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最近のウォシュレット事情 ― すべてが自動化されている!(一つの動画と2枚の写真付き)[商品批評]
(2008-04-19 02:35:52) by 芦田 宏直


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息子・太郎が独り立ちするために家電を買いあさっていたので(http://www.ashida.info/blog/2008/04/post_281.html#more)、私も負けじと何かを買いたい衝動に駆られた。

そんなとき、ちょうど(苦笑)、15年ほども使っていたTOTOウオッシュレットが壊れた。時々電気が入らなくなる。なおし直し使っていたが、もう限界。毎日使うものだから我慢ならない。

そこで新製品購入、となったが、15年前は10万円も出せば、最高級品が買えたが今はその倍、20万円出さないといいものが買えない。

最近の家電はどうかしている。掃除機も洗濯機も数年前の2倍、3倍の値段になっている。掃除機などは高いと言われたダイソンが安いと思えるほどに国産掃除機の値段は上がっているし、洗濯機もいつのまにか20万円を超え、30万近くするものもある(いずれも国産機)。とんでもないことだ。

その意味ではウオッシュレットの20万円は安いのかもしれない。

私が今回、買ったのは、TOTOウオッシュレット「アプリコットF4A」(http://www.toto.co.jp/products/toilet/t00029/index.htm)。定価ではリモコン込みで20万円近くするが安売り店では、11万円くらいで手に入る(http://www.sunrefre.jp/wc-washlet3.htm#f4a)。

私は以前、TOTOウオッシュレットに対してちょっとした批判を展開したことがあるが(http://www.ashida.info/blog/2002/09/hamaenco_1_49.html)、今回はどうか。

15年前のウオッシュレットと違うのは、大きく以下の10点。

1)蓋が、便器に近づくと自動で開く。

2)便座もリモコンのスイッチで上がる(男子の小便の場合)。

3)要するに蓋も便座も手に触れずに開けることができる。蓋や便座は場合によっては汚いと感じる場合もあるからこれは悪くはない機能だ(様子は動画でどうぞ→http://picasaweb.google.co.jp/ashidahironao/znzmjC/photo#5190648565039879090)。

4)しかも、用を足すと放って置いても自動で閉まる(蓋も便座も)。要するに手を一切使うことなく用を足すことができる。

5)水を流す機能が自動化されている。小便も大便も用を足してそのまま出ていっても自動で水を流してくれる。小便、大便の水量も、利用時間をセンサーで判断しきちんと区別して流すので無駄はなし。もちろんリモコンボタンで強制的に流すこともできるし、従来通り手動で流すこともできる(停電時など)。

6)以上、1)〜5)までは、清潔好きの人のための機能に見えるが、実はそうではない。年を取って足腰が弱い人、私の家内のように足が悪い人には、便座の蓋を開けるときに膝を少し曲げること自体が大変。特に水を流すときのレバーは便器の後ろについているために(しかもレバーが少し重い)、足の悪い人には決して楽な操作ではない。

水洗レバーについては健康な人でも不自然な動作を強いる場合が多い。そのためにも1)〜5)までの機能は重要。その上、もちろん、清潔。なかなかの機能だ。

しかもこれら全体を後付のウォシュレット(便器一体型ではないウォシュレット)でできるというのがすごい。

※詳しくはこちらで→http://www.toto.co.jp/products/toilet/t00004/0301.htm

7)脱臭機能が強化されている。通常は用を足した段階で、自動で脱臭ファンが回り臭いを消すが、それでも消えない(それでは遅い〉と思う場合は、リモコンスイッチを押すと用を足しながら強制脱臭できる。お父さんの「臭いうんこ」はこれで完全に脱臭できる。

8)昔のウオッシュレットは水を一定量ためてあらかじめ温水化していたが、「アプリコット」シリーズは、瞬間湯沸かし器のように水を温水化するので、水量に制限がない。朝、連続して数人がトイレを利用する場合には便利。しかも温水を貯めておくタンクが無くなった分、便器とほとんど同じ幅のウオッシュレットになっているため、どんなに狭いトイレでも取り付けることができる。

また貯水水を使うわけではないので洗浄水自体もきれい。また洗浄水も「水玉連射」=「ワンダーウエーブ」方式によって最小の水流で最大の洗浄能力が得られるようになっているらしい(http://www.toto.co.jp/products/toilet/t00029/05.htm#araigokochi)。たしかに水の当たる感じが〈点〉から〈面〉になったような気がする。ウンチが散らばる問題点は少しは解決されている。特に「ワンダーウエーブ」方式=〈面洗浄〉になった分、洗浄水の無用な分散が押さえられ、おしりが水だらけになる危険性もはるかに減った(その分拭きやすい)。

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