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田中さんと会っていましたが、原稿も書き上げました。[日常]
(2003-10-11 02:22:48) by 芦田 宏直


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田中さんからの(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=154)、あっという間の再会についてメールが届きました。ご紹介します。

田中さん、私はあなたと会った後、「明日に入稿できませんと、この号はお休みになってしまいます。何とかお願いします」と例の突然のメールを受け取り、そのカレッジマネジメントの編集長に、「ただいま神戸シェラトンホテル。明日の講演原稿を練っているときにショックなメールが来ました。(入稿は)明後日の朝(金曜日の朝)ではダメですか?」とメールを返信をしました(水曜日の19:48)。そうしたら、直後に「では、明後日(金曜日)の朝ということで。ご講演がうまくいきますように」と返ってきました(20:34)。もう、超ショック。今回は連載を見送りましょう、なんて返事が返ってくるのを半分以上期待していたのですが、待ちます、ということですから、要するに死んでも書け、ということ。脱稿したのは、神戸から自宅に戻った金曜日の朝、4:00過ぎでした(まだ外は暗い朝4:00ですよ!)。それもあなたとの再会の記念に掲載しておきます。

なお、講演はとりあえずは大成功でした。40人前後の参加者の内、15名くらいの方との名刺交換も出来(あまりこういうのは得意じゃないのですが)、多くの経営者(の後継者)とのあらたなネットワークを形成できたと思います。すでに今日の夜中にも参加者の千葉の専門学校の方から以下のメールが届きました。「このたびは大変お忙しい中を神戸までお越しいただき、非常に示唆に富んだレクチャーをしていただきまして誠にありがとうございました。あつかましいお願いとは思いますが、近いうちに教務の責任者と一緒に先生のお話を聞かせていただきたいと存じます。その節はよろしくお願いいたします。とり急ぎお礼まで」。ありがたいことです。

 芦田先生

 昨夜は本当に二十数年ぶりにお目にかかることができ感激いたしました。話しはじめると以前にお会いしたのがほんの数年前のような気がしましたが。「芦田の毎日」にも書いておられないようなオフレコの話も聞かせていただき楽しい再会のひとときでした。

 でも先生はそのあと講演の準備のみならず『カレッジマネジメント』の原稿まで督促が来て大変だったご様子、それなのに時間を割いていただきありがとうございます。おまけにその間隙をぬうように「芦田の毎日」まで更新されるなんて「さすがだ!」と唸りました(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=208.207.1)。せっかくの神戸も新幹線の新神戸と六甲アイランド(人工島)の往復のみでご帰京(せめてものおみやげは100万ドルの夜景?)でしたね、今度はぜひもっとゆっくりとお越し下さい。

 おっしゃってたように「本が出ない出版社」なんて意味がありませんので企画をどんどん展開して参ります。また相談にものって下さい。「芦田の毎日」シリーズ第一弾! 『校長の仕事』、売れますよね? 内田樹氏(http://www.logico-philosophicus.net/profile/UchidaTatsuru.htm)も場合によっては先生のお名前ださせていただいてよろしいでしょうか?(もちろん依頼内容は立案のうえですが)それでは失礼します。田中

 

 追伸:先生、さすがにリクルートの定期刊行物の原稿締め切りを一週間以上も延ばされると編集者は泣きそうになりますよ(同情してしまいます)。

以下が、金曜日の朝4:00過ぎに仕上げた原稿のすべて。田中さんが言うように「編集者は泣きそうに」なっているかもしれませんが、でも私も泣きそうでした。神戸の感傷に浸る間もなく、夜明けを迎えてしまいました。

●「社会人市場をいかに取り込むか」連載? 「e-ラーニング」の意味(2)

社会人教育と学生教育の一番大きな違いの一つは、学生教育は体系的だが、社会人教育は必ずしも体系的とは限らないということである。その意味は、社会人は主には仕事上の経験の必要から学ぶべき課題をあらかじめわかっている、ということである。したがって、場合によっては、その学習は、極めて部分的、断片的であったりもする(それゆえにこそ重要だというように)。一言で言えば、学生教育は受容的だが、社会人教育は目的的なのである。

だとすると、社会人教育を供給する側の課題ははっきりしている。まず、何が学べるかを明示すること。何が学べるかだけではなく、どの程度に学べるか(内容のレベル)、どういった方法で学ぶのか(学び方)、どれくらいの日程・時間で学べるのか(スケジュール)、そういったことが、学生教育よりははるかに正確に提示されていなければならない。

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