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225 11/19(水)
23:20:48
 『伊藤園』のカテキン飲料の秘密兵器 ― 幸せとは何か  メール転送 芦田宏直  3975 

 
 今日は、一つ得をした(?)ことがあった。日曜日に8Chの『あるある大事典』(http://www.ktv.co.jp/ARUARU/)で「アミノ酸」をとりあげていて、「そうか。そんなにアミノ酸は大切なのか」と素直に思いこんで、お風呂場に入っても続きにテレビを見ていたら(我が家には、リビング2台、寝室に2台(一台はワイヤレスの「エアボード」http://www.sony.jp/products/Consumer/airboard/)、トイレに一台、お風呂場に防水液晶小型テレビが一台。どこにでもテレビが置いてある。この間の衆議院選の時は、すべてのテレビをリビングにあつめて、全チャンネルを見ていた)、今度は、一日の疲れを取るには(朝元気に起きるには)、風呂上がりにアミノ酸を取ると抜群に効果を発揮する、と言う。そうなると居ても立ってもいられなくなり、受験勉強で寸暇を惜しんで勉強している息子に助けを借りることにした。

 「太郎、太郎」(金魚事件以来http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=219.217.2)。大声で呼ばないとお風呂場からは聞こえない。「アミノ酸飲料を『サエキ』で買ってきてくれ。早くしないと『サエキ』が閉まる」「なんで」「元気になるらしい」「それほどでもないよ。お母さんが飲み過ぎると糖尿病になると言ってたよ」「飲み過ぎなきゃいいじゃない。どっちにしても、早く行かないと『サエキ』が閉まる。早く行けー!」。

 その時、21:50くらいだった。バレーボール放映の延長で、番組はまだ続いていたが、風呂上がりのアミノ酸の放映時間はマンションの真ん前にあるスーパー『サエキ』が閉店する時間ぎりぎりだった。『サエキ』は11月1日より、25時(夜中の1時)までの開店時間を22:00までに縮小していた。私が予告したとおり(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=182)、これは『サエキ』の閉店の第一幕だ。未だに女子高生は、私の息子以外には、買ったものを袋に入れてくれない(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=170.124.25)。

 さて息子が走って買ってきたのが、キリンの「アミノサプリ アミノ酸4000r」(http://www.beverage.co.jp/aminosupli/)だった。取りあえず、風呂上がり2杯飲んで、朝が来るのが楽しみだったが、息子が言ったように(息子も帝京のヘッドコーチに誘われる程度にはサッカー選手だったので健康飲料に詳しい)、「それほどでもなかった」。まあ、こんな小さな幸せこそが、日々を楽しくすることだと思うしかない。大きな幸せなんて、ほとんどウソだ。幸せというのは、半日か一日くらいが一番リアルなものだ。二日も先の幸せなんて、ほとんど忘れてしまう(あるいはその時まで待つまで疲れる)。

 ただキリンアミノサプリで気になったのは、すこし甘すぎるということだ。これでは確かに糖尿病になる。お茶の方が健康にはいいくらいだ、と思った。ところが、今日の午前中家内の病院に向かう途中で(毎週水曜日の午前中には病院に顔を出すことにしている)、車を降りて立ち寄った自動販売機(世田谷・蘆花公園のそばにある自動販売機)に「ノーカロリー アミノダイエット」(http://www.asahiinryo.co.jp/amino-diet/)とある飲み物を見つけた。「こりゃ、いい」と独り言を言って飛びついた。のんでも、「それほどでもなかった」が、キリンのアミノ酸飲料よりは、アサヒ飲料のこれだ。ダイエットしながら、アミノ酸も取れる、サイコーではないか。何だか、私もわけのわからないことを言い始めているな、とアミノ酸飲料のベストは、こうしてすぐに見つかった。

 そして、今日の夜、テラハウス(東京工科専門学校)から帰宅しようとして1階の駐車場に降りたとき、駐車場の脇にある自動販売機に伊藤園のお兄さんが(入れ替え用の中型車を脇に停車して)、中身を入れ替え終えようとしていた。いつもそこで「おーいお茶」(http://www.itoen.co.jp/teaformation/o-iocha/)を買って車の中で飲みながら帰るので、その自動販売機に近づいた。あれっ、と思った。「『伊藤園』はアミノ酸飲料がないな」と思わず、声が出た。「お兄さん、何でないの?」「そうですね、伊藤園はアミノ酸がないですよね」「今、無茶苦茶、売れているらしいよ」(にわかかじりの話)。「伊藤園は、カテキン(http://www.jafra.gr.jp/katekin.htmですよ。カテキンの方が健康にいいですよ」と反撃に出てきた。

