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 番号 日付  題名 投稿者 返信数  読出数
1043 5/2(月)
03:16:02
 夫婦げんかは犬も食わない  メール転送 芦田宏直  3412 

 
実はただいま夫婦げんかの真っ最中。

コトの起こりは、29日金曜日(ゴールデンウイーク初日)の「学校見学会」(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=1042)を終えた後。

いつものように、自宅マンション前の『サエキ』で買い物(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=338)。まだ、その日のメニューは決まっていなかったが、「学校見学会」の用意で朝も6:00から起きて準備していたこともあって、身体(からだ)はくたくた、だから、メニューは簡単な方がいい。

そんなときには、私の場合は、ステーキ。焼くだけで済む。たしかそんなこともあろうかと一枚は冷蔵庫に冷凍保存してあったはず。あと一枚だけ買えばいい(今日は息子の太郎は外食、私と家内の分だけでいい、という報告を家内から受けていた)。後は、ジャガイモとアスパラを買ってそれで終わり。

家に帰って、スーツを脱いで休む間もなく、ジャガイモの皮をむく。ジャガイモの皮むきはここ3年の家事生活で誰よりも速い(と思う)。しかも疲れているときには特に速い。皮のむけたジャガイモを電子レンジでほくほくにする。約5分。アスパラは少しゆでるためになべでお湯を沸騰させる用意。家内は水菜のサラダくらいは作れる。ダイニングテーブルでイタリアンドレッシングを用意してまぜていた。

さてそこで、ステーキを焼くフライパンを用意し、油を用意し、(もうこのあたりではステーキをおいしそうに食べるイメージで私の頭の中は一杯だった)、油のそばには買ってきたステーキ1枚と、残りの(冷凍庫に)取っておいたステーキを、というように、ステーキはステーキ料理準備の中で最後の最後。サラダやジャガイモ類をすべて用意し終える。その最終に並行するように、フライパンを温めて高温にし、一気に焼き上げないと(私の場合はミディアムレア)、おいしくない。

アスパラ、ジャガイモ、サラダと並行しつつ(キッチンの各所を細かく配慮しつつ)、取っておいたステーキを取り出すべく冷蔵庫(冷凍庫)を開けたら、ない。そのステーキがない。一瞬ぞっとした。「ステーキがないけど」。「私と太郎とで、あなたが外食の時使ったけど」との家内の返答。カチーン。「何でよ」「だって、もう何週間も経っていたし…」。そのとき、ジャガイモの電子レンジが「チーン」と(空しくも)鳴るのであった。この「チーン」で私のゴールデンウイークはすべて終わった。

「あなただけでも買ってきたステーキ食べればいいじゃない。私は何でもいいから」。こんなこと言われてもそんな気分にはとてもなれない。

家内の大病以来(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=124)、食事は私が作っているのだから(=私が食材の買い物のすべてをしているのだから)、冷蔵庫の在庫管理権は私にある。勝手に使う権利は家内にはない。使ったとしても、「使った」という報告なしには私はとても台所に立てない。

こんな時に臨機応変に、と言われても(あるいはそう思い込もうと思っても)とてもその気にはなれない。疲れたときのために取っておいたステーキがどれほど私にとって大切なステーキであったことか。醤油がないとか、ソースがないとか、ご飯を炊き忘れた、などという問題とわけが違う。疲れた私の頭の中には、残しておいたステーキの絵しか浮かばない。もはや空腹の問題でも食事の問題でもなくなった。

「何でよ」の一言の中には、その気持ちのすべてが込められていた。この「何でよ」からその先、私は、すぐさま寝室に直行。電子レンジにジャガイモを残したまま何も食べずにその金曜日深夜25時までふて寝。それ以後今日の今まで(現在5月2日の午前2:40)も家内と口を聞いていない。

先の「芦田の毎日」の「学校見学会」記事(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=1042)も、ふて寝起床後の25時以降その金曜日の夜中テレビ朝日の「朝まで生テレビ」を見ながら(聞きながら)書き続けたものだ(おかげでかなり集中できたが)。

次の日の30日も午後から起きて、パンを一枚食べて、また「学校見学会」原稿の続きを夕方まで書き続けた。この原稿は約13000文字ある(400字原稿用紙で約32枚)が、書き上げるのに10時間以上かかっている。食事もせず、家内と一言も話さず(途中で何度も「食事を作って欲しい」と訴えられたが)、書斎に閉じこもり、iPod(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=305 )をかけ続け、それでも10時間。普通ならその倍くらいはかかるところだが、不幸中の幸いだった。

しかしこのアクシデント、何も待ちに待っていた(私も家内も待っていた)ゴールデンウイーク初日に勃発することはないだろう。お正月以来、超忙しい3月4月を経て、やっと取れた休みだというのに(だからこそ余計に腹が立つ)、最悪のステーキ事件。こんなくだらない喧嘩に落としどころというものは存在しない。喧嘩のストレスは家内の病気にとって、最大の難敵だが(そんな脅しに妥協するわけにはいかない)、このまま不幸のどん底に突き進むしかない。さらばじゃ、私のゴールデンウイーク。


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