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レクサスGS430に乗ってきた ― レクサスブランドの威力はいかに?[商品批評]
(2005-09-11 15:28:08) by 芦田 宏直


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トヨタのレクサス店(http://lexus.jp/)が世の中を騒がしている。TOYOTAという“ブランド”を一切使わずに、「レクサス」という新ブランドで通すらしい。価格は最低でも600万円以上、来年には1000万円のレクサスが登場。ベンツ、BMWの客層を狙う。

少子高齢化を迎えて、マーク?(マークX)を10台売るのと「レクサス」1台売るのとは利益幅がほとんど同じ、だから少量で生き抜く戦略としては高級車しかない、ということらしい。わかりやすい話しだ。

そのためには、店構えから、営業マン(の顧客対応)まで“高級”でなければならない。“レクサスカレッジ”まで作って社員教育を徹底。2000名を越える全国のレクサスディーラーの営業担当を富士スピードウエイに呼んで、レクサス試乗会を開催。さらには女子社員には左ハンドルの車庫入れの練習までさせる徹底ぶり(ベンツ、BMWで来るであろうお客様が当然のことながら左ハンドル車であるため)。

こんな徹底ぶりは、トヨタにしかできないだろうが、TOYOTAが本当にベンツ、BMWと比肩しうる高級車を作ることが出来るのか。私には大いに関心があった。アメリカではすでにベンツ、BMWの高級車シェアーを抜いているらしいが、機能主義的なアメリカ人に“高級車”がわかるわけがない。だから機能とはもっとも縁遠いクルマ、BMWアルピナはアメリカでは(アメリカ人には)一切販売していない。

そこで、ぜひトヨタ日本文化論の象徴であるレクサス(=あるいは日本的な「高級」思想の象徴であるレクサス)に試乗しようと思って、レクサス荻窪(http://lexus.jp/shop/dealerinfo.do?dealerCode=23662)に電話をしてみた。

電話をしたら、35〜40歳前後(?)の男の人が出た。

「レクサス荻窪って、どこの通り沿いにあるのですか」

「環8沿いにあります」

「環8ですか」

「高井戸の方から行けば、どちらがわにありますか」

「高井戸って? 高井戸って、どこでしょうか」

「あなた、環8沿いにあるレクサス荻窪店の受付の電話を取って、高井戸がどこにあるのかわからないの」

「すみません」

「高井戸がわからないのなら、環8を南から北上すればどちら側?」

「左側です」

「わかりました」

「それじゃあ、ついでに聞くけれども、荻窪駅から歩いてどれくらい?」

「走れば、2、3分です」。

「走れば?」(思わず私は笑ってしまう)

「走れば、って言ったってどれくらいの速さで走れば、2、3分なの? 歩く速さの差よりも走る速さの差の方が大きいから、それは目安にはならないよ」

「歩いて5分から10分くらいです」

「それもなんだかわからない誘導だね。徒歩で5分と10分じゃかなり違うよ」

「スミマセン」

「わかりました。また出直します」

当分の間、試乗は先に延びそうだ、と思っていたら、今日(土曜日)、学校見学会の後、やはり気になって高井戸インターを下りて、おもむろに荻窪方面にハンドルを切った。

2日前から、わが校の自動車系の先生たちと勉強のためにもみんなで行こう、と伝(つて)を頼って試乗のチャンスをうかがっていた。

わが校エンジンメンテナンス科(http://www.tera-house.ac.jp/course/car/en/index.html)の今城科長からトヨペット中野の袖山さんを頼り、レクサス荻窪の立山さんを紹介して頂いた。レクサス荻窪店はトヨペット店が出店しているらしい(レクサス店はトヨタ店、トヨペット店、カローラ店からそれぞれ再構成されているとのこと)。

ところが、その「立山さん」の名前を忘れてしまって、「袖山さんからの紹介で」と言っただけではやっぱり「12日からでないと試乗は出来ません」と断られてしまった。「試乗車は荻窪店にあるのですか」「ございますが、12日以降でないと一般的な試乗はお断りしております」とのこと。「なんとか店内だけでも5メートルくらい試乗できませんか。5メートルも走ればわかることはわかると思うので。いずれにしても今から10分以内にそちらに伺います」と車中から連絡を取った。

レクサス店は環八外回り沿い、JR中央線を600メートルくらい北上したところにある。

店の前に着いてハンドルを左に切ると、驚いた。8人くらい(それ以上かもしれない)の人が店のアプローチ(店外)で迎えてくれる。どこで止まればいいのかもわからないくらいアプローチが広い。下りると私の車の鍵を預かろうとする人がドアに近づいてきて「お車をお預かりしてよろしいでしょうか」と言う。「お預かりって?」と聞くと、クルマ専用のエレベータで屋上かどこかに持っていくらしい。左前方にそのドアがある。私の愛車は誰にも渡したくない。「それは困ったな…」という顔をすると「それでは、そちらにお止めください」となかなかタイミングのよい対応。「わかりました」と入り口の近くに止めさせて頂いた。そんな路上駐車のようなことは滅多にしないが、8人も関係者がいる駐車場ならまず安心だ。

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