by 薩摩の親父(2007-09-22 17:01:05)
毎日、興味深く拝見しております。
鹿児島の薩摩隼人ならぬ、薩摩の親父ですが、初めての便り(メール)失礼致します。
私の脳細胞では、難しいことはよく解りませんが、幅広く、忌憚のない、核心を衝いた日々のブログを楽しみにしている一人です。
そんな中、”高橋真梨子“の名前が飛び込んでき、深く考えもせず、ついつい、感想文(になっているかどうか?)
という行動に出てしまいました。
いつも、パソコンの前で「ふんふん・・・なるほどなるほど」とか、「う〜ん、それはちょっとな〜」とか言いながら、納得したり、ちょいと首をひねったりしているだけの一読者であり、芦田氏の的確な批評・説得力・想像力の前では、恐れ多くて、生半可なコメントなど書けるものでもなく、書こうという気にもならなかったのですが、 “高橋真梨子”という女性が、背中を一押ししてくれたようです。
それほど、好きな女性の力は偉大である・・・ということでしょうか!
と言う訳で、「芦田の毎日」に相応しくないところは何卒ご容赦くださいませ。
BLOG「芦田の毎日」には、最初、拓郎&かぐや姫(つま恋コンサート・2006)での、拓郎&中島みゆき「永遠の嘘をついてくれ」から、寄らせて頂きました。
拓郎・かぐや姫・中島みゆき・・・も、もちろん嫌いではないのですが、コンサートを見に行く、と言うほどでもなく、”ファン“というのであれば、やはり「高橋真梨子」でしょうか。
若い時はそれ程気にもしてなかったのですが、10年程、彼女のコンサート放映を見てから、なぜか、生のコンサートに行きたくなり、それから毎年、福岡や友人のいる神戸(鹿児島はここ数年なし)などに短い足を運んでいます。
その10年前と比べても、と言うより、年を重ねる毎に魅力的になっていくのは何故なんでしょうか・・・ネ!
不思議な女性です。
ヘンリー広瀬という良き伴侶を得て、ステキな年の積み重ねをしているんだろうな〜・・・と。
もちろん容姿だけでなく、素晴らしい歌唱力に益々磨きがかかり、テクニックは向上するとしても、声帯などは衰えないのでしょうかね。 日々、それなりの管理、鍛錬があるんでしょう。
以前NHKで、渡辺真知子が“for you”を歌っていましたが、やはり、なんか違うな〜と感じたものです。
彼女も歌はうまいし、プロですから人真似をしないのは当然ですが、ただ大きな声(?)で歌っている(芦田氏のような的確な分析・批評が出来ないッ!)という印象でした。
繊細で、しなやかな中にも心の奥底にズシーンと響いてくる迫力は高橋真梨子ならではでしょう!
「まだ、歌っていたの・・・?」というケシカラン輩がいますが、テレビには、まったくと言っていい程出ない(2006年の初め、NHKの<高橋真梨子:Song For You>という特番4回に出たのが最後じゃないかな?)ので仕方ないかと思っています。
今でも、大都市での年末ディナーショーを含め、年、50回程のコンサートを開き、チケットも完売がほとんどで、今、最もチケットを取りにくい歌手にも挙げられています。
会員は、半年ほど前から優先予約があり、毎年、東京国際フォーラムのチケットを友人にプレゼントしているのですが、会員でも2階席しか取れなかったこともありました。
旦那さんのヘンリー広瀬をはじめ、ヘンリーバンドというオジサンバンド(?)のパフォーマンスも一見の価値がありますよ、是非、一度足を運んでみて下さい。
星野仙一氏(北京オリンピック野球・日本代表監督)も彼女のファンということで、年4回届く「ペーパームーン」という会報(9月号)の中にも彼の言葉が掲載されています。
『高橋真梨子の歌には、「やさしさ」「せつなさ」「いとしさ」そして「人生」が詰まっている。
人間としての感情をおだやかな色気で歌い上げる彼女の声を聴くと、涙が出てくる・・・いつまでも、いつまでも、僕のために歌い続けて欲しい』なんて言ってます。
また「現代のVOCALIST」は・・・小田和正・吉田美和」というのも共感。