 「カテキンか。でもアミノ酸も出してよ」「そうですね」。「それだったら、これはどうですか」とトラックの中から、『おいしくダイエットサポート』(http://www.itoen.co.jp/products/diet/)という中途半端な大きさの飲み物を出してきた。「すごいですよ。天然カテキンが280rも入っています。それにアミノ酸でも疲れを取るのに一番重要なテアニン・アルギニンも入っています。おまけにカフェイン入りです。とどめにビタミンCまで入っています。180円もするんですけどね」。私には、最後の言葉が一番説得力があった。180円もするのなら、本当にまじめに成分が入っているんだろう、と単純に信じ込んでしまった(あとから調べたら、普通カプセルタイプのカテキン錠でも160r程度しか含まれていないhttp://bestshop.jp.epharmanex.com/cgi-bin/rwp/scripts/phx/entry.jsp?rep_url=bestshop&sitediv=2し、コカコーラ社の『まろ茶』にいたっては(http://www.cocacola.co.jp/products/marocha/)、「カテキン120%」増量で売っているのにたったの60rしか入っていない。

 「これ、このテラハウスの自動販売機にも置いてよ」と言ったら、「これ、自動販売機には入らない大きさなんですよ。自動販売機では売っていないんですよ」。この言葉にもまた心が打たれた。「180円」。「どこにも売っていない」。超プレミアム飲料。「お兄さん、箱ごと買うから、頂戴」。「ありがとう御座います」。「安くしておいてよ。遅れましたが、私、通りがかりのオッサンではなくて、この学校の校長の芦田と申します。いつもお世話になっています。みんなにこの飲み物宣伝しておきますから、よろしく(明らかな職権乱用!)」「そうでしたか。それではですね、25%値引きして135円でどうですか(それでも135円か、と思ったが)」「それはありがとうございます」。

 すごいことに、佐川急便の「セールスドライバー」が持っているポケコンのようなものをそのお兄さんは取り出して、一箱分(24本入り)「3240円」の領収書まで切れるようになっている(「上様」どまりでスミマセン、とまで丁寧に対応してくれる)。驚いた。この人たちは、単にドライバーなのではなくて、物を売ることも出来る体制が出来ている。「お兄さん、名刺頂戴」と言ったら、はい、と差し出してきた。「またこれがなくなったらあなたにお願いすればいいの?と聞いたら、「僕の携帯電話番号、名刺の裏に書いておきます。ここに電話してくれれば、すぐに持ってきますから」とのこと。この人、いい人だ、と素直に思った。アミノ酸がカテキンに負けたのか、それとも伊藤園のセールスドライバー渡辺幹男(『伊藤園』中野支店)さんが立派だったのか。

 もう帰りかけていたので、箱はビルの管理者の高田さんに、校長室に運んでおいて下さい、と(丁寧に)頼んでおいた。「どうしたの、こんな箱ごと買って、芦田さん」「いいの、黙って、校長室に運んでおいて。取っちゃダメよ」。

 また、明日からの学校勤務が楽しくなりそうだ。カテキン(しかも280r)+アミノ酸+ビタミンC、最強ではないか。むかし、古典左翼の用語で「プチブル的」「小市民的」という批判用語の常套句があったが、こんなにくだらない幸せ、犬も食わないくらいに、プチプチブル、少少市民的だが、しかしもともと幸せなんてくだらないものなのだから、何にだって(どんな小さな物だって)、幸せを感じることはできる。大きな幸せにこだわるから、幸福は不幸の源になるが、この程度のものに留めておく限りは、毎日楽しい。丁度、自宅のお風呂の温泉の元を“今日は”草津にしようか城崎にしようかと(数十秒)迷う幸せのように。

 みなさん、『おいしくダイエットサポート』(http://www.itoen.co.jp/products/diet/)、一度飲んでみましょう。下手な占い師よりもあなたの毎日を“幸せ”にしてくれるかもしれません。死んだ金魚にもイソジン(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=219.217.2)ではなく、これを飲ませればよかったのかもしれない。まだ家内(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=124)には間に合うぞ。


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    ┣ 239 返信: 『へルシア緑茶』には負けない渡辺さん。 メール転送 芦田宏直


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