いつもこの論議はわからないところで、確かに最初から「君が代斉唱」などなければよかったと思いますが、昨今、そういう裁量は学校サイドにはないそうです。校長権限は従来？にまして強化されているらしく、その意味で校長は大変だということで国家意志として法案化になったように思われます。
「君が代」「日の丸」はいろいろ意味づけされてきましたが論議のレベルでは「天皇」の戦争責任に最終関わってくるように思われます。すくなくとも第２次大戦の指導者で昭和天皇のような態度を戦後過ごした指導者は世界にいないそうです。「国歌斉唱一同起立」で立ち上がるか、立ち上がらないか、この「自由」を「われわれ」がかつて持ってきたか、がいつもこの国では問われているのではないでしょうか。吉本隆明の文章に戦争中ご真影に対して皆頭を下げていて、少年の吉本がそっと上目で見てみると聖ルカ病院の看護婦さんだけが頭を下げていなかった場面があります。「自由」の不可思議さをいつも考えさせられます。

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【325】 都立校「君が代」（国歌斉唱）問題に思うこと 2001/4/11(水)00:16 芦田宏直 (5407)

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