ミスチルの桜井は、レコード(今はCD!歳が分かる?)を買うという程ではないのですが、今夏、NHK・BSでのユーミンとのコラボ・Golden Circle(寺岡&ゆず&桜井)は圧巻でした。
もちろん、高橋真梨子のことだけで書いた訳でもありません。(それがキッカケになったのは本音ですが)
奥様の病気のことも・・・。
家内ではありませんが、奥さんが癌を患っている友人も周りにいるものですから。
もちろん、実生活での人には言えないご苦労を、全国の不特定多数の人達に配信するブログというものの中に、
心の奥底の襞まで全て表現されているとは思いませんが、「カーオーディオ・・・家内の退院」( http://www.ashida.info/blog/2007/09/cdwav_160gb.html#more でのやり取り等は、男の意地みたいなものと、奥様への深い愛情を感じ、涙腺ウルウルものでした。
大病を患っておられる人が久しぶりに退院して、車の中から見える元気な人の流れや日常の空気に触れ、そして自分の健康のことを色々考えるにつれ、そんな中、元気を与えようとし、明るくあれこれ演出してくれる夫のもがきみたいな叫びも上の空・・・。
夫婦だからこそ、夫婦でさえ、これ以上何も言えない、という心情を察すると・・・。
なかなか、その通りにいかないのが世の常ですが、「女性は男性より先には死んではならない」( http://www.ashida.info/blog/2006/03/post_130.html )というのもそうです。
先程の闘病中の友人の奥さんを初め、他にも奥さんに先立たれた知人ありで、後に残された男の寂しさ、辛さ、弱さをそれなりに受け止めている昨今です。
映画は、最近はあまり・・・ですが、1950年代の「ライムライト」という映画の中で、チャップリンが言っている
「courage imagination and some money」と言う言葉が妙に気になっています。
「courage」も「imagination」もそんなになく、せめて「some money」ぐらいは・・・と願っているのですが、これもままならぬ我が人生です。
本は、乱読というのでしょうか、その時々で気になったものを何でも読んでいますが、歴史物も好きで、最近は塩野七生の「ローマ人の物語」(全15巻)を読んでみました。
そうそう、パソコンと言えば、近々Dellの「Inspiron 530」を購入予定です。
色々と参考にさせてもらいました。
今は、Windows XP 搭載がそれぞれ選べるようになっていますヨ!
芦田氏の影響もあったのではないでしょうか!?。
私自身、日々、後悔・反省・学習の繰り返しであり、年を重ねるごとに失っていくものも多いのですが、その反面若い時には見えなかったものが見えてくるという副産物もあるようです。
あれやこれや、人生における考え方や実際の行動レベルは全然違いますが、人間の喜び、哀しみ、強さ、弱さ・・・全てを受け入れながら、日々のささやかな出来事の中に大きな喜びを見出せるよう“前向き”に生きたいものです。
これからもブログ、楽しくそして意義あるものとして拝見させて頂きます。
末永く続けて下さいますよう。
入学式・卒業式式辞なども、全て印刷して、時折、子供たちに送る小荷物の中にも入れております。
長々と、取り留めのない、ほとんど高橋真梨子のそれで終わったようです。
そして今回は「徳永英明」のテーマなのに、一回も彼のことをコメントしてなかったようです・・・スミマセン。
なんせ、『高橋真梨子・・・100年・・・』それだけで飛び込んだようなものですから。
多分、真梨子ファンは許してくれるでしょうが、そうでない方申し訳ありませんでした。
ここにもアホなファンが一人いたもんだ、そして最初で最後、ということでお許しくださいませ。
明日23日、福岡サンパレスでの<高橋真梨子コンサート>行って来ます!
最後になりましたが、芦田様・奥様の御身体、遠きよりご祈念申し上げます。
高橋真梨子ファン〓薩摩の親父 拝
by うさぎ(2007-12-07 00:50:26)
VOCALIST、そんなにだめな歌ばかりですか?
