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628 re(3):花崎皋平の醜さと徐京植のすがすがしさ |
2002/4/13(土)01:50 - 芦田宏直 - 77047 hit(s)
添削(2)
ポストコロニアル> それにしてもこの程度の添削で金をくれとは片腹痛い。貴方の生息している帝国主義本国ではこのような行為を「詐欺」と呼びます。
この文章でも、「この程度」「帝国主義本国」「詐欺」という結論を前提したコトバしかあなたは使っていません。意味がわからないのです。「帝国主義本国」はさておき、「この程度」がどの程度なのか、どう「詐欺」なのか、を説明しなければ、何も言ったことになりません。“ね、そうでしょ”と心情的な同胞をつのっているだけです。
ポストコロニアル> まあ、それはさておいて、たしかにわたしの書き込みはそれのみで完結するようなものではないことは認めます。
それで充分じゃないですか。私が言いたいことは、このことがすべてであって、それ以外のことは何も言っていません。もうすでに、この対話は終わっているのです。
ポストコロニアル> しかし貴方の批判そのものがきちんとした定義がされていないのです。そもそもそんなことをいっていたらその言葉を定義するために更に他の言葉を用いる、というラビリンスに陥ってしまうことはそれこそ自明です。あなたの発問にすべて答える気は毛頭ありませんが、そもそも貴方が好んで使う「くずれ左翼」とはどのような定義なのでしょうか?
ここには、すり替えがあります。私はあなたが言う「定義」ということを先の文章で一言も言っていません。定義ではありません。説明しなさいと言っているだけです。何について、そのことばを使っているのか説明しろ、と言っているのです。
「くずれ左翼」とは、左翼運動の反省をしないまま、なお左翼ぶっている人たちのことを言います。
あなたの属している日本共産党について言えば、@敵の出方論 A段階革命論という論理的にさえ幼稚な革命論を撤回もせずになお維持しながら、左翼ぶっている、そのあり方をくずれ左翼というのです。
なぜ論理的に幼稚なのか? 敵の出方によっては、暴力革命にならざるを得ないという旧宮本議長の立場は、暴力革命論そのものじゃないですか? その点が一つ。
民主革命を経てから、社会主義革命という段階革命は、党員は、正しいが(一気に社会主義的だが)、国民は迷妄の中にあり、“段階”的にしか、啓蒙できないという“非民主的な”革命論であるということ。
だから、日本共産党は、「国民政党」でも、「民主的」でもない暴力主義的、前衛主義的政党なのです(私は別に批判している訳ではありません。むしろ褒めているのです)。こういったほめていいのか、けなしていいのかわからないまま曖昧にされているのが、くずれ左翼の伝統なのです。
ポストコロニアル> ところで、あなたは花崎も徐も読んでいないのでしょうか?
何をおっしゃいます。私は、高校3年生から大学の一年、二年生の頃だったと思いますが、花崎の訳した合同出版の『ドイツイデオロギー』やイリエンコフの『資本論の弁証法』、せりか書房のカレルコシークの『具体性の弁証法』などにとてもお世話になりました。また彼自身が書いた『マルクス主義に於ける科学と哲学』(社会思想社)や書名はうろ覚えですが『思想的???性の彼方へ』という装丁の素敵だった本など、30年近く経った今でも幾冊も書棚に残っています(私の家内でさえ名前は知っています)。ただ、彼の立場は、平田清明とほとんどかわらない、ずっとそう思っていました。ほとんどわすれましたけど。よく覚えているのはたしか北海道大学の教授だったな、ということだけです。徐についてはほとんど何も知らないも同然です。機会があれば教えてください。
ポストコロニアル> 「言葉の定義が足りない」というのは、結局のところ、「オマエは勉強していないだろ!」という幼稚な批判の範囲を出ないものですからね。
ここで、あなたの文体の限界と下品さが露呈しました。括弧(「」)の使い方がめちゃくちゃです。私は、この「芦田の毎日」すべてに渡って「定義」というコトバを使ったことなどありません。ヘーゲルやハイデガーを人よりは少しは時間をかけて読んできた私が「定義」なんてこだわるわけがないじゃないですか。そもそも「言葉の定義が足りない」と括弧を使って、さも私が話しているように見せかけるあなたの誘導は、対象自体を露呈させる、という唯物論の良き伝統に反しています。私の批評の原理は、あなたよりはるかに唯物論的です。
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