昨日土曜日は、最後の脳壁に近い奥にあるガーゼを取り出した。奥のガーゼは、前々日に取り出したガーゼ(細長い付箋の束ような形をしたガーゼ)左右4本ずつ計8本と違って、一本の長い長いガーゼ、さすがにこの長さには耐えられず抜き出すときに条件反射的に涙が右目から出たが、涙がでるほど痛いわけでもない。まさに生理反応的なものだった。
もちろん、病室を出て診察室に向かうときには、(自分で)座薬を入れ、また診察室でも左右の鼻に入念に痛み止めの塗り薬が処方されていたが、それでも生理反応が出るほどの痛さはある。しかしいい年をした男が、目からぽろっと涙を流すのは(まさに大粒の涙がなぜか右側の目からだけ口元にまで一筋落ちた)、どんな場面でも格好が悪い。
その最後のガーゼは片側だけでも25センチから30センチはある。これが1本ずつ左右の鼻の内奥に入っていた。特に左側のものは血だらけだった。右のものは、なかなか手前からの尾っぽが見えず、内視鏡を使わないと見えない様子。内視鏡を使って「あった、あった」と松脇先生。実は奥のガーゼが、手前のガーゼ(綿の固まり)と違って長く一本のものであるのは、このことと関わっており、取り逃しのないように(術後、内部に残ってしまわないように)、一本のものを奥に詰めるらしい。
このあとビニール袋に被われたステンレス製の受け皿をあごの前に手で持ち、鼻の穴からどろどろの血が出てくるのを待つ。5分くらいか。ドロドロと直径5ミリくらいの血の柱が鼻の穴から20センチくらい下のステンレスの受け皿にまで切れずに続いて流れる。右はほとんど流れなかったが、左はずーっと5分くらい続いた。
私の副鼻腔は手術後の状態としては血だらけ。かさぶたのようなものが内壁にできていく途中だと、医師の解説。そのため、現在の内服薬も以下のようなものになる。
1)フロモックス(http://www.mediclick.co.jp/servlets/MediClick/DisplayDrugsDetails?p=8096&catego=2)
これは、殺菌を殺して手術後の感染を予防、治療をする薬(朝・昼・夕1錠ずつ)
2)ムコダイン(http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/hukubikumukodain.htm)
これは、粘膜の修復を促進し、膿などを排泄しやすくする薬(朝・昼・夕2錠ずつ)
3)セレスタミン(http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se24/se2459100.html)
これは、炎症やアレルギー性を抑える薬(朝・夕1錠ずつ)
4)オノン(http://www2.ocn.ne.jp/~uo-byou2/rtra1.htm/rtra1.htm)
これは、粘膜の炎症を抑える薬(朝・夕2錠ずつ) 以上4種。