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133 re(2):フレッツISDN導入
2000/12/9(土)18:37 - 芦田 - 3753 hit(s)


 「早く着きすぎたのでパンを買って食べるレストランのようなところでパンを買う」と宮川先生が書いているのは、「パンを買って食べるレストラン」ではなくて、レストラン「サンマルク」です。

 「エレベーターで4階にあがるとその踊り場には芦田家の扉しかない。たいへんぜいたくである」と書いてありますが、これも間違い。私の自宅は8階。この専用の「踊り場」からも居室のすべての部屋からも富士山が見えます。確かに「ぜいたく」かもしれない。

 「パンを食っているテーブルの目の前には何インチかわからんがどでかいTVディスプレイが。要求して音楽ビデオを流してもらう。宇多田ヒカル。『こいつはやはりうまいなぁ。藤圭子の娘だもんな』」。このとき流したのは、宇多田のDVD(「UH1」)から「Addicted To You」。私は、宇多田ヒカルの曲の中ではこれが一番いいと思う。

 「前のマンションでは液晶プロジェクターでこれよりでかいスクリーンでサラウンドでポール・サイモンの曲をゴスペルの人たちが歌うのや、松任谷由美や、レベッカや、マドンナのコンサートを大音量・大画面で流しながら、週2回ずつみんなで集まって(芦澤(兄)もいた)始発までフランス語の哲学書の翻訳をしたのだ」。前のマンションで使っていたのは、「液晶プロジェクタ」ではなく、NEC製の三管式プロジェクタ(オーディオ・ビジュアル用としては、まだ液晶プロジェクタは使い物になりません)。これに当時出たてのスキャンコンバーターをつけて、100inch投射していた。今から10年前だからプロジェクタも暗いし、コンバータも性能が低く、デジタルスキャンするとたしかにギザギザは消えるがぬめっとした画面になっていた。

 「芦田宅のPC環境はこのリビングにVAIOの14インチ液晶ノートが一台、書斎にSOTECのデスクトップ(ディスプレイは三菱のTVも見れるやつ)、あと子供部屋に当時50万円60回払いで購入したPentium 90MHzのDellが一台。ついでにリビングのAV環境はすごいです。いちばんうらやましいのはビクターのDVHSデッキ」。ちなみに、私の現在のAV(オーディオ・ビジュアル)環境は以下の通り。パソコンのない昔から、AV(オーディオ・ビジュアル)、特にAudioには関心があり、今のシステムも決して満点のシステムではないが、とりあえず70点くらいでしょうか(この中で、一番大切にしているのは、AUDIO専用のスピーカー:ダイヤトーンDS-10000です。もう販売されていませんが、こんな透明な音と上品な低音が出るスピーカーはありません)。

モニタテレビ:PIONEER SD-P43ERX2(43inchのリヤ投射プロジェクションテレビ)
CS TUNER:SONY DST-MS9、DST-D900 
AV用スピーカー:BOSE AM-15
AV用サラウンドアンプ:SONY TA-E9000ES、TA-N9000ES
VIDEO Deck:VICTOR HM-DR10000、HR-VXG1、HR-VXG100、HR-VX100
:SONY EDV-9000
LD player:PIONEER LD-S1
DVD player:TOSHIBA SD-V620

AUDIO用スピーカー:ダイヤトーンDS-10000
AUDIO用アンプ:ACCUPHASE C-270(コントロールアンプ)
        :ACCUPHASE P-500(パワーアンプ)
CD player:ACCUPHASE DP-80(プレイヤー) DC-81(DAコンバータ)
TAPE Deck:SONY TC-K555ESU
DAT Deck:VICTOR XD-Z1100、DENNON DTR-2000G
CDR:PIONEER PDR-D7

 ところで、今日、世田谷ヤマギワ電気に行って、注文していたSONYの「VUCD-E9000A」を買ってきた(買値は税込み12500円)。これは、SONY TA-E9000ES(AV-サラウンドコントロールアンプ)をバージョンアップするキット。このサラウンドアンプは、R232-C端子を備えていて(何でついているのかわからなかったが)、これとパソコン側のR232-C端子をケーブルでつなぐと、このアンプがバージョンアップされるというもの。中には、「UPGRADE for TA-E9000ES」と書かれたCD-ROM一枚と232Cケーブルが入っている。

 私のVAIO(F16)とTA-E9000ESをつないで、実作業は約5分。アンプを立ち上げ直すとTA-E9000ES Ver2.00の文字が浮かび上がる。成功。

 何がヴァージョンアップされたかというと、サラウンドモードが七つ追加されたことと環境設定のパラメータが増えたということ。(噂によれば)それ以外にも細かな改善がなされているらしい。

 さて試聴を正確に報告するほど時間はないが、「リーサルウェポン4」(あまり上等な映画ではないが)の最初の過激な5分間での雨の音が前よりは鮮明に聞こえるようになった。宇多田ヒカルの「Addicted To You」のボーカルも幾分前に出るようになったような気がする。

 要するに、もはや音声も(映像も)、機械が出す時代ではなくて、ソフトが出す時代になっているということだ。機械的には何も新しくしたわけではないのに(たとえば、真空管を全部新品にしたとか、カートリッジを交換したとか)、音が変わる。こんなことは昔はなかった。

 パソコンとアンプをつないで(世にも不思議な光景だった)、データのやりとりをしながら考えたのはそんなことだった。
 
 もちろんすでにMDの曲名の入力など、USBを使いながらコンポとパソコンをつないで編集することなどは日常化しつつあるが、こういったアンプの心臓部への書き込みは、私には初めてのことで、いろいろな意味でショックな出来事だった。もはやオーディオ・ビジュアル環境も〈機械〉から〈ソフト〉へと変換しつつあるわけだ。


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