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 今年私が買った反生活的な買い物ベスト5+1 ― まだ年末の買い物に間に合いますよ(たくさんの写真付き)。 2008年12月31日

今年、私が買った趣味品で一番印象に残ったのは、

1)やはり9月に買った「 iPhone 3G 」だろう(http://www.ashida.info/blog/iphone_3g/)。

iPhone 3G をこの4ヶ月使った私の結論。これはインターネット情報をモバイルブラウジングする道具。たぶん、今年生産が終了したザウルスもWindowsMobile機もできなかった「いつでもどこでも」のインターネット利用を初めて可能にしたのが iPhone 3G だ。まさか「指」のタッチオペレーションがそれを可能にするとはザウルス開発者たちも思いもよらなかっただろう。

iPhone 3G の革命性はキー操作とスタイラスペンからモバイル機操作を解放したことだ。

その上、パソコンとの親和性も極めて高い。パソコンとの親和性が高いのは、大概のデータのやりとりをサーバーとのやりとりで行っているからだ。一通一通のメールでさえいちいちサーバーへ読みに行く徹底ぶり。データを iPhone 3G に溜めるのは主として音楽データ、画像データくらいだ(それさえiTunesと絶えず同期している)。そのおかげで(?)パソコンとは常に同一のデータを利用できる。

VNC(http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/17/011/)を使って、そのパソコンを自宅や会社外から遠隔操作もできるから、ネットだけではなく自分のパソコンも「いつでもどこでも」状態にできる。

長年の懸案だったパソコンメール、パソコンカレンダー(スケジュール)と携帯メール、携帯カレンダーとの一体化も、Gmail、Googleカレンダーの一体化によってやっと実現できた。現在のところこの二つを完璧にこなせるのは iPhone 3G だけだ。WindowsMobile機は足元にも及ばない。これだけでも十二分に価値がある。

またiTunesを利用することによって、ポッドキャスト(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88)を利用できることも大きい。「放送と通信の融合」をトータルにモバイル化したという点でも iPhone 3G の果たした役割は大きい。 iPhone 3G はiPodの正常進化だったのである。

iPhone_photo.jpg
最近の私の iPhone 3G ホーム画面


2)次は、久しぶりに買い換えたサラウンドアンプ、SONYのTA-DA5300ES(http://www.ecat.sony.co.jp/AV-HiFi/products/product.cfm?category=MCIA&PD=28723&KM=TA-DA5300ES)。

2)5300ES_DSC01804.JPG
これがTA-DA5300ES。安っぽい感じがするが、(サラウンド的には)とてつもなくいい音がする。


ちょうど10年前に買ったTA-E9000ES+TA-N9000ES(http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press_Archive/199809/98-092/)のサラウンドシステムがさすがに再生サラウンドに限界が来ており(ドルビーサラウンドさえ再生不可能)、そろそろ買い換えなければと思っていた。

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我が家のTA-E9000ES+TA-N9000ES。こんなに長くこのプリアンプ+パワーアンプを使ったユーザーはいなかったのではないか。

ただしサラウンドの世界は、毎年毎年新しい規格が登場し、高いお金をつぎ込んでもすぐに再生できない規格が登場する。TA-DA9100ES(http://www.ecat.sony.co.jp/AV-HiFi/products/product.cfm?category=MCIA&PD=22707&KM=TA-DA9100ES)なんてすごく魅力的だったが、値段差で考えれば、最新の10万円台のサラウンドアンプに比べれば再生信号の規格自体に限界がある。負けている。

昔のアナログアンプであれば、50万円も出せば、10年は必ず持ったが、今でのデジタルオーディオの世界では50万円出しても5年も持たない。10万円台のサラウンドアンプを3年置きに買い換えるくらいが(それでも贅沢だが)もっとも新鮮な音が聞ける買い物法だ。

実際、TA-E9000ES+TA-N9000ESからすれば、はるかに格落ちのTA-DA5300ESの音はとてつもなくすごかった。スピルバーグの『トランスフォーマー』をTA-DA5300ESで楽しんだときは、10年以上住んでいる今のマンションで初めて隣の住戸から苦情が来たくらいだ。かつてTA-E9000ES+TA-N9000ESで800くらいの映画を再生してきたが、そんなことは一度もなかった(ちなみにスピーカーシステムは同じBOSEの5.1ch)。

1)SONY_ES9000_DSC01811.JPG
10年間の使用を経て、交換と再接続を待つAVアンプ群、レコーダー群。HDMIケーブルで統合できる!


