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179 re(1):パソコン、PDAとしての成熟期 |
2000/12/20(水)10:20 - 吉野 - 5116 hit(s)
今回の、芦田さんの一連「ざうまが」事件で、パソコン、PDAは成熟期に入ったことを感じました。
何故かと言いますと、プロセッサーの速度が上がる事の利点やハードウエア的に進歩した所よりも、使い勝手に関する不満点が多数出たことです。
これは、単純にプロセッサーの速度のみがPDAの性能を語る上で重要視されていた時代が終わり、選り優れたユーザーインターフェイスへと力を注ぐ時代になったと言えます。
車で言えば、壊れずに走ること・曲がること・止まることが確実に出来るレベルに、PDAの本体性能が上がったことが言えると思います。
パソコンもまったく同じように、現在販売されている一番低価格のパソコンでも実用レベルで速度的な不満を感じることはほぼありません。もちろんグラフィックなどの用途に使うには非力な時はありますが、数年前のようにまったく動かなくなると言うことはなくある程度は作業を行うことが出来ます。
現在の問題点は、ハードウエアの進歩とコストダウンの速度にソフトウエア、特にOSの機能が追いついていないことです。
芦田さんの言われる商品としての一貫性のなさ(コンセプトのなさ)の代表的なOSがWindowsではないかと思います。
Windows3.1は確かに使い勝手の良いOSとはいえませんでしたが、ファイル操作に関して「ファイルマネージャー」と言う一貫したインターフェイスがありました。
それが、MacintoshのFinderの思想をプラスして作成されたWindows95以降は、「マイコンピュータ」からのフォルダの操作と「エクスプローラ」という2本立てになりユーザーを混乱させるようになりました。
Me,2000では、エクスプローラーがアクセサリ扱いになり一般ユーザーからは隠されるようになりました。
同時に、デスクトップと言うメタファーの限界も感じさせるようになりました。デスクトップ上にあるファイルが、デスクトップ上に現れるマイコンピュータの中にある「C:\windows\デスクトップ」に存在するという状態になってしまっています。
メタファーには必ず破綻個所が出てきます。だからあくまでもメタファーなのですが、パソコンとしての本来の機能をユーザーに解り易く提供してくれるようなOSの登場に期待したいものです。
追記:
私も、WEBデザインを行う上で見た目の美しさよりも機能性を重んじてデザインしております。何度も利用するものには、優れたユーザーインターフェイスが必要となりますし、そこにもっと労力を使うべきではないでしょうか。日本では、先端の機能や技術の研究に比べてユーザーインターフェイスの研究やそれに対する評価が低いように思われます。
162番として誤って投稿しました。162番は削除し改めて投稿し直します。
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