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 退院後の初めての診察 ― やっぱり問題はかさぶただった 2006年02月05日

昨日(金曜日)は、退院後初めての診察。10日近く経っているが、はてさて、鼻の中はどうなっていることやら。

「どうですか。その後」と先生。

「いやー快調そのものです。会う人ごとに声が変わったね、とよく言われます」。

「そうですか。鼻腔の空洞はもともと動物などの吠え声でよくわかるように、声を前方に遠くまで届くように拡声する機能も持っています。その鼻腔がほとんど全て詰まっていた芦田さんの場合は(やっと鼻腔がその機能を果たし)これまでよりももっと大きな声が出るようになっているはずです」。

「それも言われました。『これまでも声は大きかったけれども鼻声のために丸みがあってまだ我慢できたけれども、今度は丸みが取れ声が抜けた分、前よりももっとやかましくなったような気がする』なんて言われましたよ。『以前よりも少し抑えめに話した方がいい』と」。

ここまではよかったが、術後検診が始まると、やはり例のかさぶた問題(http://www.ashida.info/blog/2006/01/post_119.html#more)でこの退院後の10日間もまた経過はよくなかった。

内視鏡で見ながらの表皮検査。「あとで鼻腔内の写真をお見せしますから」と松脇先生。「やっぱりかさぶたができていますね」と言いながら、右鼻から取り出されたのが2.5センチ四方の薄い(血の混じった)かさぶた。でかい、でかい。「これですよ。大きいですね。やっぱり乾いていますね。全部取れるものはとっておきますね。これをあまり放置するとかさぶたと粘膜の間に細菌が繁殖したりしてよくないんですよ」。

そう言いながら、両方の鼻の穴から(ほぼ同じ大きさの)大きな大きな薄いかさぶたが取り出された。「鼻の穴から」と言っても、私が好奇心で鏡に写せる範囲の穴よりもずっと奥にある(自分ではまったく見えない)奥の鼻腔の表皮に付いているかさぶた。これは内視鏡で見ながらでないとなかなか取り出せない。

「やっぱり空気の乾いた冬の手術は良くないですよね。僕も用心して30日の月曜日の朝までは綿球とマスクをずっとしていたんですが」

「でもこういったかさぶたを何回か剥がしながら、鼻腔粘膜の再生を待つというのが、この治療の一般的な形態ですけどね。できるだけかさぶたを作らないことが完治が早くなる条件です。嗅覚もかさぶたが完全になくなればもっと鋭敏になってくるはずです」

「今のままだと、どうですか。完治は3月の末くらいですかね」

「ウーン…」(先生)なんて唸られたということは、4月以降になりそうだ。

ところで、この内視鏡の再検査の再検診の最中で、先生が「あっ…」と小さな声を上げた。8ミリ四方の黒い血のかたまりのようなものがかさぶたの横に(いつのまにか)置いてある。先生もあまり説明をしたがらない。かさぶたの隣にそっと置かれていたが、私がその方に目をやると「すみません」と小声で一言。そんなこと言われても何とも(私は)答えなかったが、たぶん手術後取り残されたガーゼの一部だと思われる。

まあ、術後の血だらけのしかも狭く入り組んだ鼻腔内で小片のガーゼをすべて取り出すのは難しいのかもしれない。特に気にもならなかったが、しかし一度術後のCTスキャンも取ってもらいたいとも思った。それで異物は全て映るだろう。ただし鼻腔表皮の再生過程ではすべて異物はかさぶたと共に浮き出してくるだろうから、実質的には障害はない(と自己納得しておくことにしよう)。

入院中の術後は松脇先生ばかりが診断していたわけではないので、しようがない。人工的な外科手術をしたのだから、こんなこともあるでしょう。かさぶたを取る内に鼻腔内のそんな“ゴミ”も綺麗に取れていくはず。何回か術後検診のために病院へ来る回数が多くなりそうだ。早速来週の金曜日も予約させられた。


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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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