家内が5年前に倒れて以来(http://www.ashida.info/blog/cat8/)、私は家事のエキスパートになっているが、その家事で苦手なことが二つあった。
一つはスーパーマーケットのレジ袋(半透明のポリ袋)に買った食材をきれいに入れることができない。キレイかキレイでないか以前に角の尖ったものの入れ方を間違って、買い物帰りに袋が破れることも何度かあった。どうもキレイに入らない。
それに5000円以上の買い物をした場合などは、二袋になるかならないかの限界に挑戦することになる。レジ袋を二袋にして歩くなんてサイテーの様(さま)だ。何とか無理して一つの袋にしようとするから余計にでこぼこが出来て破れやすくなる。
周りの長年の主婦の入れ方を見ていてもやはりうまい人はうまい。私のようにでこぼこしていない。どんなノウハウがあるのかいつも不思議だった。
そこで半年前から、私も、肉の白いトレイパックや縦長の入れ物をレジパックの外周に壁を作るようにして立てて置き、その壁の中に小物を入れるように(真ん中の最下部にはジャガイモのような重めのものを置くようにして)工夫しはじめた。
これで少なくとも袋が破れることはない。外目からもでこぼこした感じにならない。それにトレイ壁が目隠しになり、何を買ったのかが見えづらい。それもあって“プライバシー保護”にもなる。容量も結構稼げる。
しかし、この入れ方の難点は二つある。一つには立てながら入れるのでトレイが倒れやすい。上手に壁にならない。もう一つは、肉トレイを被っているラップ、あるいは食材を被っているラップが相互に摩擦を起こしやすく、きれいに袋の中に入ってくれない。
そこで、最近の一週間でこの入れ方の改良版を考案した。袋を立てながら、肉トレイを立てて置くのが間違っている、ということに気が付いた。そもそもの初めから、袋を寝かせておけばよいのだ。袋を横に寝かせておいて、肉トレイなどを横積みするようにして入れていけば倒れることもなければ、ラップ同士の摩擦で入らないこともない(浮かせて入れればいい)。
この横袋入れ法(私の勝手な呼称)によって、私のレジ袋入れは、そんじょそこらの主婦に引けを取らないことになった。レジ袋入れの苦痛から開放されたのだ。
もう一つの私の苦手。それはレンジフードのフィルター取り替え。手が油で汚れるし、はさみで切って端をマグネットで止めて、というように付けていくが、何度張り替えてもまっすぐに付かない。3週間か、4週間おきのこの作業が嫌で嫌で。いつもフードの中は見ないようにしている。
真っすぐに付かない理由ははっきりしている。一部分ずつそこから広げるようにして付けていくから、最後の場面でゆがんでしまう。同時に平面として付けようとすれば、手が3つくらいはないと無理。
だからどうしても傾いてしまう。いびつな感じで端がはみ出している。特に機能的に問題が生じるわけでもないのだが、気分的によくない。
しかし余りそのことに拘って何度も張り替え直していると腰が痛くなってくる。レンジフードの中に半分くらい頭を突っ込んでやるフィルター交換は中腰の姿勢を強いられ、腰が痛くなる。少しでも早く済ましたい。焦れば焦るほどフィルターは傾きがちだ。
ところがこれも最近解決法を思いついた。私はこれまで当たり前のようにフィルター交換時にはファンを止めていた。これが良くない。ファンを回しながらやれば、フィルターは最初から(手で押さえなくても)フード面に張り付くことになるから、その張り付いた状態で左右上下にずらしながら位置を整えていけば、傾くことなく4隅をまっすぐにキレイに収めることが出来る。手で押さえながら作業をやる必要がない分、
「レジ袋横入れ法」も「ファン回しフィルター取り付け」も何かの本ですでに紹介されていることなのかもしれないが(当然そうだろう)、私にとっては純粋な自己開発。しかし5年も経ってはじめて獲得したノウハウ。家内に聞いてみてもそんな方法は「知らなかった」とのこと。少なくとも家内には勝った。
みなさんもまだやったことのない人は、明日の買い物から、明日のフィルター交換からやってみて下さい。感動するはずです。神様、仏様、芦田様、というように(笑)。
(Version 1.0)
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