最近のAVシステムの鍵はHDオーディオ=HDMI 1.3規格だ(http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/feature_126.html)。当初は騒がれたほどの性能が出ていなかったが、サラウンド界にとっては願ってもない規格。TA-DA5300ESは、特にPS3(http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88-15762541-PLAYSTATION-80GB-%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC/dp/B001HX3KQU/ref=dp_cp_ob_vg_image_2)と組み合わせると極上のAV環境を作り出す。2、3年前なら50万円かけても出ない音が出る。

大枚をはたいて勝った東芝のRD-A1(http://www.ashida.info/blog/2006/12/rda1_1.html)がHDMI1.2二までしか対応していないのが残念だが、まだまだ、絶賛されているPANASONICのBW-930(http://panasonic.jp/diga/products/bw/index.html)よりもはるかにきれいな映像と解像度の高い音を再生できる。たいしたものだ。

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これが私のPS3。ゲームソフトは自慢じゃないが1本もない。音と映像のため2.5センチ厚の御影石の上に置いてある(苦笑)。買ったときはHDDが40GBしかなかったが、320GBのHDDに換装してある。しかし何でこんなに安くして高い専用機以上の音と映像が楽しめるのか。ゲーム業界の市場規模とAV業界の市場規模とは何桁も違うのだろう。この落差を利用しない手はない。


たった3万円台のPS3のCD再生、DVD再生、Blu-ray再生自体が20万円以上するそれぞれの専用機よりも解像度の高い音と圧倒的に美しい映像を再生するため、TA-DA5300ESはまさにPS3と組み合わせるときに極上の性能を発揮する。ノイズが入りやすいサラウンド再生なのに、よき時代のSONYらしい澄み切った、スピード感のある音が出る。10年ぶりの買い物だったが、良い買い物をした。

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これがたった1本で高規格の情報(音も映像も)を伝送できるHDMIケーブル。5300ESは6個のHDMI入力端子を持っている。入力数としては高級機並だ。

ちなみにプロジェクターは昨年発売されたSONYのVPL-VW60(http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200708/07-0821/)を使っているが、これもよくできたプロジェクター。絶賛されているTOSHIBAの40インチ台のREGZAと同じくらいのコントラスト感が100inchに拡大しても得られる。黒も同じくらい沈む。1年以上経った今では20万円台で買える! 新製品が今秋出たが、新製品を買う必要は全くないと言ってよい。

3)次の買い物が最近買ったブリヂストンの電動自転車RealStream(http://www.bscycle.co.jp/realstream/)。

8月以来仕事をしていない私は、運動不足。通勤は自動車を使っていたので、車に乗る時間も8月以降めっきり減り、自動車に乗ること自体が億劫になっていた。かといって散歩をしてもつまらない。散歩ならほとんど「知っている」場所の散歩でしかないからだ。ジョギングもそうだろう。かといって自転車で行ける距離もたかが知れている。かといってバイクでヘルメットを付けるのもイヤだ。

片道10キロ~30キロくらいの、徒歩(+ジョギング)と自動車との中間領域を開拓したいと思い始めていた。そうだ電動自転車はどうだ、と思いついたのが先々月の10月。

これは快適だった。世田谷界隈(電動自転車界隈)は、公園に恵まれている。蘆花公園、砧公園はもちろんのこと、羽根木公園、和田堀公園、代々木公園、井の頭公園、神代植物公園、野川公園、小金井公園など、どれもこれも片道10キロ~15キロ圏内にある。自動車や電車では面倒くさい距離だし、自転車で行くのは勇気がいる。歩いていく気など全く起きない。

