土曜日夜の我が家の定番番組は8チャンネル「めちゃ×2イケてる!」。これを見ていたら、ナイナイの岡村が「♪♪♪大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ… 」と盛り上がって唱っていた。そう言えば、そんな歌があったな、と思って私も急に唱いたくなったが(聞きたくなったが)、そこしかわからない。たしかH2Oという歌手だったところまでは思い起こしたが、そこで、インターネット。YAHOO JAPANで「H2O 大人の階段」と“複合検索”をかけてみた。なんと204件もある。真っ先に出てきたのが、「大人の階段のぼーるー って歌ってた人誰か知ってる?」(http://ms-cafe.net/bbs/?bo=2_4_3)という同じ悩みで困っている人のサイトだった。
このサイトは「消息不明アーティスト」というインデックスがあって、そこで知りたい歌手や歌名を入れると情報交換のページに移ることになっている。ありがたいサイトだ。ここでは、アニメ「みゆき」の主題曲だったこと、「思い出がいっぱい」という曲名だったことがわかった。そう言われればそうだった、と思う程度の情報だが、普通はここまでもなかなか出てこない。YAHOOで次に出てきたサイト(http://www.fukuchan.ac/music/j-folk3/omoidegaippai.html)が決定的だった。なんと歌詞と曲が付いて(最新の携帯着メロなみの)流れてくる(以下参照のこと)。ここで(探し始めて数分で)、全体の曲と歌詞がつかめた(つい唱ってしまった)。さらに、この曲が「阿木燿子 作詞 鈴木キサブロー 作曲」であったことを知る。道理ですてきな曲なはずだ。となりにいた高一の息子に、「おまえの高校の卒業式の歌は、全員でこれを熱唱しろ」と言っておいた。
H2Oの歌は、特にボーカルの声が素敵だ。透明感ではない。単に硬質なわけでもない。たぶん青春の声なのだ。
●想い出がいっぱい(作詞:阿木燿子 作曲:鈴木キサブロー)
古いアルバムの中に 隠れて想い出がいっぱい
無邪気な笑顔の下の
日付けは はるかなメモリー
時は無限のつながりで 終りを思いもしないね
手の届く宇宙は 限りなく澄んで
君を包んでいた
大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ
しあわせは誰かがきっと
運んでくれると 信じてるね
少女だったといつの日か 想う時がくるのさ
キラリ木洩れ陽のような
まぶしい想い出がいっぱい
ひとりだけ横向く 記念写真だね
恋を夢みる頃
ガラスの階段降りる ガラスの靴シンデレラさ
踊り場で足を止めて
時計の音 気にしている
少女だったとなつかしく 振り向く日があるのさ
大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ
しあわせは誰かがきっと
運んでくれると信じてるね
少女だったといつの日か 想う時がくるのさ
少女だったとなつかしく 振り向く日があるのさ