春先は、なぜか落ち着かない。卒業式、入学式などでばたばたするし、式辞が終わらないと何をやっても落ち着かない。ことが終わったり、ことが始まるときというのは、いつでも不安定になるものだ。飛行機の離発着に似ている。
そんなこともあって、また携帯電話を変えたい誘惑に駆られている。
昨年2月に19年間使い続けたドコモを封印し、AU東芝のW52Tに変えたことは以前報告したが(http://www.ashida.info/blog/2007/02/_auwt.html)、その後8月にそのバージョンアップ版W54Tに機種変更。今はそのW54Tを使っているが、何の不満もない。いい携帯電話だ。おそらく昨年の2月に発売されたW52Tの出現によって、FOMAを捨てた人はかなりいたのではないか。それくらい、この東芝のWシリーズは説得力のある商品だった。
しかし、まもなく(3月28日)、ソフトバンクから922SHが発売される。
これは「フルキーボード付き携帯電話」だ。わざわざダサイ言い方をしたのには訳がある。今では「スマートフォン」と呼ばれる携帯電話があり、それらの携帯はWindowsMobile OSで動いている。ところが、これらの「スマートフォン」では、従来の携帯サイトの豊富な、かつ安価でスピーディーなサイト利用が出来ないし、携帯メールも利用できない。全然「スマート」ではない。
それにWindows Mobileは、OSとしてはサイテーのでき。重くて重くてとてもMobileとは言えない。ちょうどザウルスがリナックスザウルスになっていって、従来の電子手帳派が逃げていったのと同じようなものだ。それ以前のザウルスは何をやってもサクサク動いていた。
したがって、モバイル派が本来望んでいたのは、今の携帯電話(携帯端末)にフルキーボードが付いたものだった。
今回の922SHは、そんなユーザーの声を代表したものだ(もちろん、PCサイトもフルブラウザ・定額5700円で利用できるが)。
まず、モニタ画面は、なんと3.5インチ。解像度も480×854。ワイドVGA仕様。