番号 | 日付 | 題名 | 投稿者 | 返信数 | 読出数 |
1003 | 1/25(火) 00:05:04 |
Vodafone との訣別 | 芦田宏直 | 0 | 4562 |
実は読者諸氏に隠していることがある。昨年「最後の買い物」(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=374)と言って買ったVodafone 702NK(http://www.vodafone.jp/japanese/release_detail/20040922/V702NK.html)を今はもう使っていない。というのも、初期品としての欠陥(http://blog2.fc2.com/tkhs/blog-entry-94.html)が続出しているにもかかわらず、Vodafoneが交換に応じないからだ。 私の場合は、メールがたくさんたまってきて、サーバーにたまったメールを一括削除しようとすると「削除できませんでした」となる(Vodafoneのメールサービスには毎回メールサーバーとのやりとりが存在していて、これがDOCOMOユーザーには鬱陶しくてしようがない)。たくさんのメールがメールサーバーにたまると削除しなければならない。たくさんたまった12日後(買ってから12日後)、それが削除できなくなって、Vodafoneに電話をしたら修理いたしますとのこと。「交換はできないのですか」と言うと「購入されたVodafone shopでご相談下さい」と投げすてられた。 そこでVodafone shop烏山店(http://www.vodafone.jp/scripts/japanese/shop/detail.jsp?shopId=0353146626&sortType=&list=true&prefecture=%93%8C%8B%9E%93s&areaCat=%93%8C%8B%9E%28%90%A2%93c%92J%8B%E6%29&shopName=&location=)の「高野さん」(この人から買った)に電話をしたら、「交換は10日以内と決まっております」などと言われて(買うときと違って)冷たい。「10日以上経たないとわからない不良でもそうなの?」「そうなっております」「それはないじゃない?」「修理を無料でやらせていただきます」。そんなことを言われてもDOCOMOでは普通即交換だ。ずーっとそうしてきた。「あなたの上長を出して下さい」「代わりますけれども答えは変わりませんよ」「それは配下のあなたの言うことじゃない。第一、失礼でしょ、上長に対して」。だんだんこんなことを言うのがイヤになるくらいに腹が立ってきて、上長が電話口に出てくるのを待っている間にこちらから電話を切ってしまった。 私がこのやり取りでVodafoneを見限ったのにはわけがある。Vodafone shopというのは、たぶん全くの自営店であって、Vodafoneの支店ではないのだ。DOCOMO SHOPはどこであってもDOCOMOのサービスが均一に受けられるが、VodafoneとVodafone shopとのサービスの垣根は大きい、というか、VodafoneはVodafone shop自体がお客様であって(大げさに言えば、地方の名士が経営する自動車ディーラーだと思えばいい)、顧客に対するShopの裁量権はDOCOMO SHOPよりもはるかに大きい。要するにDOCOMO SHOPの店員はDOCOMOの社員だが、Vodafone shopの店員はVodafoneとは何の関係もない。 Vodafoneなんて、そもそものはじめから、DOCOMOの敵ではなかったのだと思い始めた。だいいち、Vodafoneでは「3G」携帯(http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0412/03/news054.html)だというのに、『芦田の毎日』が一気に読めない。たとえば、『芦田の毎日』374番の先の記事(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=374)でさえ、3回くらいわけてアクセスしないと全文が読めない。途中で切れて「次に」というリンクをもう一回押さないと続きが読めない。こんな不自由な「3G」があるか! Vodafone 702NK自体は決して悪い商品ではなかったが(この商品のMS-OUTLOOKとのシンクロは見事なものだった)、Vodafoneのシステム自体(販売店戦略も含めて)がおかしいのだ。 そこで私は年明けから、昨年の10月以来“保存”しておいたFOMA SH900i(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/18099.html )を再度使い始めた。やっぱりサクサク動くし、最新のSH=FOMA SH901iC(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/showcase_top/21691.html)よりははるかに格好いい、最高だ。などと勝手なことを思っていたら、やはり他社に浮気していたのが悪かったのか、この2、3日使用中電源が切れることが何度か起こって、困っていた。 私の担当のDOCOMO SHOP中野坂上店(http://www.calcom.jp/shpmgr/shop/pc/shop/index.jsp)の沼尻さんに今日(24日)電話をしたら、「もってきて下されば、(故障かどうか)20分くらいでチェックしますから」と言われた。帰りに寄ったら、チェックをしても「特に故障ではないですね」とのこと。こんなときは逆に“故障”であって欲しい。 でも間髪入れずに、「でも新しいものに交換します。まだ1年も経っていませんし」と沼尻さん。何か目の前が急にぱーっと明るくなった。「本当ですか?! ありがとう」。 というのも最近のDOCOMOの携帯電話歴で10ヶ月もの“長い”期間使っている携帯電話は、このFOMA SH900iくらいだったからだ。特にSHの新製品、FOMA SH901iC(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/showcase_top/21691.html )が思いの外サイテーの商品だったので(@アンテナが突起してしまった A液晶が2.2インチに逆に小さくなった B重くなった Cボタンのデザインがださい D全体に安っぽくなった)、私のFOMA SH900i(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/18099.html )への思い入れはかなり高まっていた。これで無料で新品と交換されるとすれば、この上ない喜びだ。Vodafone Shop の冷たさが身にしみていたのでさらになおさらだ。 Vodafone(=Vodafone Shop)は、10日過ぎただけで交換不能だが、DOCOMOは10ヶ月経ってもOK。その上、故障を証明しなくても良心的に交換。こんなサービスがどこにある! 携帯電話はNTTからDOCOMOを経て17年も使っているが、今日ほど「DOCOMOでよかった」と思ったことはない。 帰りには気持ちがよくなって、車まで洗車。ピカピカになった愛車とピカピカになった(傷一つない)FOMA SH900iが仕事の忙しさを忘れさせてくれた。イヤな月曜日がこれでふっとんだ。「イヤな月曜日」と言えば、私はレベッカのノッコ(http://www1.bbiq.jp/crew722/music/rebecca.html)が歌うMOON(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G5WZ/qid=1106574158/sr=1-4/ref=sr_1_10_4/250-5387562-0371432)をいつも思い出す。 「月曜日が嫌いと言って 心のすべてを閉ざしてしまった娘は 初めての恋に落ちた日 思い出一つも持たずに 家を飛び出して 戻らなくなった 壊してしまうのは一瞬でできるから 大切に生きてと 彼女は泣いた…」。 早速、車中のiPodからMOONを捜して大きな声で歌いながら帰路についたが、こんなに明るく歌ったMOONは初めてだった。レベッカファンに怒られそうだ。でも今日だけは許されたい。今日1月24日は「私のFOMA SH900i記念日」。 |
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