前の画面〕 〔クリックポイント〕 〔最新の一覧〕 〔全て読んだことにする〕〔全て読んだことにして終了〕 〔終了

495 re(2):「天使のくれた時間」と「ザ・ダイバー」とゼニヤスーツ
2001/12/17(月)13:24 - 芦田宏直 - 1472 hit(s)


 「映画で」ですか。私はいつも残念ながら「レンタルビデオ(レンタルDVD)」で見ています。だから、ほとんど一年遅れの映画鑑賞になります。たしかに、映画で、たくさんの人と一緒に見るのは楽しい。反応の凸凹をある程度共有しながら見るのは楽しい。涙が出ているのを映画の最後の最後、出演者・スタッフの紹介が緩やかに流れているうちに乾かしたりするのもいい。その続きにトイレに行って、見つからないように涙をぬぐうのもいい。でも、そんなに劇場に行く時間なんてないですよ。

 我が家では、元旦に映画に行く“風習”があって、新宿伊勢丹あたりの映画館を午後から2本はしごして、最後は西口の“天狗”でDINNERを食べて終わりということになっています(うろうろしていますので見かけたら声をかけてください)。それ以外に映画館へ行くことはありません。10年続いたこの風習も(初期の頃はゴジラものばかりを見せられていました)、今年は長男の高校受験で断念しましたが、そのために、自宅にホームシアター体制をひき、もっぱらDVDホームシアターで鑑賞しています(この間の経緯は「芦田の毎日」188番の記事http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&v=188&e=msg&lp=188&st= に詳しい)。一年に一回しか行かない非劇場派(=レンタル派)だから、私の映画紹介は季節はずれなのですが、しかしみなさんに紹介するためにはその10倍くらいの駄作を見続けていることになります。最低でも月10本は見ていますから(3本2泊三日1000円サービスで毎週金曜日に借りています)、やはり当たりはずれが多いわけです。

 ところで、「天使のくれた時間」を見ていて、思わず笑ったのは、例のゼニヤ(Ermenegildo Zegna)のスーツをほしがるニコラスケイジのシーンが出てきたところです。そんな高いスーツを(買ってはダメです)、と言って奥さんのティア・レオーニは一笑に付してしまいますが、結婚記念日にZEENAとかいう安い疑似ブランドのスーツをティア・レオーニはニコラスケイジに(心を込めて)買ってあげます。こうやって文字で書くとどうってことないようですが、映像では見事なシーンを形成していて、監督の力量が存分に発揮されているシーンです。私も例の騒動がなければ(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&v=447&e=msg&lp=447&st=0 447番「ザウルスよ、さらば」の後半で私のゼニヤ騒動にふれています)、このシーンがどこまで理解できたかわかりませんが、素敵な映画の素敵な場面の一つです。


〔ツリー構成〕

【493】 「天使のくれた時間」と「ザ・ダイバー」 2001/12/16(日)23:01 芦田宏直 (2413)
┣【494】 re(1):「天使のくれた時間」と「ザ・ダイバー」 2001/12/17(月)07:24 ぽこあぽこ (573)
┣【495】 re(2):「天使のくれた時間」と「ザ・ダイバー」とゼニヤスーツ 2001/12/17(月)13:24 芦田宏直 (2106)

前の画面〕 〔クリックポイント〕 〔最新の一覧〕 〔全て読んだことにする〕〔全て読んだことにして終了〕 〔終了

※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.