< ページ移動: 1 2 >
昨日(28日金曜日)の夕方からやっと個室が空き、個室に移りました。本人はいたって元気。まだ雲の上を歩いているような感じは残っていますが、一人ですべてできます。早くて来週中くらいには退院できるとのこと。桜はもう散っているかもしれませんが。
今日はその個室に初めて行って来ましたが、やはりこれまでの6人部屋と違い、快適です(ただし向きは東向きで「広尾ガーデンヒルズ」(http://www.mitsui-hanbai.co.jp/rehouse/realplan/shops/rpc/azabu_c/hiroo/hiroo.html)の「ウエストヒル」(「広尾ガーデンヒルズ」の中ではそれほど豪華ではない仕様の3棟)しか見えない。桜の木もここからでは少ししか見えませんが)。
実は、最初に入院したときは、個室が空いていないばかりではなく、神経科のベッド自体がなく、婦人科(5階)の相部屋にいました。そのときには、窓側で南向き、まだ若い患者もいて、本人も個室でなくてもいいかな、という感じで元気でしたが、25日(火曜日)から神経科のベッドが空き、6階の6人部屋に移りました。これがいけなかった。周りは、老齢のご婦人ばかり。お昼はあちらこちらの痛みでやかましい。夜は、いびきの大合唱で眠れない。まだ仲良くなれていなかったということもありますが(こういった“騒音”問題のほとんどは、人間関係に起因していますから)、「眠れない、これじゃ治るものも治らない」と夜中に「メール」が来ていました。
私は、あなたのふるさとの「田舎のカエル」の鳴き声よりは静かなはず。「それに、自分も歳をとったらそうなるんだと思って生態学的に観察しておけば」と言っておきました。木曜日あたりには少し仲良くなってきたみたいですが、その矢先の個室移動となりました。この個室は一日2万円かかります。家内は社内に来る「保険おばさん」(元社員の「太田さん」という人)から入院保険一日1万5千円のものに入っていましたから、実質的な差額ベッド代は5000円/日。これくらいはしようがありません。
以前にもこの差額ベッド代については触れましたが(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&search=%8b%d9%8b%7d%93%fc%89%40&mode=and&v=379&e=msg&lp=379&st=0)、入院時のおける個室環境について、もう一度整理しておきます。
1)何よりも連絡が自由に取れる。通常、病院では携帯電話が使えない。これは電磁波問題というよりは、相部屋問題。相部屋では一人が話し始めると、次々とそうなり、やかましくて療養どころではなくなるから、というのが禁止の実体。メールの入力音さえ病人にとってはやかましいため禁止されている。個室であればこの問題は解消される。たしかに病人にとって、外部との連絡は、かえって療養にならないという問題もあるが、家族との自由な連絡はそれ以上に価値がある。
2)トイレやシャワー(バス)が自由にゆっくりとできる。これも大切なことだ。
3)病院食以外の食べ物(果物や差し入れ)が自由に食べられる。自分だけで食べるのも気が引けるし、食べる音がするのも気になる。
< ページ移動: 1 2 >