私が人質にされた子供の親なら、まずこう言う。「馬鹿息子がご迷惑をおかけしました」と。「私は最後まで反対したのですが」と続ける。「幸運であることを祈るばかりです」が、結論だ。これ以上親として何を言うことができるのだろう。
そもそも彼らが、尊敬に値する仕事(奉仕活動)をしていたのはこういったことになっても(=暴徒に人質にされても)責任を他人になすりつけたりしないことからにちがいない。“普通の”人間は、こうなったときに他人のせいにしたがるから、そういったことをしないのだ(そういったことができないのだ)。
何が自分の存立の基盤であるかを忘れている者たちばかりが、ボランティアをやりたがる。困ったことだ。