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414 re(2):「戦争」と「スピード」について
2001/9/13(木)00:03 - 芦田宏直 - 3544 hit(s)


二つのことが言われていますが、どちらも誤解です。

「満員電車」を「戦争」と思うのは(ありがちなことですが)、あなたが帰国学生としてこの9月から、学生からサラリーマンになった、その差異においてのことです。つまり経験(=日常)が変異したことから来る「戦争」です。これは、貿易センタービルに飛行機が飛び込むという風景の差異(変化)に驚く「戦争」観と同じものです。つまり通俗的です。私が言いたい「戦争」とは、そういった経験的な差異とは無縁な「戦争」のことです。

もう一つ、情報化の「スピード」のことに言及されましたが、私の言う「スピード」はあれこれの連絡の“速さ”のことではありません。たとえば、話題になっている裁判の判決当日、法廷からわれ先にと息を切りながら走って出てきて「有罪」という小幕を披露する、わけのわからない“速さ”のことを私は言っているのではありません。この種の“速さ”は、いくら速くても「有罪」自体に変化はないわけです。私の言う「スピード」は、その「スピード」において、「有罪」が「無罪」に転化する(内容そのものが変化する)ようなスピード、つまり内容そのものを構成するような「スピード」のことです。


〔ツリー構成〕

【412】 ポスト米ソ対立。 2001/9/12(水)08:29 芦田宏直 (184)
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┣【415】 re(3):「戦争」と「スピード」についての誤解 2001/9/13(木)02:13 佐藤 (697)

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