選ばれる学校になるために必要な要素とは何か学びたい。
・社会が専門学校に求める要件は変わってきたのか。内部にいるとわかりにくい点を理解し、新たな募集戦略につなげたい。"
・今後の専門学校の方向性・あるべき姿について学び、経営に取り組みたい。
・視点を変えて募集活動を見直したい。
・専門学校の生き残り戦略
・専門学校教育のあり方を理論的、体系的に整理し、学校経営の現場に活かしたい。
・少子(18歳人口の減少)、大学進学率上昇、若者のIT離れ。このような正に専門学校にとって逆風の中を如何に乗り切るかのヒントを得たいと考えて参加を申し込む。
・入学生(在校生)にとっての最も満足した形での教育の実践と、専門学校(私学)職員としてのあるべき姿勢について。
・入学生(在校生)にとっての最も満足した形での教育の実践と、専門学校(私学)職員としてのあるべき姿勢について。
・学校改革を推進していく方法。
・高校側へのアプローチ(専門学校の実績を認知してもらう)
・経営と教育とのバランス。

これらの期待に応えられるよう、ここ10年~15年の私の経験と研鑽のすべてをこの研修にぶつけてみたいと思います。

(Version 1.0)

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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