私は3しか持っていないけど、まあまあじゃないかな。
徳永英明の「壊れかけのRadio」が好きです。
ドラマの主題歌だったときに初めて聞いて、すごくいい歌だと思いました。
今はあの頃と比べて、歌い方がおとなしくなってしまったような気がします。
それが残念。あの叫ぶような歌い方が大好きだったのに。
でも、昨年の紅白歌合戦では、あの歌い方にちょっと戻ってた感じで、良かった。
もっと自分の歌を歌ってほしいです。
by keikookeiko(2008-01-25 02:45:24)
59才 無職 女性です。
徳永英明の レニーブルーという曲 最近はじめてテレビで聞きました。
時代にのり遅れること30年、徳永英明に興味がわき、その関連からこちらに参りました。
たしかに彼の歌は言葉がすこし聞き取りにくいのですが、あの甘くしゃがれた声は、他の歌手にはないセクシーな響きがあると思いました。
先生は男性だから気づけないのかもしれませんが、60前の塾年女、それもセクシーという感覚なんかとっくに忘れていた女の心をわしづかみされたような感じです。
人の声に震えたのはパバロッチィ、小田和正、くらいです。
それよりも芦田先生がとてもお忙しそうなのに、1曲づつ点数とコメントをつけられているのが面白くて、つい笑ってしまいました。 面白い人だなと思いついでに(すみません) 他の文章をよませて頂きました。
さすが哲学者、すごい分析能力、とてもためになりました。
専門学校の就職活動出陣式のご挨拶。こんな先生のいる学校へ行きたかったとおもいました。
by ashida(2008-03-02 00:16:54)
ミクシィ(MIXI)の同記事への書き込みから転載。
●Pさん(2007年09月17日 19:46)
20年間、徳永英明さんのファンをしている者です。
興味深く読ませてもらいました。
「彼は歌をイメージとして捉え切れていない」というところ、残念ながら共感する節があります。
ダメなところを沢山書いてますが、いいところはひとつもないですか?
それから、徳永さんはもう随分前にタバコはやめたみたいですよ。
●Pさんへ:芦田(2007年09月17日 20:17)
びびります。「20年間」ファンの方なんて、私のこの書き方は失礼そのものでしょう。スミマセン。
では、いいところを書きましょう。文中でも書きましたが、昨年の紅白は本当にすばらしかったと思います。私はあのときに徳永を見直しました。だから、今回も聞きたくなったのです。それに「シングルアゲイン」や「やさしいキスをして」なんて、名作中の名作をアレンジするというのも企画の勝利です(これは徳永を褒めたことにはならないか…)。
たばこの件は、私は詳しくはありませんが、でも歌手なら吸ってはいけませんよ。特に彼の微音は、全く生彩がありません。過去であれ、たばこの影響があったのでしょう。
●再度Pさん(2007年09月19日 18:47)
>私のこの書き方は失礼そのものでしょう。スミマセン。
いいえ、とんでもありません!
14歳から徳永英明一筋で、客観視できなくなっているので、すごく勉強になりました。そして、共感するところも多々ありました。
でもこの声が止まる、響かない歌唱が好きなんです。
もしも伸びて響く声だったらファンじゃなかったかもしれません。
完璧すぎないところがいいって・・
こんなの笑われますね〜きっと。
紅白の徳永さん、褒めていただき嬉しく思います。
ならばライブの徳永英明はもう少し良い点数がもらえるかもしれません。
ライブでは「届く歌」を歌ってると思います。
>VOCALISTシリーズは企画の勝利
私もそう思います!(残念ながら・・)
●再度Pさんへ:芦田(2007年09月19日 21:38)
徳永の良いところを今また思い出しました。バンビのようなかわいい顔と弱々しいけれども愛くるしい笑顔です。ライブではここを堪能できるのでしょう。
でも同時に、嫌いなところ=許せないところもあります。彼の歌い方をじっくり聞いていると、こう歌ったら受ける、こう歌ったら女性に受けると感じる箇所がいくつもあります。許せない。もっと歌の中身に入り込まないと。歌は歌のために歌うべきであって、聞き手を意識したらもう終わりです。ここも徳永のダメなところです。と言っても大概の歌手は歌のために歌うことができていませんが。
