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105 re(6):飛ばしてこそ意味のあるあの車とは? |
2000/11/23(木)01:36 - 芦田 - 10855 hit(s)
34は、33に比べて、飛ばさないとおもしろくない車になりました。剛性感でも直進安定性という点でも低速時では(街中で飛ばす程度のことでは)、33より駄目です。おおかたの自動車評論家のいうことはこの点で全部ウソです。おかげで街中での運転が粗くなってしまいがちです(だからタイヤも一年で駄目になったのです)。ただし、170〜180キロを越え始めると一気に別世界がひろがります。こんなに楽しい車はありません(といっても世界中の車に乗ったわけではありませんが)。ハンドリングでは、33よりはるかにオーバーステアです。コーナーリングでは33よりはるかに気を使います(良く言えば、良く曲がるということですが)。運転が下手で、街乗りが多い私にはやはり33の方がいいのかもしれない。この間、箱根に行ったときには(3ヶ月に一回くらいは箱根攻めをやっています)、こともあろうに同じ34(ちなみにマリンブルーの34。私のはもちろんホワイト。34はホワイトしか似合わない)が私の後ろにぴたっと付けてきてしまって、これが地獄。いつも車の性能の差(だけ)で勝っていた私が、こうなると腕だけの勝負。「なんで同士討ちをするんだよ」とつぶやきました。すべてのカーブを把握しているほどの箱根派でもない私は、切り返しの連続でもうぼろぼろ。カーブの脱出が私の方が少しうまかった分、なんとか大観山まで抜かせずにたどり着きました。オイルクーラーを付けていますが、油温はほとんど120度に達していました。煽(あお)った“アイツ”のエンジンは、もしオイルクーラーを付けていなければ、たぶんダメージを受けていたと思います。
イギリスへ(だけ)輸出しているGT−Rは、エンジンオイルについてもミッションオイルについても最初からオイルクーラーが付いているのですが、日本車にはついていないのです。私も(オイルクーラーなしで)33に乗っていたときに、横浜のつばさ橋の手前5キロくらい(のコース)を雨宮RX-7の強化チューン車とはりあって負けてしまったことがあって、そのときアクセルを踏み切れなかったのが油温の問題でした。はっと気づいたら140度を超えていて、もう駄目だと思ったのです。そのとき時速259キロの私の33(この時速は、あとで永井電子のデジタルメータのピークホールド値を見てわかったのですが)を雨宮RX−7が、まるで超スローモーション映像を見ているかのように抜いていきました。でもショックはありませんでした。あちらは、ばりばりのチューニングカー。こちらは何もいじってはいない純粋のGT−R。まったく不安のない高速走行でした。むしろ愛着がわいたくらいです。それ以後、私は必ずオイルクーラーだけは付けるようにしています。
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