前の画面〕 〔クリックポイント〕 〔最新の一覧〕 〔全て読んだことにする〕〔全て読んだことにして終了〕 〔終了

400 re(1):『本むら庵』『王将』『aa』『広味坊』 ― 〈経営〉は難しい
2001/8/18(土)10:35 - 杉本 - 6951 hit(s)


本村庵は、新宿に事務所を構えていた「安田与三郎」さんの設計だったと記憶しています。安田氏は、早稲田大学の明石研究室の大番頭さんをしていた方で、すごくガラッパチの面白い方でした。
酒豪で、酒を飲んでは飲み屋の設計をとっていた方で、私も、ずいぶんかわいがっていただきました。
彼の自宅は、小田急線の百合丘にあり、純日本風の豪邸です。(ここだけの話、決して力作ではなく、「建築家たる者、自邸かまわず」を地で行ったような住宅でした。)
荻窪、西荻窪界隈には、彼の設計のお店が結構あります。ケーキの老舗「こけし屋」もそうでした。
しかし、安田ワールドの原点は、西荻窪の和風スナック「たみ」でしょうか。西荻窪の文化人(私自身この言葉はあまり好きではありませんが)の集まり「たみの会」の総本家で、この仲間に、本村庵やこけし屋があります。
わたしも、この末席にいたのですが、文化人を気取るのが嫌になって、抜け出ました。
本村庵ですが、私の定番は、「せいろ」に「そばがき」「たまごとじ」で、さすがに、せいろ7枚は未知の世界です。
さぞかし、周囲の常連さんも、驚いたと思います。しかし、あの店の女店員は良く教育されていると感心します。
一品の注文を聞くと、すかさず、「それだけですか」と声をかける。マクドナルドの、「ポテトはいかがですか?」の前身か?ともおもえます。
お客が、「足りませんか」と聞くと、少しもすまなそうな顔もせず、「普通の半分ですから」ついでにたたみこむように、「皆さん3つは食べられます」ときます。
お客さんは、大抵2つから3つは、注文せざるを得なくなります。バブル絶頂期は、「せいろ」に「そばがき」「たまごとじ」と勢い良く注文するのが、粋だと思っていましたから、そんな客を横目でにらみながら、大きな声で「せいろ」に「そばがき」「たまごとじ」と・・・・。やっぱり、はめられたのかな??


〔ツリー構成〕

【398】 『本むら庵』『王将』『aa』『広味坊』 ― 〈経営〉は難しい 2001/8/17(金)04:49 芦田宏直 (8137)
┣【399】 re(1):餃子の焼き方について、若干。 2001/8/18(土)00:57 芦田宏直 (1659)
┣【400】 re(1):『本むら庵』『王将』『aa』『広味坊』 ― 〈経営〉は難しい 2001/8/18(土)10:35 杉本 (1572)
┣【402】 re(2):『本むら庵』『王将』『aa』『広味坊』 ― 〈経営〉は難しい 2001/8/20(月)00:11 芦田宏直 (1800)
┣【403】 re(3):『反オブジェクト ― 建築を溶かし、砕く』のリンクアドレス 2001/8/20(月)11:50 芦田宏直 (248)
┣【404】 re(3):『本むら庵』『王将』『aa』『広味坊』 ― 〈経営〉は難しい 2001/8/26(日)11:29 杉本 (872)

前の画面〕 〔クリックポイント〕 〔最新の一覧〕 〔全て読んだことにする〕〔全て読んだことにして終了〕 〔終了

※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.