芦田の毎日

524 re(2):キムタクの人気と信仰について

2002/1/27(日)23:29 - 芦田宏直 - 2255 hit(s)

そうですね。面白い（難しい）話になり始めていますが、最後の一節「人は、他人がいるから孤独も不安も感じます。でもそれらの感情は全て、人の中にいる時の楽しさを知っているから生まれ出てくるものです」は、（宗教的に）通俗的です。もしキリスト教が偉大であるとすれば、それは通俗性の極みとしてのみであって、それ以外の仕方ではありえません。何であっても極みまでいっているものはそれ自体で尊重すべきです。私の言う孤独や不安は、人間的な（ヒューマンな）ものではありません。ニーチェは、あなたの指摘するヒューマンな単独者を「最後の人間」と呼びました。「最後の人間」は、ヒューマンであるがゆえに宗教的でもあるのです。最後の宗教のあり方でもあるということです。