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312 re(2):子どもに携帯電話を持たせてはいけない。 |
2001/3/20(火)23:40 - 芦田 - 14059 hit(s)
そうですね。そうやって、「ライフ・イズ・ビューティフル」の主人公も子どもの「道標」であり得たのだと思います。親が子どもにしてやれること(=与えてやること)などほとんどないのですから、せめて与えないことくらいはきちんと決めておく必要があるのでしょう。与えることには資格が必要ですが、与えないことには何も必要がありません。〈確信〉ひとつで事足りるわけです。最近の親は、子どもへの無確信を、物品を与えることによって埋め合わせているような気がします。たしかに社会は豊かになりましたが、子ども達はその分、右往左往しています。(物品や情報の)〈選択〉にまぎれて、選択できない有限性というものが後退しているからです。選択できない有限性の最たるものが、〈家族〉であり、〈親〉 ― つまり出生ということ ― というものでした。それが、選択性の増大によって希薄になり、親もまた(ひとつの意見を言う大人として)「民主的に」なってしまったのです。しかし人間の最大の自由は、選択できないものを反復的に受容すること(受容できること)です。私は、子どもにとってもどこまでも不合理な親でありたいと思っています。
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┣【312】 re(2):子どもに携帯電話を持たせてはいけない。 2001/3/20(火)23:40 芦田 (974) |
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