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382 新型ザウルス(MI-L1)は、買ってもいい。
2001/7/5(木)00:05 - 芦田宏直 - 3430 hit(s)


新型ザウルス(MI-L1)がまた先々月(5月21日)、発売された(http://www.sharp.co.jp/products/mil1/)。

この製品は、私が以前「芦田の毎日」163番で取り上げたザウルスMI-E1 (http://www.sharp.co.jp/sc/eihon/mie1/)の「ビジネスユーザー」版、MI-E1からマルチメディア機能を省いた「廉価版ザウルス」(MI-E1より約一万円安く、35000円程度で手に入る)のように言われているがそうではない。

この新ザウルス(MI-L1)は、私が「芦田の毎日」163番で指摘した問題をほとんどクリアーしている。まるでシャープの担当者が163番を読んだかのようにクリアーしている。特に単語登録機能なんかは、ザウルス史上初めて、単語登録の「よみ」が一語登録ではなく、任意の語数で登録できるようになった。画期的なことだ。あとは、カーソルキーの真ん中に「決定」キーがついたこと。「決定」キー(=「電源」キー)が押しやすくなったこと。サブ操作キーが、ペンでも押せるように工夫されたこと。キーの頭が扁平になり押しやすくなったこと(なれればキーボード並みに入力しやすい)。反射型モニタの反射率が格段に上がり(フロントライトがなくなった分)、MI-C1 (http://www.sharp.co.jp/sc/eihon/mic1/text/)なみに見やすくなったこと。兄貴分のMI-E1は、フロントライトがついている分(たしかにライトオンのときには見やすいモニタだが)、液晶板が奥に引っ込んでおり、その分、ライトオフの時にはずいぶん見にくくなっていた。逆にライトを付けないと使い物にならないこともあって、ノートパソコンなみに電池切れが頻繁に起こり、顰蹙をかっていた。その問題が新ザウルスMI-L1においてやっと“常識的な”ところに落ち着いたのである。

 ちょっとした療養生活(「芦田の毎日」379番)で退屈していた私は、これだけでも感心してつい買ってしまった。昨年の暮れに出たMI-E1ザウルス以来なんといってもありがたいのは、コンパクトフラッシュカードとSDカードの二つを使うことができることだ。この機能は現在出まわっているPDA(携帯情報端末)の中ではザウルス以外にはない。当然のことながらコンパクトフラッシュカード部は、NTTのPinCompact(PHSカード)を使い、SDカード部は64メガのメモリカードを使う。こうするとザウルスを64メガ大のインターネットデータベースとして使えることになる。たとえば、「芦田の毎日」のそれぞれの記事をザウルスに落として読めるようになった。64メガあれば、死ぬまで「芦田の毎日」を落としても大丈夫だろう。ちょっとしたインターネットポケットライブラリだ。短いメールの受発信という点では携帯電話の軽快性には劣るかもしれないが、インターネット利用の日常的な軽快感という点では、現在のところ、このMI-L1ザウルスの右に出るものはないだろう。

ザウルスMI-E1発売のときにはなかった従来の「レポート&自由帳」「辞典」類などもそろっているから、不自由しないだろう。WordやExcelのデータも移すことができる。要するに、従来のザウルスの資産をやっと全面的に引き継ぐことができるのが、このMI-L1ザウルスなのである。つまりザウルスMI-C1(従来のザウルスの頂点)の正当な後継者は、このMI-L1なのである。しかもMI-C1は88,000円(定価)していたが、MI-L1は、その半額以下の値段(私が買った値段は35,500円。ちなみに価格コムで調べると34,500円が6月下旬で日本一安い価格であった)。さらに、MI-C1に比べて、新ザウルスMI-L1は、処理速度が3倍以上に跳ね上がっている。サクサク動く。MI-C1の最大の欠陥はすべての操作で重かったということだが(特にCFカードを挿入していると立ち上げにかなり時間がかかったが)、それが圧倒的に改善されている。Pin(CF)カードをつけようが、SDカードをさらにつけていようと一気に立ち上がる。今回の操作系の改善で、この処理速度の速さをはじめて活かすザウルスになった。

そろそろザウルスを買い換えようとしている旧ザウルスユーザー、携帯電話でのメールのやりとりに抵抗を感じるユーザー、モバイルパソコンでのインターネット利用では仰々しすぎると感じているユーザーには、このMI-L1ザウルスは最適な選択だと思います。


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【382】 新型ザウルス(MI-L1)は、買ってもいい。 2001/7/5(木)00:05 芦田宏直 (3496)

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