ところで、私はこの徳永事件で、いやなことに気付きました。徳永が歌ったドリカムの「やさしいキスをして」を、こんなにひどい歌ではなかったでしょう、と思いながら、ドリカム自身の(=吉田美和の)「やさしいキスをして」を久しぶりに聞きました(昨日から聞き続けています)。
やはりすばらしい歌だなと思いましたが(何回聞いても涙が出てきますが)、しかし吉田美和も往年の声がもう出ていない。初期の作品しか聞き続けていない私からすれば、収録時、風邪を引いていたとしか思えない。声につやもなければ、微音も歌いきれない。「なにもかも」なんて箇所は聞いてられない。今も思わずそこで聞くのを止めました。「SAYONARA」「眼鏡越しの空」「The signs of Love」を歌った頃の吉田美和はそこにはいない。もはや技術でしか歌っていない。
でも徳永にこの差異はわからないでしょう。わかっていたらとっくに歌手を止めている。ドリカムも「DELICIOUS」「LOVE UNLIMITED∞」(1996年)頃までが限界だったのでしょう。
色んな意味で私にはつらい徳永VOCALIST事件でした。
●再々度Pさん(2007年09月20日 22:09)
>徳永の良いところを今また思い出しました。バンビのようなかわいい顔と弱々しいけれども愛くるしい笑顔です。ライブではここを堪能できるのでしょう。
堪能できるのは10列目くらいまでの席の方たちだけですが・・そういう人も多いと思います。ライブのときは弱々しい笑顔も、けっこうがむしゃらです。そういう歌を堪能してます。
>こう歌ったら受ける、こう歌ったら女性に受けると感じる箇所がいくつもあります。
う〜ん、否定できないのが辛い。このVOCALISTシリーズはオリジナルとはまったく違う姿勢だなと思います。技術を意識しすぎなところがあると思っていました。しかし、彼のオリジナル全てがこういう歌い方ではないのです。芦田さんは、徳永さんのオリジナル聴いたことありますか?「honesto」「愛をください」というアルバムは徳永英明の世界がよく表現されていると思います。それらの作品も批評していただけたらとても興味深いのですが。
芦田さんのお話をきいてみて、自分がいかに徳永英明以外の音楽に触れてこなかったかがよく解りました。ドリカムの全盛期の曲名を見ても全然わからない・・良い機会なので、今さらですが聴いてみようと思いました。
いろいろ気づかされる点が多く勉強になりました。
芦田さんにとってはつらいVOCALIST事件でも、世間では心を動かされてる人が沢山いるのが現実ですよね。
ちなみに、20年ファンの私の心はこのシリーズでは動きませんでしたが(爆
でも、徳永英明はやっぱり好きです。
●Pさんへ:芦田
Pさんのような本物のファンを持って、徳永さんは幸せ者ですね。大概の徳永ファンは、私の批評を認めたがりませんが、「VOCALIST」を擁護する徳永ファンは、徳永さんのいいところを分かっていないような気がします。Pさん、徳永さんを大切に守ってあげて下さい。
by 59歳 主婦(2008-03-08 20:45:44)
先に 投稿した 59歳主婦です、 vocalist から 徳永ファンに なったわけでは 無いのですが、奇しくも時が一致してしまった、 新しいファンの一人です。 ですからPさん のような時の重みはないのですが、 vocalist より オリジナル曲のほうが 何倍もいいのは すぐわかります。
こう 歌ったらうける というのは 小田和正の歌によりかんじますし、またそう計算して そうできるのはエンターテナーの実力のひとつにしか過ぎないわけで、芦田先生が どうしてそういう 批判をなさるのか わかりません。
私は たまたま 10年まえの 徳永のレイニーブルーと 44歳の 時の国際フォーラムの ライブをよく聴きますが、 高音がきびしいな と感じても微音にこそ 魅力があると思います。適切な表現ではありませんが 口の前に セロファン紙をはって 響かせているような 微妙な音の揺らぎこそが彼の魅力です。
VOCALISTは 企画の問題で 徳永の歌をどうこういう 対象ではない 気がします。
ちなみに 吉田美和 や 小田和正が 同じ企画でカバーしても 同じ結果か それ以下でしょう。