この距離を自然に解消するのが電動自転車。この間の27日も世田谷南烏山の自宅から渋谷区富ヶ谷(ほぼ代々木公園、NHKの近く)を往復したが、南烏山から渋谷区富ヶ谷まで電動自転車なら30分で行ける。ほとんど疲れない。足腰も痛くならない。快適そのもの。

RealStreamIMG_0430.JPG
これが買った翌日、乗って出た多摩川。「初めてのお使い」のように緊張したが、自分の足でやって来たという達成感があった。


初めて自転車で遠くを制覇しようと思ったとき、困難にぶち当たったのが、道路探し。自動車と違って大きな道を走らない分、道に迷うことが多い。近い道、近い道と思いながら住宅街の細街路を2、3回曲がるともう方向感覚を失う。気付いてみたら同じ場所をぐるぐる回っていたということも何回か起こっていた。これにくじけると大きな自動車道路を走ることになり、空気が汚くて不快だ。自転車の軽快感が殺がれる。

私はこんなときこそナビが必要と思うようになった。早速充電池でも動くナビを買った(http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-Mio-%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-C325/dp/B000UKXAS4/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=electronics&qid=1230575957&sr=8-1)。

ナビ付き自転車は、私に住宅地の細街路を自由自在に攻める勇気を与えた。これには迷い道対策だけではなく、電動自転車の充電池の消耗を最小限に抑えるという意味もあった。道に迷うということは電池の消耗を意味するからだ。大きな(=空気の汚い)道を避けながら、どう最短距離で目的地に向かうか、これが20キロライダーの課題であり、そのためには住宅地の細街路制覇のナビが必須のアイテムだった。

最近はスピードメーター+距離計まで付けてしまって(http://www.amazon.co.jp/TOPEAK-%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%83%91%E3%83%8E%E3%83%A9%E3%83%9EV12-CCS011-TPC-9/dp/B000BS0ID0/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=sports&qid=1230603105&sr=8-3)、私の自転車のハンドルは子どものおもちゃのようになっているが、これも趣味自転車ならでは。

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これが現在の私のオプション品。ナビのみならず、ついに距離計とスピード計まで付けた。現在時速、平均車速、最高速度、累積距離計など多彩な計測ができる。


たぶん本格的な「ロードライダー」からすれば、ハンドルを重たくすることは厳禁であるに違いない。クルマなら、あれほどFF車を批判しているくせになぜそんなにハンドルを重くする? と通(つう)に怒られそうだが、いいではないか自転車くらい。

●多摩川制覇の10月30日紀行→http://www.ashida.info/blog/2008/10/bridgestonerealstream_25.html

●多摩川=野川の10月31日紀行→http://www.ashida.info/blog/2008/10/realstream40.html

●神田川=和田堀公園制覇の11月2日紀行→http://www.ashida.info/blog/2008/11/realstream_navi.html

●井の頭公園制覇の11月4日紀行→http://www.ashida.info/blog/2008/11/realstream.html

●小金井公園制覇の11月15日紀行→http://www.ashida.info/blog/2008/11/realstream_1.html

●蘆花公園制覇の12月7日紀行→http://www.ashida.info/blog/2008/12/_41.html

●神代植物園制覇の12月25日紀行→http://www.ashida.info/blog/2008/12/post_314.html

●砧公園、駒沢公園の12月30日紀行→http://www.ashida.info/blog/2008/12/post_316.html#more

RealStreamを10月末に買って以来、制覇した公園のリストは、和田堀公園、井の頭公園、小金井公園、蘆花公園、神代植物公園、砧公園、駒沢公園。来年の目標は、野川公園、羽根木公園、代々木公園、狭山自然公園(多摩湖)。


4)次は空気清浄機。空気清浄機は何と言ってもシャープ。例の「プラズマクラスターイオン」清浄機KC-W65-W。プラズマクラスターイオン清浄機の特長はホコリを取るだけでなく、何と言っても空気中に浮遊するウイルス(カビ菌、浮遊菌)を不活化する。付着臭まで分解する。衣服類、ソファー、絨毯に付いた臭いまで取り去る。これがあれば1年中風邪を引くこともない。

