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貧乏人のための別荘論 ― 蓼科に行っていました。[日常]
(2004-08-12 06:16:21) by 芦田 宏直


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先週土曜日から夏休みに入っているが、早速、4日間蓼科(三井の森http://www.mitsuinomori.co.jp/main.html)に行って来た。老舗の広告代理店が有している別荘(ログハウス)を運良く借りることができた。ここは以前にも借りたことがあって、5年ぶりの蓼科だった。家内の短い“転地療養”の実験ということもあり(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=124)、息子の太郎も(車椅子係として)連れて行った。

世田谷南烏山の自宅を出て、中央高速を一走り。現地までは1時間半で到着。あっという間だった(「少し飛ばしすぎ」という家族の声もあったが)。三井の森(http://www.mitsuinomori.co.jp/main.html)は、蓼科の別荘地帯の中では、茅野市街から一番“手前”(低いところ)にあるがそれでもやはり涼しいし、湿気も少ない。4日間、家内は日中でも寝込むこともなく、通常の観光客と同じように動けた。特に足が張ることなどまったくなく、やはり気候の影響は大きいということがわかった(ふたたび自宅に帰ってきてからはやはり足が張るらしい)。

2日目には「白樺湖」(http://www.shirakabako.com/home/index.html)から「ビーナスライン」(http://www.venus-line.net/)、「車山高原」(http://www.kurumayama.com/)を走り、「美ヶ原高原美術館」(http://www.utsukushi-oam.jp/utsukushi.html)まで足を伸ばした。足を伸ばしたというよりも、途中、「八島ヶ原湿原」(http://www.j-all.com/yashima/)に立ち寄ろうとしたのだが、駐車場が満杯で混んでいたので、「美ヶ原高原美術館」にまで走るしかなかった。フジテレビの運営する美術館など期待してもしようがないが、このドライブコースの特長は、ところどころに平坦路があり、峠をひたすら登るという悲壮感がないことだ。絶景を充分に満喫できる。

3日目にはほとんど同じコースだが、蓼科湖(http://www.tateshina.ne.jp/pukiwiki.php?%E8%FA%B2%CA%B8%D0)から横岳山麓(http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2876/yokodake.htm)にあるピラタスロープウエイ(http://www.pilatus.jp/green/gp/gr_top.htm)を目指した。ロープウエイ乗り場の駐車場は比較的空いていたが、まずロープウエイの乗り場までに、階段が15段もある。車椅子では無理。乗り場案内に「車椅子でも乗れますか」と聞いたら、「大丈夫ですが、乗り場までの階段は大丈夫ですか」と案の定聞かれる。

車椅子同伴の今回の遠出で気づいたことは、レストランでも乗り物でも、入り口で階段のある所は入ることが難しい(当たり前のことだが)ということだ。現在の家内の足では5段が限界。どちらにしても、レストラン内の移動は車椅子が必要だから、階段で車椅子をはねつけられると面倒なことになる。足に包帯を巻いた若い女の子を背負うのなら絵にもなるが50歳近くの“おばさん”を背負っても様(さま)にならない。車椅子の人間を同伴すると“外遊”・外食にかなりの制限が生じるのだ。

そういえば、初日蓼科に着いたところで、お腹が空いていたので、適当なファミレスを見つけて車も駐車して入ろうとしたら、家内に「私どうするの?」と聞かれて、「あれ、あなたがいたのか」とわけのわからない会話をして、そばにいた息子が笑っている。家内が動けないことをすっかり忘れていた。急いで駐車場を出たが、おいしそうなそば屋が道沿いにたくさん並んでいた。「あそこも階段があるね」と通過したところがたくさんある。身障者歓迎と札が下がっている店も入る気はしないが、さりげない配慮があると助かる。

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