あの他社製品の性能チェックにうるさいトヨタでさえ車載品として採用したくらいだ(http://item.rakuten.co.jp/suzukimotors/noh155/)。今年は寝室用に加湿機能付きKC-W65-Wを買った(http://www.amazon.co.jp/SHARP-KIREION-%E5%8A%A0%E6%B9%BF%E7%A9%BA%E6%B0%97%E6%B8%85%E6%B5%84%E6%A9%9F-%E9%AB%98%E6%BF%83%E5%BA%A67000%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%8A%80%E8%A1%93-KC-W65-W/dp/B001F54FPU/ref=sr_1_8?ie=UTF8&s=kitchen&qid=1230607897&sr=8-8)。


5)最後に、デジカメ。今年最後の買い物はデジカメだった。昨年の12月に買ったCANONの名機PowerShot G9(http://bbs.kakaku.com/bbs/00500211161/SortID=7139622/)を買った値段と同じ値段42000円で売り払って(売り買いともAMAZON)、FUJIFILMの名機F100fd(http://kakaku.com/item/00500811224/)を買った。

PowerShot G9は、たしかに下手な一眼レフよりもきれいに撮れたが、二つ欠陥があった。歩いていても手軽に撮れるコンパクトさが足りないのと広角側が足りないということ。広角側は28ミリないと使い物にならない。望遠よりも広角が重要。

かといってコンパクトデジカメはやはり画質が落ちる。なんとか画質+広角+コンパクトさの三拍子整ったカメラを探していた。そうなるとFUJIFILMの名機F100fd(http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf100fd/)しかない。ダイナミックレンジの広さで有名なデジカメ。ISO感度400~800でも常用域というのがすごい。最高ISO感度は何と桁違いの12800!!!

何と言っても胸ポケットでも入るコンパクトさが気に入った。これで自転車RealStreamに乗りながらでも写真がバチバチと撮れる。胸ポケットに入らないデジカメを「コンデジ」と言うなかれ。

このFUJIFILMの名機F100fdで撮った写真のスライドショーは、以下でご覧あれ。私の感覚ではCANONのPowerShot G9に比べて黒がよく沈んでいると思う。価格コムではこんなにも高性能なカメラが20000円で買える(http://kakaku.com/item/00500811224/)。

みんなPanasonicのDMC-LX3(http://kakaku.com/item/00501911289/)やRICHOのR10(http://kakaku.com/item/00502011308/)に騙されている。年末年始にコンパクトデジカメを買う人はF100fdが超おすすめです。ただし背面のデザインは見ないようにして下さい(苦笑)。

ではF100fdの黒のよく沈んだ絵作りをじっくりご堪能下さい(写真の腕については一切問わないように。すべてAUTOモード撮影です)

http://picasaweb.google.co.jp/ashidahironao/2008_1225# 
http://picasaweb.google.co.jp/ashidahironao/20081230# 

ちなみに私の好きなF100fd写真は以下の二つかな(すべてAUTOモード撮影!)。

jindaiji2008_1224jindaiji0273.JPG
12月25日の神代植物公園。黒色がよく出ていて、引き締まっている。少しCANONっぽいが。もっと大きく鮮明に見るには→http://picasaweb.google.co.jp/ashidahironao/2008_1225#5283763505986629442

kinutakouennbest.JPG
12月30日の砧公園。少し色が飛んでいるが、枝振りのダイナミック感がよく出ている。これ、20000円のカメラの絵ですよ。もっと大きく鮮明に見るには→http://picasaweb.google.co.jp/ashidahironao/20081230#5285523660584931298

5+1)番外編でCASIOの電子辞書XD-GP6000も上げておきます(http://www.ashida.info/blog/2008/09/post_297.html)。小学館の『精選版 日本国語大辞典』が収録されたのを祝して。

●いよいよ明日(今日)は待ちに待った紅白歌合戦です。私の速報(http://www.ashida.info/blog/cat20/)も7年目に突入します。ご期待下さい。

(Version 9.0)

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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